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【無料】「フォーリーアドゥー」って何?——二人だけの世界に閉じこもることの、危うさ

「二人でいれば、他は何もいらない」

「友達より、あなたといる方がいい」 「家族のことは、二人で解決できる」 「外の人間関係は、めんどくさい」 「二人の世界が、一番心地いい」

最初は、「それだけ愛されている」という幸せに感じた。

でも、気づいたら、二人以外の人間関係が、どんどん薄くなっていた——。

新宿でスナックを経営している、京子ママです。20歳から大阪・北新地の高級クラブで働き始めて、この道28年。

今日は、「フォーリーアドゥー」という言葉について、わかりやすく解説します。

フォーリーアドゥーとは

「フォーリーアドゥー(Folie à deux)」は、フランス語で**「二人の狂気」**という意味です。

もともとは精神医学の用語で、「二人の間で、妄想や異常な信念が共有される現象」を指します。

恋愛・人間関係の文脈では、**「カップルや親密な関係の二人が、外の世界から切り離された『二人だけの現実』を共同で作り上げ、その中に閉じこもっていく状態」**を表す言葉として使われます。

恋愛におけるフォーリーアドゥーの、具体的なパターン

「外の人間関係が、いつのまにか消えていく」

「二人でいれば十分」という感覚が強まるにつれて、友人・家族との時間が減っていく。相手から「あの友達、なんか変じゃない?」「家族のことは二人で解決しよう」という言葉が、少しずつ外を遮断していく。

「二人の間だけで通じる「常識」ができていく」

外の人が聞いたら「え?」と思うようなルールや考え方が、二人の間では「普通」になっていく。

「外の意見が、「邪魔なもの」に見えてくる」

友人や家族が心配して声をかけてくれても、「あの人たちには、私たちのことがわからない」と感じるようになる。

「相手の感情・考え方が、自分のものになっていく」

相手が嫌いな人を、自分も嫌いになる。相手の価値観が、いつのまにか自分の価値観になっている。「自分はどう思うのか」がわからなくなってくる。

なぜ、これが「危うい」のか

「二人の世界」は、最初は心地よく感じます。

でも、外の視点や人間関係が失われることで、いくつかの問題が起きやすくなります。

「客観的な視点が失われる」

外の人間関係がなくなると、「二人の関係が健全かどうか」を確認できる視点が、なくなっていきます。

「依存が深まりすぎる」

相手だけが「全て」になると、相手の言動一つで、感情が大きく揺れやすくなります。また、関係が壊れたとき、回復する支えが何もない状態になります。

「関係が壊れたとき、何も残らない」

外の人間関係を失った状態で、その関係が終わると、戻る場所がなくなります。

📎 あわせて読みたい

フォーリーアドゥーの状態に気づくためのサイン

  • 友人・家族と会う機会が、この1年で大幅に減った

  • 「二人でいれば他はいらない」という感覚が強い

  • 相手の意見と自分の意見が、ほぼ一致している

  • 外の人から心配されたとき、「わかってない」と感じた

  • 相手と離れたとき、強い不安がある

「二人の関係を大切にすること」との違い

「二人の世界を大切にすること」と「フォーリーアドゥー」は、似ているようで違います。

健全な「二人の時間」: 外の人間関係も大切にしながら、二人の時間も充実している。相手の意見と自分の意見が違うことがある。友人・家族との関係も、変わらず続いている。

フォーリーアドゥー的な状態: 外の関係が失われていく。「自分の意見」と「相手の意見」の境界線が薄くなっていく。外の意見が「邪魔」に感じられる。

ママから一言

28年間、たくさんのカップルの話を聞いてきました。

「二人でいれば十分」という言葉が出てくるカップルを見るたびに、少し心配になります。

「二人の関係が豊かであること」と「二人以外の世界を閉じること」は、全然違います。

大切な人との時間を守りながら、それ以外の人間関係も、大切にしてほしいと思います。

外の世界とつながっていることが、二人の関係をより健全に保つことにもつながります。

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