なんでもない日記:電気代をケチって体調を崩す、一番嫌な無駄
扉を開けた瞬間に押し寄せる、熱帯の重い空気
夏の暑さが本格的になると、毎年ふと胸の奥に浮かぶ疑問がある。世間のみんなは、一体どれくらいの頻度で冷房のスイッチを入れているのだろうか。
私が今暮らしている部屋は、とにかく熱がこもりやすい。一度温まった空気は逃げず、外の気温以上に室内に熱が溜まっていく。
玄関の扉を開けた瞬間に、むっとした重い空気が全身に押し寄せてくる感覚は、何度経験しても身体が嫌がる。冷房をかけずに油断して過ごしていると、じわじわと体力が削られていくのが分かるのだ。
エアコンを途中で止めれば、室内は文字通り熱帯になる。大げさではなく部屋の中で服を着ていられなくなり、裸族のような姿で耐えるしかなくなる。だからこそ暑さが厳しい夏場は、エアコンを24時間つけっぱなしにして過ごすのが我が家の日常だ。
請求画面の数字と、体調を秤にかける
一日中稼働させる生活について誰かに話すと、決まって「電気代が大変じゃない?」と返ってくる。
毎月届く電気料金の通知画面を開く瞬間は、たしかに指先が少し緊張する。表示される数字を見れば決して安くはないし、支出は抑えたいのが本音だ。
以前の私は「まだ耐えられる」「夜は消そう」と途中でスイッチを切り、夜中に何度も暑さで目を覚ましていた。結果として睡眠不足になり、翌日はずっと体が重い悪循環を繰り返していた。
しかし、節約を優先して体調を崩せばどうなるか。頭痛やだるさで一日を潰し、病院にかかればお金も時間も失う。
そう考えを改めたとき、毎月の電気代は単なる光熱費ではなく「健やかに過ごすための保険料」なのだと腹に落ちた。我慢をやめて24時間稼働に変えてから、朝の不快感は消え、夜も朝まで熟睡できるようになった。
自分が安心して息を吐ける場所を作る
暑さへの耐性や部屋の構造は人それぞれ違う。「みんなどうしているか」という他人の基準を気にする必要は、本当はないのだと思う。
私にとって24時間エアコンを動かすことは、この部屋で人間らしく過ごすための切実な防衛策だ。世間の目に惑わされず、自分が負担なく過ごせる選択肢を自ら選び取ること。それは、自分の暮らしに責任を持つことでもある。
冷風が届く部屋で、温かいお茶を一口すする。自分の身体の声に従って整えた空間があるからこそ、日々の生活を穏やかに重ねていける。
あなたは今日、自分を心から休ませる環境を用意してあげられていますか。
