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本を読む人ほど、一度「読むこと」から離れてみた方がいい

本をよく読む人ほど、一度「読むこと」から離れてみた方がいいと思うんです。

むしろ、本を読むことを大事にしてきた人ほど。

僕も本には、かなり助けられてきました。
純粋に読みたくて買った本もあります。
読んでよかった本も、たくさんあります。

本を読むことで、自分の言葉が増えたこともあるし、救われた感覚があった本もあります。

だから、本を買うことや、積読そのものが悪いと言いたいわけではありません。

ただ、一時期の僕にとって読書は、
前に進むためのものというより、「まだ動かなくていい理由」になっていたことがありました。

本を買う。
まだ読んでいないのに、ちょっと賢くなった気がする。

机の上に積まれた本を見ると、
「自分はまだ諦めていない」
と思える。

読んでいないのに、読む予定があるだけで安心する。

冷静に考えると、本を買っただけでは何も変わっていません。笑

でも当時の僕には、その本があるだけで、
「何もしていないわけじゃない」
「いつか読むし」
そう言える感じがあったんです。

おれには、読みたい本がたくさんある。
読むべき本も、まだまだある。

そう思っていると、本当は向き合わないといけない課題を、少し後回しにできる気がしていました。

もちろん、冷静に考えれば、
本があることと、目の前の課題に向き合わないことは、何の関係もありません。笑

でも当時の僕の中では、それが理由になっていたんです。

まだ読むべき本がある。
まだ学ぶべきことがある。
だから今はまだ、動かなくてもいい。

そうやって、本を積んでいることが、
変わろうとしている自分を保つ材料になっていました。

■ 「まだ準備中」でいる方が、安全だった

変わりたいと思って、かなり学んできた人がいます。

本も読んだし、講座やセミナーにも行った。
コーチングや心理学も学んだ人もいるでしょう。

休むことも大事だと分かっているし、人に頼ることも大事だと分かっている。
頭では、かなり分かっている。

でも日常に戻ると、また同じ動きをしてしまう。

休めない。
頼れない。
何もしていない自分が落ち着かない。

気づけばまた、
「もっと頑張らなきゃ」
に戻っている。

そうなると、また思うんです。

「まだ学びが足りないのかな」
「もう一冊読めば、今度こそ変われるかもしれない」
「もっと理解できれば、動けるようになるかもしれない」

でも、そこだけではなかったと思うんです。

知識が足りなかったというより、
読んでいる間は、まだ試さなくて済む。

出してみる。
反応を見る。
うまくいかない現実を見る。

その現実を見なくて済む理由として、読書や学びを使っていることがあります。

これは、意志が弱いからではありません。

出すことが、怖かったんです。

出したものが、誰かに評価される。
期待していた反応が返ってこない。
思っていたのと違う結果が出る。

そうなったとき、自分がどう感じるか分からない。

だから、「まだ準備中」でいる方が、安全だった。

読んでいる間は、自分でも前に進んでいる感じがあります。
学んでいる間は、ちゃんとやっている感じがあります。

でも、人生が前に進んだ実感はない。

ここが、とても分かりにくいところです。

何もしていないなら、自分でも気づきやすい。
でも、読んでいると分かりにくいんです。

ちゃんとやっていて、向き合っている感じがあるから。

■ 何を後回しにしているのか

本を大事にしてきた人ほど、一度「読むこと」から少し離れて、
今の自分が何を後回しにしているのかを見てもいいと思うんです。

「まだ足りない」
と思っているときほど、本当に足りないのは知識ではなく、

今の自分が、なぜ「まだ準備中」でいたくなるのか。
何を出すのが怖いのか。

そこを見ることかもしれません。

読書や学びが悪いわけではありません。

ただ、それを免罪符にしないと動けないほど、
何かを怖がっている自分がいるなら、

そっちを見た方がいいと思うんです。

こういう動き方は、読書や学びの場面だけの話ではないことがあります。
場面は違っても、同じ動き方が出ていることがあります。

自分に、どんな無意識のパターン(回路)があるのか

気になった人だけ確認してみてください。

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