🇲🇦モロッコ周遊 8 | ローマ帝国アフリカ属州最西端の遺跡、ヴォルビリス
はじめに | ヴォルビリスとは
フェズから車で1時間の場所にあるヴォルビリスは、ローマ帝国直轄領であるマウレタニア・ティンギタナ属州の中心都市だった場所だ。北アフリカにおけるローマ都市の面影を色濃く残すことから、世界遺産に登録されている。
遺跡観光
外観




ローマ皇帝カラカラ帝を讃えるために西暦217年に建設された記念門である。なお、カラカラ帝は属州の全自由民にローマ市民権を付与した(アントニヌス勅令)皇帝である。

モザイク画
ヴォルビリスで注目すべきはモザイク画の質の高さだと思う。オリーブオイルの供給で莫大な富を築いた人々が自らの権力と教養を示すべく、邸宅の床にモザイク画を備えた。

中央でギリシャ神話の吟遊詩人オルフェウスが竪琴を弾き、その美しい音色に猛獣や鳥たちが聴き入っている様子らしい。




ギリシャ神話の有名なシーン

その他
遺跡に住む猫
フェズやマラケシュと同じように、遺跡にも多くのネコがいて楽しかった。



雨の景色
旅行中の悪天候には、柔らかい雰囲気の写真が撮れるというメリットがある。




おわりに | モロッコの立ち位置
ローマ遺跡を見て、モロッコを北アフリカと捉えて欧州大陸と区別するのは歴史的にはミスリーディングかもしれないと思った。
ローマ人は地中海をマーレ・ノストルム(我らが海)と呼び、沿岸を1つの行政・経済圏として統合していた。その観点からは、スペインと同じ西地中海経済圏の一員として捉える方が的確かもしれない。
