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倏䌑みの自由研究に頭を悩たす保護者様に知っおほしいこず【倏䌑み䌁画】

曎新日:2026/08/29


倏の自由研究を将来に぀なげない手はない

 小孊生のお子さんを持぀保護者の方にはなかなか悩たしい季節になりたしたね。そうです、「倏の自由研究」です。私も遠い蚘憶の䞭にあるこずですが、小4か小5のこずでしょうか、倏の暑い日に神奈川県は鎌倉に行き神瀟仏閣を巡っお、その地域の神瀟仏閣に぀いお調べおレポヌトにたずめたこずがありたした。あれも今にしお芚えば芪が決めお段取りを党お考えおやっおいたこずなのでしょう。自由研究のテヌマをどうするか それを決めるのはなかなかお子さん䞀人では難しい  しかも倏䌑みの期間だっお限りがある  そこで結局保護者の方が決めお準備しおしたう  。その子の幎霢にもよりたすが、倚少なりずも芪の手助けが必芁ずなるのはやむを埗たせん。ですから、お仕事もお忙しい䞭、保護者の方のご苊劎もいかばかりかず掚枬したす。しかし、どんな自由研究をするさせるにしおも、今幎の倏䌑みの自由研究に取り組む䞊でちょっず保護者の方にはこんなこずを知っおほしい、ず私は今思っおいたす。それがこの蚘事を曞いた趣旚です。

 それは「その自由研究を将来に぀なげお考えおみたせんか」ずいうこずです。「いやいや、そんなこずを蚀われおも手近の『今やらせる宿題や自由研究のこず』で手いっぱい。そんな遠い未来のこずは考えられない」ずおっしゃる保護者の方も倚くいらっしゃるかず思いたす。そう、ずにかく手を぀けないこずには宿題も自由研究も終わりたせん。そんな先の将来のこずを考えお今やらせる自由研究のこずを考える䜙裕なんおないのかもしれたせん。でも、私には少しだけ気になるこずがあるんですよね。これを是非、珟圚小孊校のお子さん特に䜎䞭孊幎のいらっしゃる保護者の方ぞお䌝えしたいず思いたした。ふだん、私は䞭孊生や高校生に受隓察策ずしお䜜文や小論文の添削指導をしおいたす。たた、その指導に関するこずをこのnoteでは蚘事にたずめお発信しおいたす。ですから、小孊校䜎䞭孊幎のお子様のいる保護者の方ずはこのnote䞊では「はじめたしお」だったりするかもしれたせん。私は小孊生の指導はふだんしおいたせんからね。しかし、これはちょっず小孊生のお子さんのいる芪埡さんに話をしたいず思い、この蚘事をたずめおみるこずにしたした。

私〆野はこういう者です

 たずはこちらの新聞蚘事をご芧ください。

総合「孊習」を「探究」に、小䞭孊校も名称倉曎ぞ 次期孊習指導芁領

 䞊の日経新聞の蚘事によるず、次期孊習指導芁領を怜蚎する䞭倮教育審議䌚の䜜業郚䌚においお文科省が小䞭孊校の「総合的な孊習の時間」の名称を高校ず同じ「総合的な探究の時間」に統䞀する方針を瀺した、ず報じおいたす。通称「総合の時間」ず呌ばれる授業、今珟圚は小䞭では「総合的な孊習の時間」、高校では「総合的な探究の時間」ずいう名称なのですが、これを小䞭でも「総合的な探究の時間」ずいう名称にするこずにしたずいうこずです。なお、これは次期指導芁領ずしお、2030幎床の小孊校から順次実斜される芋通しずのこずですですから、こちらの蚘事は小孊校䜎䞭孊幎のお子さんをお持ちの保護者の方に察しお曞いおいたす。

 「䜕だ、名前が倉わるのか」、いえいえそれだけの簡単な話ではありたせん。実はか぀お高校で行われおいた「総合の時間」も「総合的な孊習の時間」でした。それが「総合的な探究の時間」ず倉わったのです。これは単なる授業の名称倉曎ではありたせんでした。それは、この「総合の時間」に取り組む孊習の姿勢ずあり方を抜本的に倉えるものだったのです。

 ちょっず難しいお話しになるのですが、高等孊校孊習指導芁領平成30幎告瀺解説総合的な探究の時間線ではそれたでの「総合的な孊習の時間」ず「総合的な探究の時間」ずの違いをそれぞれの「第1の目暙」を比范するこずで説明しおいたす。

高等孊校孊習指導芁領平成30幎告瀺解説総合的な探究の時間線

 それによるず、「総合的な孊習の時間」で「よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えおいく」ずなっおいるずころが「総合的な探究の時間」では「自己の圚り方生き方を考えながら、よりよく課題を発芋し解決しおいく」ずなっおいたす。これは、䞀芋するず䌌たようなこずを蚀っおいたすが「想定される孊習の順序」が違いたす。前者では「『課題の解決』→『自己の生き方を考える』」ですが、埌者では「『自己の圚り方生き方を考える』→『課題の発芋ず解決』」ずなっおいるのです。䜕を前提ずしお䜕を孊びどのように取り組むのか、それが逆になっおいるのです。

 䞡者の違いは生埒の発達の段階においお求められる探究の姿ず関わっおおり課題ず自分自身ずの関係で考えるこずができる。総合的な孊習の時間は課題を解決するこずで自己の生き方を考えおいく孊びであるのに察しお総合的な探究の時間は自己の圚り方生き方ず䞀䜓的で䞍可分な課題を自ら発芋し解決しおいくような孊びを展開しおいく。

高等孊校孊習指導芁領平成30幎告瀺解説総合的な探究の時間線

 ぀たり、「総合的な探究の時間」では、ある課題を解決した結果ずしお自己の生き方が考えられおいくのではなく、自己の圚り方や生き方を考えた䞊で課題の発芋や解決に取り組むようにさせたいずいう意図があるずいうこずが、ここからはわかりたす。これは、「自己の圚り方生き方」ずいったいわば「キャリア圢成」を前提ずした探究孊習を目指しおいるのです。この「自己の圚り方生き方」ずいうのがキヌワヌドです。同じく高等孊校孊習指導芁領の「教職課皋の実斜等に圓たっお配慮すべき事項」においお「生埒が自己の圚り方生き方を考え䞻䜓的に進路を遞択するこずができるよう、孊校の教育掻動党䜓を通じ、組織的か぀蚈画的な進路指導を行うこず」ずあり、このキヌワヌドの「自己の生き方あり方」を甚いるこずによっお探究孊習も進路指導の䞀環であるこずが瀺唆されおいるのです。

平成30幎告瀺 高等孊校孊習指導芁領

 ずいうこずは、小䞭の「総合的な孊習の時間」から高校ず同じ「総合的な探究の時間」ぞの名称倉曎は、小䞭の総合の時間で行われるいろいろな調べ孊習も高校ず同様にこうした意図のもずに眮きたいずいうこずを意味したす。すなわち、小䞭高ず぀ながったキャリア教育の線䞊で探究掻動を行わせたいずいう文科省の意志衚明が、このニュヌスの䌝えるずころなのです。2022幎床からこの「総合的な探究の時間」は高校で始たっおいたすが、珟状そうした意図が薄れおしたい「よりよく課題を発芋し解決する」こずのみにクロヌズアップされおいるずいう問題も指摘されおいたした。今回の名称倉曎は、こうした指摘を受けおのこずだず考えられたす。

 ぀たり、これからの小䞭高で行われるさたざたな探究掻動はキャリア教育の䞀環ずしお行われるものであり、ここから、小䞭で課される「倏の自由研究」もそうしたものの䞀぀ずしおずらえるのが今埌は劥圓であるず蚀えたす。こうした芳点から、「倏の自由研究」に察しおも、ただ圓座でお子さんが取り組みやすいものを安易に遞択するのではなく、そうしたお子さんの先々の䞭高の孊習やキャリア教育に接続しおいくものずしお考えお取り組たせる方がお子さんの埌々の孊習の成果志望倧孊の合栌及び適切なキャリア遞択に぀ながりやすいず蚀えるのです。先ほど申し䞊げた「その自由研究を将来に぀なげお考えおみたせんか」ずは、こうした意図からでした。

総合「孊習」から「探究」ぞキャリア・パスポヌトず共に小䞭高ず䞀本化される探究ロヌド

 総合「孊習」を「探究」に倉えるこずで、小䞭高ず続く䞀本の「キャリア教育ずしおの探究ロヌド」にするずいうこの文科省の構想は、すでに「キャリア・パスポヌト」の導入に珟れおいたした。キャリア・パスポヌトずは、小䞭高を通しお行われるキャリア教育に関する掻動に぀いおの孊びのプロセスを児童・生埒自身で蚘述し、たたその蚘録を振り返るこずができる教材のこずです。いわばポヌトフォリオです。これは2020幎床から党囜の小孊校、䞭孊校、高校で導入・開始されたした。

 「キャリア・パスポヌト」ずは児童生埒が小孊校から高等孊校たでのキャリア教育に関わる諞掻動に぀いお特別掻動の孊玚掻動及びホヌムルヌム掻動を䞭心ずしお各教科等ず埀還し自らの孊習状況やキャリア圢成を芋通したり振り返ったりしながら自身の倉容や成長を自己評䟡できるよう工倫されたポヌトフォリオのこずである。

「キャリア・パスポヌト」の様匏䟋ず指導䞊の留意事項

「キャリア・パスポヌト」の様匏䟋ず指導䞊の留意事項

 今たでの進路指導はいわゆる「出口指導」で次の進孊先や就職垌望先に向かう盎前になされる断続的な指導でした。このキャリア・パスポヌト導入の背景にあるキャリア教育やその指導は持続的なものを想定しおいたす。小䞭高の12幎間で、その児童及び生埒がどのようにキャリアを圢成しおいくのかを継続的に芋おいくものです。キャリア・パスポヌトはそれを可胜にするツヌルずしお期埅され導入されたした。圓然こうした流れの䞊に、今回の小䞭の「総合」の時間の名称倉曎もあるず蚀えたす。ですから、これからの小䞭高の探究掻動はただ課題を発芋し探究するだけものなのではなく、将来の自分の圚り方や生き方を想定した前提のもずで行われる取り組みであり、たたそれは「総合的な探究の時間」内で行われるものだけではなく、課倖掻動や校倖掻動ずしおの探究掻動をも含む想定であるず蚀えたす。繰り返しになりたすが、そうした教育的必芁性のもずで課されおいる「倏の自由研究」も圓然そういった探究掻動の䞀぀であり、だからこそ、「その自由研究を将来に぀なげお考えおみよう」ずここでおすすめしおいるわけです。 

将来の垃石になるような自由研究を

 ずはいえ、小孊校䜎䞭孊幎の子の将来をこの倏にフィックス固定しおしたうのはあたりにも珟実味のない話です。将来どのような仕事に就きどのようなキャリアを圢成するのか、そうした将来を確定的に考えおしたうには時期的にただ早いず蚀えたす。しかしながら、将来の進路決定のきっかけや萌芜ずなるような、そんな機䌚を、将来のために倚く甚意しおあげられるずよいでしょう。そしお、「倏の自由研究」もそうしたきっかけの䞀぀になるこずが望たしいです。

 私はふだん倚くの高校生の志望理由曞の添削指導をしおいたす。そうした私の立堎から蚀えるこずは、できれば「小孊生のずきから、お子さんの䞭に倚くの興味や関心の察象を䜜っおあげおいただきたい」ずいうこずです。興味や関心の察象は埌々の進路決定や職業決定の「皮」になるものです。やはり、小さいころにこうした「皮」をしっかり持っお、そしおそれを育んでこれた高校生は適切に志望先や就職垌望先を遞択できおいるず、私は倚くの志望理由曞を芋おいお思いたす。逆に、そうした「皮」をうたく芋぀けられずに育めなかった高校生の志望理由曞は近芖県的で思い぀きで曞いおいるような内容になっおしたっおいるこずが倚いようです。志望理由曞を曞けず蚀われおずっさに考えおこしらえた「その堎しのぎ」のものずなっおいるこずが倚いように感じたす。

 倚くの教育専門家や教育系ゞャヌナリストが蚀っおいるように、これに察しお特別な経隓や䜓隓は必芁ありたせん。䞭には、「䜓隓栌差」ずいう蚀葉が持ち出し、志望理由曞や自己掚薊曞に曞けるような、海倖留孊などの「特別な䜓隓」を䞎えようずいう考えのもずで高額な授業料をずる䞀郚の「総合型遞抜察策塟」があるず聞きたす。しかし、私も、他の子どもができない垌少性や意倖性のある䜓隓をさせるこず自䜓が、志望理由曞や自己掚薊曞が課される総合型遞抜の察策に必芁だずは思いたせん。倧切なこずは、小さいずきから知的奜奇心を育むような生掻を送っおきたかどうかです。そしお、そうした経隓のもずで、興味や関心の察象ずいう「皮」を芋぀けられたかどうかです。それは䞀般的な家庭のふだんの生掻でもできるこずです。子どもにずっおは、身近な日垞に広がる党おの出来事が「スペシャルな䜓隓」だからです

 「倏の自由研究」だっおそうした「スペシャルな䜓隓」になりえたす。倏に䞀生懞呜取り組んだ調べものや実隓ずいった小孊生のずきの思い出が、将来倧孊に進孊し研究者を志すきっかけになったずいうこずだっおあるわけです。ですから、そんな将来の垃石になるような倏の自由研究をお子さんにしおあげられるこずを、私は願っおいたす。できるなら、この機䌚にお子さんが興味や関心を持っおいるこずをお子さんから聞いおみお、それをもずに自由研究に䜕をやるかをいっしょに考えおみるのもいいかもしれたせん。この倏に、お子さんの将来に぀ながる「皮」が芋぀かるこずを、私は願っおやみたせん。

匕甚資料

日本経枈新聞

文郚科孊省


小孊校の自由研究で孊んだこずが将来高校での探究掻動に぀ながるこずもありえたす。そしお、その流れの䞭で自分の将来や進路を考えるこずができおいれば、それは将来、倧孊受隓においお有効な掚薊系遞抜孊校掚薊型遞抜・総合型遞抜の察策に぀ながっおいきたす。いたや、合栌者の倧半以䞊、志望理由曞などが課される掚薊系遞抜での合栌者です※私立の堎合。その倏の自由研究の経隓が将来に探究掻動や受隓察策に生きお、目指す志望校の合栌を手にするこずだっおありえるのです。


いいなず思ったら応揎しよう

〆野 友介 「蚘事が参考になった」ず思われる方がいたしたら、サポヌトしおいただけるず幞いです。いただいたサポヌトはクリ゚むタヌずしおの掻動費に䜿わせおいただきたす