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「もう転職はしない」と思っていた私が、県庁を辞めた理由

県庁へ転職したとき、私は本気でこう思っていました。

「これで、もう転職することはないだろう。」

民間企業から公務員へ。

ずっと目標にしていた転職が叶い、妻の地元で結婚もできました。

家族との新しい生活も始まり、「ようやく落ち着けた」と感じていました。

それなのに数年後、私はもう一度転職することになります。

今回は、その理由を書いてみようと思います。

県庁に入った頃は、定年まで働くつもりだった


県庁へ転職したときは、本当にうれしかったのを覚えています。

仕事にも少しずつ慣れ、職場の方にも恵まれました。

福利厚生や休暇制度も充実していて、「転職して良かった」と思うこともたくさんありました。

もちろん、大変なことはあります。

でも、それはどんな仕事でも同じです。

だから当時は、「ここで定年まで働くんだろうな」と思っていました。



家族が増えて、優先順位が変わった


そんな中で、子どもが生まれました。

すると、不思議なくらい価値観が変わりました。

以前なら、

「仕事が少し忙しくても仕方ない。」

そう思えていたことが、

「一緒にご飯を食べたいな。」

「子どもをお風呂に入れたいな。」

「寝るまでに帰らないと、パパのことを覚えてくれなさそう。」

「妻だけに育児の負担をかけたくないな。」

そんなことを考えるようになりました。

仕事はもちろん大切です。

でも、それ以上に家族との時間が大切になっていました。

気づけば、自分の中で一つだけ譲れない条件ができていました。

「定時で帰ること。」

でも、「定時で帰る」だけでは解決できない問題がありました。



一番気になったのは「転勤」だった


県庁は県内全域が異動の対象になります。

私は技術職なので、事務職より異動先は限られます。

それでも、勤務地が変われば通勤時間も変わります。

通勤時間が30分長くなるだけでも、

朝、子どもの顔を見られる時間。

夜、一緒に過ごせる時間。

それが少しずつ減っていきます。

保育園の送り迎えも難しくなります。

もちろん、県庁という組織に不満があったわけではありません。

県全体を支える仕事には、大きなやりがいがあります。

県内の普段行くことのない地域へ仕事で行くことも多く、

「こんな場所があったんだ。」

と、新しい発見があるのも県庁ならではの魅力でした。

でも、私が転職してまで手に入れたかったのは、「地元で働くこと」だけではありませんでした。

家族との時間を大切にしながら暮らすこと。

その思いが、少しずつ大きくなっていきました。



私が市役所を選んだ理由


そんなとき、改めて市役所という働き方を考えるようになりました。

市役所であれば、基本的に異動は市内です。

もちろん部署異動はありますし、仕事が楽になるわけでもありません。

それでも、生活への影響は県庁より小さくなります。

私が市役所を選んだ理由は、給与でも仕事内容でもありません。

家族との時間を、今より少しでも大切にしたかった。

ただ、それだけでした。

当時の私には、それが転職する理由として十分だったんです。



最後に


転職には、「正解」はないと思います。

県庁が合う人もいれば、市役所が合う人もいます。

実際、私も県庁で多くのことを学びましたし、あの経験があったから今の自分があります。

だから、「県庁より市役所が良い」と言いたいわけではありません。

ただ、人生で大切にしたいものが変われば、働き方の優先順位も変わる。

私は、それを二度の転職で実感しました。

そして実際に市役所で働いてみると、同じ公務員でも県庁とは想像以上に違うことがたくさんありました。

その違いについては、次の記事で私の実体験をもとに書いてみようと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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