王寵『行書千字文』
山に籠って150日目です。
王寵の『行書千字文』を臨書しました。




王寵(1494-1533)
蘇州出身。
幼い頃から父が収集していた骨董品や書画の影響を受けた。
学識にも才能にも恵まれていたが、科挙には8回挑戦し、いずれも不合格となり、生涯を通じて成功しなかった。
詩と散文は高い評価を得ており、文徴明、祝允明らと親交があり、将来を有望視されていたが40歳という若さで亡くなってしまう。
この作品は、金粟山蔵経紙※の冊子になっており、縦24.5センチ、横12センチで、15ページにわたる。
※注釈※
「金粟山蔵経紙」
唐時代の硬黄紙硬黄紙(黄蘗染めをして蜜蠟を塗布した加工紙)の技術を受け継ぎ、北宋時代に浙江省の金粟山広恵禅院の大蔵経用紙として生産された。艶があり滑らかな上質紙で、防虫・耐水性にも優れ、後世まで書写や表装に用いられて珍重された。
代表作
・宝山訪詩集
・西苑詩
・李白古風詩巻
<参考資料>
何龍豊雷編『王寵行書千字文』中華書局 2018年
文化遺産オンライン
最終閲覧日2026年8月28日
