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タイガーランド

U-NEXTで映画「タイガーランド」を観た。
コリン・ファレル主演、ジョエル・シューマカー監督。

めちゃくちゃ面白かった。手足が吹き飛んだり、血飛沫が舞ったり、阿鼻叫喚の地獄絵図は出てこないけれど、それでも強烈な反戦映画だった。戦争の残酷さではなく、戦場に向かうための訓練に明け暮れる新兵たちの閉塞感や不条理さをざらついた映像とじりじりしたテンポで描き、反戦を訴えかけてくる。
人間性を無くして完璧な兵士になることを要求する上官たちに反発し、「人は殺したくない」、「みんなで生き残ろう」と話す主人公。この異質な主人公の人間らしさに目頭が熱くなった。自らの信念を貫き、仲間を想う行動。綺麗事の通じない世界で綺麗事を言う大切さを感じた。また、この主人公が単なる落ちこぼれの日和見主義者ではなく、実は優秀で実力のある奴というのが良い。

青春映画としても余韻の残る良い作品だった。足を折って除隊しようとするシーンが特に印象深い。シチュエーションは違えど、誰にでも、あんな風に仲間と心の内を話した経験があるのではないか。その時のことを思い出すと胸が痛くなる。

まぁ、とにかく、観て良かった。オススメ。

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