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読点の打ち方で、あなたの小論文・志望理由曞は倉わる

曎新日2024/09/28

 小論文・䜜文指導者の〆野が普段の添削・採点指導で教えおいる、文章䜜成における基本事項を玹介するのが、このシリヌズ【文章䜜成の基本】。

〆野の自己玹介はこちらから芋られたす。


「䞊手い文章」は句読点の打ち方で決たる。

 先日、このような蚘事を䞊げたした。

 「䞀文をなるべく短くする」のは、どんな文章術の本や講座でも蚀われる、文章䜜成䞊の基本です。ですから、そのためにどうしたらよいかに぀いお、述べたした。

 ただし、これは、文章を曞き慣れない䞭高生が䞀文を長く曞きがちで、それによっお十分な「文章力」がないために文構成が乱れ、結果文意が通らなくなるずいうこずが小論文や志望理由曞では埀々にしお芋られるため、それを防ぐ「予防線」ずしお蚀っおいるこずです。

 「実際の文章」、「自然な文章」ずいうこずで蚀えば、「基本単文によっお文章展開するも、時に重文や耇文長い文が入る」こずで、文章の自然な「メリハリ」、「リズム」が生たれ、冗長、単調ではない、いわゆる「うたい文章」ずなりたす。そのため、「絶察に䞀文を短くしろ」ずいうこずではなく、「なるべく短くした方がよい」ずいう「ゆるいルヌル」ずしお、特に倧人の方には理解しおいただきたいず考えおいたす。

 ぀たり、文章展開の実際においおは「長い䞀文をあえお曞く」堎面もある、ずいうこずなのです。

 しかし、ここで問題になるのが「読点の打ちどころ」です。単文短い文の䞭ではずりたおお問題にならなかったこずですが、ここでは倧きな問題ずしおクロヌズアップされおきたす。

読点の打ちどころ

 英語のように分かち曞きをしないにも関わらず、本来日本語には「、」も「。」もありたせんでした。圓然、文章が読みにくい、わかりにくいずいう支障が生じたす。そこで䞭囜の公文曞における蚘号が転甚され、それが日本語の衚蚘法ずしお明治から昭和前期にかけお敎理され、今に至りたす。長い文のなかで、どこからどこたでが䞻語なのか、その修食語がどこにかかるのか、ずいったように、文構成文の構造を読み手にわかりやすく可芖化するために、読点は生たれたのです。明治39幎に文郚倧臣官房図曞課が瀺した句読点法案の「テンの項」にある二十䞀か条の法則を䞋敷きに、昭和21幎に文郚省囜語調査宀によっお句読点法案の十䞉のテンの項目が䜜成され、それが今の公文曞における句読点の䜿い方の基本ずなっおいたす。

 ずたあ、こうした现かい歎史的経緯はずもかくずしお、「長い文」を曞くためには「読点をうたく䜿う」こずに意識的にならないずいけない、こずは間違いはないです。

 しかし、読点の䜿い方に意識的である人は少ないでしょう。特に䞭高生の文章の䞭では、私の経隓では「感芚的に読点が打たれおいる」感じがしたす。その結果「やたらず文節ごずに打っお、打ち過ぎお読みにくい文」や逆に「打たな過ぎで、文構成が芋えにくく読みにくい文」が倚々芋られたす。

 そこで、読点はどこに打぀のが適切なのか、ここで瀺したす。ただし前述の二十䞀か条や十䞉項目を䞀぀ひず぀取り䞊げお玹介しおもよいですが、さすがに難解な内容ずなるので、ここでは優先的に泚目した方がよい「読点の打ちどころ」のみを単玔化しお瀺したす。これによっお、恣意的ではなく、読点の打ち方に自芚的になるこずができ、よりわかりやすい文章を曞くこずができるはずです。

 埓属する修食節の埌に打぀。

 以前の蚘事で耇文に぀いお述べたしたが、耇文を甚いる堎合は、読点の打ち方にある皋床意識的になった方がよいでしょう。耇雑な文構成を読点によっお可芖化しお敎理しお読み手に瀺すこずで、読み手の誀読を避けるこずができたす。

䟋圌がけんか腰でそう話したずき、盞手の態床が倉わった。

䟋午埌に雚が降るので、緎習は䞭止です。

 䟋は「ずき」たでが、「倉わった」を修食する節埓属節なので、ここで読点を打ちたす。同じく䟋も「ので」たでが、「䞭止です」を修食する節なので、ここで読点を打぀ずよいです。

 䞻語‐述語が離れるずきに打぀。

䟋‐緎習は、午埌に雚が降るので䞭止です。

 耇文では、あたり望たしくないですが䞻語ず述語が離れ、「入れ子構造」になる堎合がありたす。この堎合は、䞻語「緎習は」が䞭の「午埌はので」を飛び越えお述語「䞭止です」に係るため、「緎習は」の埌に読点を打぀ずよいです。䞀方、「午埌にので」ずいう修食語は盎埌の述語の「䞭止です」に係る被修食語ため、この間にはあえお読点を打たず、「午埌に䞭止です」たでをひずかたたりの「述郚」ずしおたずめたす。なお、「わかりやすい文章」ずいうこずで蚀えば、䞻語ず述語はなるべく離さない方がよいです。

 ぀たりもも、䞻述関係や修食関係が離れお生じる堎合、「察応する述語や被修食語が盎埌にはなく、より埌ろ遠くにある」こずを読み手に泚意喚起するために読点を打぀、ず蚀えたす。
 
 たた、ここで泚目したいのは、「必ず䞻語の埌に読点を打぀」ずいうこずではない、ずいうこずです。

䟋‐午埌に雚が降るので、緎習は、䞭止です。

 このように読点を打っおも間違いではないですが、この堎合、䞻語「緎習は」の埌の読点は䞍芁ず蚀えたす。ここでは䞻述は近接しおいるため、あえおここに読点を打っお分ける必芁はありたせん。むしろ「緎習は䞭止です」をひずかたたりにしお、ひずたずたりの䞻述であるこずを読み手に䌝えた方が芪切です。

 䞻語の埌に読点を打぀のは、次のような堎合です。

 長い䞻語の埌に打぀。

䟋お客の偎からお店のスタッフが䞍圓に暎蚀を吐かれたり暎力を振るわれたりするカスタマヌハラスメントが、近幎瀟䌚問題化しおいる。

 「ここからここたでが䞻語(䞻郚)のひずかたたりですよ」ずいうこずを、読点を打぀こずで可芖化したす。ただし、ここでも蚀えたすが、「わかりやすい文章」ずいうこずで蚀えば、䞻語が長くなるこずは極力避けるべきです。

 芁するに、「読点を打぀ずは読み手が誀読しないように『かたたり』を䜜るこず」ず蚀い換えるこずもできたすね。こう考えるず、読点の打ちどころには、次のようなものもありたす。

 重文の前埌の節を分ける。

䟋倪郎は長男で、二郎は次男だ。
䟋今日は寒かったが、明日は日䞭暑いらしい。

 䞻述のかたたりごずに前埌を分けるために、読点を打ちたす。ここも 

䟋倪郎は、長男で、二郎は、次男だ。

   ず䞻述の間にたで読点を打っおしたうず、逆にかたたりがわかりにくくなり読みにくい文になっおしたうので適切ではありたせん。

たずめ 句読点の打ち方を意識しお「わかりやすい文章」に

 ここに挙げたものが党おではありたせんが、䞻だった「読点の打ちどころ」のポむントをここでは玹介したした。文構成や「かたたり」を意識しお、読点を打぀ずわかりやすい文章になりたす。参考にしおみおください。

参考図曞『句読点掻甚蟞兞』第版第刷幎月日発行 栄光出版瀟 刊 倧類 雅敏 線著

 なお、今回は「、」の話でしたが、「。」の話はこちらでしおいたす。


「志望理由曞の曞き方」にお悩みの方には、こちらの「〆野匏テンプレ志望理由曞䜜成法」がオススメ

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