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売上前年比150%を実現したRTB Houseとは?“深層学習”を活用した広告配信の仕組み・事例を解説

既存広告を止めずに売上の上積みを実現できる「RTB House」。
ダイナミック広告の成果が頭打ちになっているEC担当者さまに向けて、新たな「次の一手」となるRTB Houseの活用法を事例を交えて解説します!


「CriteoやGoogle P-MAXの成果に伸び悩んでいる」
「媒体側の最適化に頼りきりで、次の一手が見つからない」 

EC広告を運用する担当者様から、こうした悩みを聞くことが増えています。
既存のダイナミック広告は売上の柱ですが、いつまでも同じ成果が出続けるとは限りません。

もし、今運用している広告を止めることなく、売上の上乗せを狙えるとしたら? 

その切り札となるのが、独自開発した深層学習(ディープラーニング)AIアルゴリズム深層学習を活用した広告媒体「RTB House」です。

実際に売上前年比150%を達成した実例もあります。今回は、低予算から検証可能になった最新の導入方法や活用術を、事例とともに詳しく解説していきます。

📝本記事でわかること

  • RTB Houseの深層学習を活用した配信の仕組み

  • RTB Houseの特徴とCriteoとの違い

  • 別媒体と併用する意義

  • Self-serviceの配信事例

  • 配信前に確認したいポイント


深層学習を活用した広告配信プラットフォーム「RTB House」とは 

RTB Houseは、2012年にポーランドで創業し、世界90以上の市場でサービスを提供しているパフォーマンス志向のデマンドサイドプラットフォーム(DSP) です。 日本国内でも多数のEC・大手ブランドで導入されています。

データフィードを利用して配信を行うため、Criteoと比較されることが多いです。

△掲載イメージ
株式会社ナチュラム様(*2026/7/29時点)
△配信面
画像引用元:【媒体資料】RTB House Retargeting Mastersheet

RTB Houseは、ユーザーの行動に関する複数のシグナルからコンバージョンに至る可能性を予測し、入札や広告表示を最適化します。こうした配信判断の違いによって、既存媒体とは異なる配信機会が生まれます。

Criteoとの違いは記事内にまとめています。


Self-serviceの登場により配信ハードルが低くなる


RTB Houseを配信するには「月額50万円以上の配信」と「媒体審査の通過」という、大きくわけると2つの条件がありました。そのため、配信を検討していたものの、条件面のハードルから導入を見送ったケースも少なくないはずです。

そこで2026年3月に登場したのが、セルフサービス型プラットフォーム「rtb.com(以下、Self-service)」です。今までネックとなっていた配信金額の縛りがなくなり、少額から効果を検証できるようになりました。

RTB Houseには2つの運用プランがあります。一つは、専属チームが運用を代行する「Full-Managed」モデルで、最低出稿金額は月額50万円以上、加えて掲載可否審査があります。もう一つは、新たに追加された「Self-service」モデルで、代理店や広告主自身で運用を行うことができます。

参考:RTB House公式資料「Self-Serve Platformのご案内」
※掲載画像は、公式情報を基にAIで生成

Self-serviceの最大のメリットは、最低出稿金額の制約がなく、手軽に開始できる点です。これにより、これまで予算規模の面で導入しづらかった広告主様でも、リスクを抑えてスモールスタートでの検証が可能になりました。 

なお、Self-serviceの掲載可否審査は基本的にはありませんが、サービス内容によっては以下のように配信できないものもありますので、媒体側に配信可否の事前確認をすることを推奨します。 

参考:RTB House公式資料「Self-Serve Platformのご案内」
※掲載画像は、公式情報を基にAIで生成


配信事例

①Criteoとの並走配信で、売上が前年同期比150%に


▍案件概要

株式会社ナチュラム様 ECサイト
https://www.naturum.co.jp
アイテム数20万点以上を誇る世界最大級のフィッシング・アウトドア専門通販ECサイト

▍導入背景
Criteoの成果が伸び悩むなか、新たに提供開始されたRTB House(Self-service)の配信を開始しました。 

▍配信実績

Criteoのみを配信していた2025年4~5月と、RTB Houseを並走配信した2026年4~5月を比較した結果、売上は前年同期比150%を達成し、ROASは5%上昇しました。

既存媒体を止めることなく成果を伸ばせたことから、RTB Houseは売上の上積みを狙う補完施策として有効だと考えられます。


②既存媒体より低いCPCでサイト流入を拡大 


▍案件概要

  • 業種:アパレル

  • 検証内容:RTB House・別媒体のダイナミック広告の「eCPM」「CPC」「Googleアナリティクス上のROAS 」を比較

  • 検証期間:1か月

アパレルECにおいてRTB Houseを追加配信。別媒体のダイナミック広告と比較した結果、eCPM(広告表示1,000回あたりに発生する費用)は約50%、CPCは約40%低い水準となりました。

より低い配信コストでユーザーとの接点やサイト流入を広げられたことから、集客施策としても有効だと考えられます。

一方、費用対効果を示すGoogleアナリティクス上のROASは、別媒体のダイナミック広告が上回りました。

ただし、別媒体は3年以上配信実績がある(機械学習に必要なデータが十分に蓄積されている状態)のに対し、RTB Houseは配信開始からまだ1か月です。現時点ではROASに差があるものの、低コストでサイト流入を拡大できており、第2のリターゲティング施策として検証する余地があります。


既存媒体と併用するメリット

RTB HouseとCriteoの違い 


RTB HouseとCriteoはいずれも優秀なダイナミックリターゲティングプラットフォームですが、テクノロジーと配信戦略には大きな違いがあります。

Criteoは、豊富なコマースデータとAIを活用し、ユーザーと商品を結びつける広告配信を強みとしています。リターゲティングに加え、新規顧客の獲得にも幅広く活用されています。

一方、RTB Houseは、深層学習を技術基盤に統合している点が特徴です。ユーザー行動に関する複数のシグナルからコンバージョンに至る可能性を予測し、入札や広告表示を最適化します。 Criteo同様、認知から興味・検討、購入までフルファネルでの広告配信が可能です。

両者は配信ロジックやユーザー評価の方法が異なるため、どちらか一方に置き換えるのではなく、併用することで新たな配信機会や成果の上積みにつながります。


他媒体とのコンバージョン重複は起きるのか


RTB Houseの導入時に懸念されるのが、既存のダイナミック広告とのカニバリゼーション(売上や配信機会を奪い合うこと)です。

RTB Houseは独自の深層学習を活用した配信ロジックにより、既存媒体とは異なる広告在庫やユーザーへのアプローチを得意としています。そのため、既存のダイナミック広告と併用しても、獲得の取り合いが起こりにくい配信設計となっています。

△他媒体との重複調査データ
画像引用元:【媒体資料】RTB House Retargeting Mastersheet

実際の導入実績でも、RTB Houseの配信量が増加する一方で、既存媒体のインプレッションやCVが明確に減少する傾向は見られませんでした。


RTB Houseの導入を推奨するアカウント


  • 商品、案件数が多い
    RTB Houseは、EC・人材・不動産など、複数の商品や案件を扱うアカウントに適しています。特に、商品データを活用して配信できるECとの相性は抜群です。

  • 既存リターゲティング広告が伸び悩んでいる
    既存媒体を停止するのではなく、RTB Houseを追加し、既存施策で取り切れていないCVや売上を上積みできるか検証したいアカウントに向いています。

  • 少額から新しい施策を試したい(Self-service)
    最低出稿金額の制約がないため、大きな予算を投下する前に、少額から効果を検証できます。


配信開始までの流れと注意点

Self-service配信フロー


画像引用元:【概要資料】Self Service_rtb.com

Full-Managedの場合は、上記フローを媒体側と連携しながら配信準備を進めますが、Self-serviceの場合は管理画面上でこれらの内容を広告主様・代理店が自身で設定を進めることができます。


Self-service導入時の注意事項


  • 配信可否の事前確認
    サービス内容によっては配信できないケースがあります。導入前に、媒体側へ配信可否を確認することを推奨します。

  • 課金方式の理解
    Self-serviceは「自動入札型CPC課金」です。CPAやROASなどの目標に応じて、配信エンジンがCPCの入札を自動で調整します。なお、以前まで提供されていた「成果報酬型」は設定できません。

  • タグを網羅的に設置
    管理画面から発行できるタグは、可能な限りすべて設置することを推奨します。Self-serviceには媒体側の審査がないため、実装していない箇所があっても配信自体は可能ですが、タグから送信されるデータの質と量が、深層学習の生命線となり、配信成果に影響します。

  • アトリビューションモデルのKPI設定
    アカウントのKPIに合わせて「ポストクリック」あるいは「ラストクリック」を選択することで、最適化の精度が高まります。なお、管理画面からは設定変更(デフォルトはポストクリック)ができないため、変更が必要な場合は媒体側へ依頼が必要です。

  • レポートの集計設定(All Conversions)
    デフォルトでは「All Conversions(ビュースルーCVを含む)」となっています。正確に評価するため、自社のKPIに合わせたアトリビューションモデルになっているかを確認したうえで集計しましょう。


さいごに|既存広告を止めずに、成果の上積みを検証する

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
「既存のダイナミック広告だけでは、これ以上の成果改善は難しいかもしれない」

もし今そう感じられているのであれば、既存の広告を止めるのではなく、新たな施策を追加して売上の上積みを検証する方法があります。 

RTB HouseのSelf-serviceは、広告主様の「次の一手」として、リスクを抑えながら新たな成長余地を探るための選択肢です。

「自社のアカウントでどれくらいの成果が見込めるか知りたい」
「具体的な導入ステップや初期設定について相談したい」

という方は、ぜひ気軽にお問い合わせください。


[ 執筆者 ]
赤塚 怜央(あかつか れお)/アカウントコンサルティング本部テックスタジオGr.
2018年入社。入社後、Amazon広告の部署でAMSの拡販に従事。2019年よりアドテクノロジーの専門チームに所属。現在はCriteoやGoogleなど、フィード広告の運用を中心に行なっています。休日はフットサル、読書、映画鑑賞をしています⚽

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