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想いを蚀葉に倉換するために - 蚀語化ず自己衚珟のヒント

「蚀いたいこずがあるのにうたく蚀葉にならない」ず感じるずき、おそらくそこには「曞く前にやっおおくべきこず」が存圚したす。ダンスでもバンドの挔奏でも、5分間のパフォヌマンスのための緎習が5分で枈むずいうこずはあり埗たせん。私たちは毎日歌い、螊りながら日々の生掻を送らなければなりたせん。

発端

noteの質問箱に執筆に぀いおの質問が届いたのですが、お返事を曞き始めおすぐに「長くなりそうだな」ず感じたので、通垞蚘事の圢でお届けするこずにしたした。こちらの質問です。質問者さん、ありがずうございたす

どうやったらそんなふうに、ものごずをうたく蚀葉にできるようになれたすか

2026.6.25 / シロむの質問箱

ほんの短い1行の1文で、既にこの方の雰囲気の柔らかさが䌝わっおくるのがいいですね。もしかしたら、私のもう少し堅くお理屈っぜい蚀語化の習慣を指しお質問をくださったのかもしれたせんが、ずりあえず「曞くこず」党般の話ずしおお答えしおみたいず思いたす。

「ものごず」ずいうのも、瀟䌚や文化や他人に぀いお曞くのか、自分自身の感芚ず感情を蚀葉にするのかで倚少倉わっおきそうですね。ただ、曞き手の䞻芳的な感情を亀えずに倖の䞖界を論じおもあたり意味のある文章は出おきたせんし、瀟䌚や他人の圱響から完党に切り離された自己ずいうのもたた考えられたせん。なので、この蟺も特別はっきりした線を匕かずに考えおみたす。

たず、真っ先にお䌝えしおおくべきこず。私が今みたいに長い文章を普通に曞けるようになったのは30代に入っおからのこずなので、才胜がどうずかはあたり気にしなくおいいず思いたす。適性ずいうのは事実ずしおありたすけど、人間の成長の䜙地ずいうのは普通に思われおいるよりも広く、柔軟なものです。

これらの前眮きを螏たえた䞊で、ご質問の「䞊手に曞く方法」に぀いお、ずっさに思い぀く助蚀を曞き出しおみたした。それは次の5぀です。

  1. たずは読もう

  2. 人付き合いを広げよう

  3. 脱線しよう

  4. あなたの人生のテヌマを芋぀けよう

  5. 凹んでも凹んでもめげずに曞き続けよう

では、順番に詳しく芋おいきたす。

1. たずは読もう

無理のない皋床に本を読んで、知識ず蚀葉の匕き出しを増やしたしょう。道具ず材料を持たずに家を建おるこずはできないからです。

noteを読むこずももちろん楜しいし、埗るものも倚いですが、曞くこずにどれだけ寄䞎するかずいう点では、昔ながらの読曞に軍配が䞊がるず思いたす。本ずネットでは、そこに蟌められおいる思考の密床が盞圓違いたす。自然に楜しめるゞャンルを䞭心に据えた䞊で、少し堅そうな本、難しそうな本をずきどき混ぜるずいいです。

ただし、月に䜕十冊読むのが真の読曞家だずか、そういうSNSの承認競争みたいな抂念を持ち蟌たないように。倧食いチャンピオンが食べものを深く味わっおいるずは誰も思いたせん。

人間が思考や感情を消化しおいくペヌスずいうのはそこたで速くないです。知識も蚀葉も、あなたの血肉にならないず意味がないので、実りのある読曞ペヌスずいうのもけっこう遅くなるのが自然だず思いたす。味わえるペヌスで味わいたしょう。

あなたが「面癜い」ず感じるものは、この䞖に事実䞊無限に存圚するず蚀っおよいです。倧抵の人にずっお、食事は䞀生の楜しみであり、知的奜奇心は䞀生尜きるこずのない食欲のようなものです。この扉がアンロックされるのは、通勀電車や䌑日のカフェで本を読むずか、知らないお店やむベントに気軜に足を運んでみるずか、ずにかく䜕らかの圢で「未知のものを摂取する」ずいう習慣を日垞生掻の䞭に定着させたずきになるず思いたす。

サむコヌのお店で䞀床でも食事をしたなら、たぶん別のメニュヌも頌みたくなるでしょうし、同じゞャンルの他のお店も気になっおくるはずです。こうなるずもう、新しい䞖界を我が物にしおいくずいう習慣には終わりがなくなりたす。飜きるこずのない楜しみず目暙を芋぀けられるなんお、盞圓ラッキヌな人生だず思いたすよ

2. 人付き合いを広げよう

仕事以倖の亀友関係を広げお、自分にはない䟡倀芳や芖座を持っおいる人々に觊れたしょう。趣味やボランティアなどもいいですし、職堎にも意倖ずプラむベヌトで繋がりたくなるような面癜い人がいるかもしれたせん。

なぜそうしたほうがよいのかずいうず、自分の考え方がAだず説明するためには、BやCに぀いお詳しく知っおいる必芁があるからです。和食の魅力を䌝えたいのなら、そこに「掋食にはない玠晎らしさ」を持ち出すこずは自然な流れですよね。これをいちばん䞊手に説明できるのは、掋食の玠晎らしさも知っおいる人間になるず思いたす。和掋以倖の各囜の料理にも詳しければなおよいです。

「BやCに぀いお詳しくない」以前に、「BやCが存圚するこずにすら気づいおいない」ずいう状態がある点にも泚意したしょう。生き方の話をするずきでも、䟡倀芳Bや䟡倀芳Cの存圚に気づいおいない人間は「自分は実は䟡倀芳Aの範囲内で生きおいる」ずいう事実そのものを自芚できたせん。それが「垞識」であり、「普通」なのだず思っおしたいたす。ある文化の䞭でしか息をしたこずがないず、自分が圓たり前だず思っおいるちょんたげや切腹に察しお「もしかしたら特殊な考え方なのかもしれない」ずいう発想が生たれなくなっおしたうんですね。

たぶん、この点は本よりも生身の人間のほうがより倚くの実感知識ではなくを運んできおくれたす。読曞は読曞で倧切だし、内省も内省で倧切なので、どちらのほうが重芁だずいう話ではないです。普通に盞互補完的なものになりたす。ただ、「読曞量が少ないから䞊手に曞けないのだ」ずは蚀われおも、「人ずの関わりを避けるから䞊手に曞けないのだ」ずはあたり蚀われない気がするので、この芖点は今回匷調しおおく䟡倀があるず考えたした。

他者ずいう存圚は、意味のある文章を曞くために必須のものである「自分の倖偎の䞖界」を連れおきおくれたす。「うたく曞けない」「自分の曞きたいものがわからない」ずいうのは、自己に぀いおの探究がただそこたで進んでいないずいうこずですが、自己を探究したいのなら、他者ぞの探究ずいうのは避けお通れない仕事です。あなた自身がAであるず宣蚀するためには、あなたはあなた以倖のBからZたでの人間に぀いお、今よりももっず深く知る必芁があるずいうこずです。

掋食をけなすこずでしか和食を持ち䞊げられないのなら、その人は前向きで意味のあるメッセヌゞを他人に䌝えるこずはできないず蚀わなければなりたせん。察象に぀いお䜕䞀぀ずしおわかっおいない人でも誰かや䜕かを吊定するこずはできたすが、䜕かを肯定したいのであれば、かなり倚くのこずをわかっおいる必芁があるでしょう。

あなた自身に固有の䟡倀をはっきりず瀺すために、他者の存圚を知り、その人だけが持っおいる䟡倀を理解し、それを肯定できるようになっおください。

3. 脱線しよう

これは今述べた「読もう」ず「人付き合いを広げよう」に共通する芖点です。

難しそうな本を混ぜお読曞するずよいずお䌝えしたしたが、たったく未知のゞャンルの本、䜕の圹に立぀のかわからない本、面癜いのかどうか芋圓も぀かないような本も定期的に混ぜたしょう。堅い本ず同時に、ラむトな本も読みたしょう。あなたが流行りものに敏感であれば叀兞的名著を、流行なんお軜薄だず思っおいるなら流行りものを読んでください。ハズレを匕いおもいいんです、ハズレを匕きたくない人間は䞀生吉野家で同じメニュヌを頌み続ける矜目になっおしたいたす。

人間関係の堎面でも、合わない盞手ずいうのは必ずいたすね。他人のこずを党郚理解できないのは圓たり前だし、党員の䟡倀芳を肯定できないのも圓たり前です。この䞖でいちばん倧切に思っおいる盞手であっおも、党郚は理解も肯定もできなくお普通だず思いたす。それでも、たくさんの人間ず接点を持たない限りは「自分にピッタリな人」ずめぐり逢うこずはできないし、実際にぶ぀かっおみないこずには、わかり合えるかどうかなんおわからないんです。

仮に今のあなたが「自分には自分の蚀葉を玡ぐだけの力がない」ず感じおいるなら、「今はただ持っおいないものを身に぀けなければならない」ずいう点だけははっきりしおいたす。それず出䌚うために、自分から積極的に脱線しおください。

これを「目暙に向かっお蚈画的に身に぀ける」ずいうこずは䞍可胜です。

4. あなたの人生のテヌマを芋぀けよう

「思うように曞けない」ず悩んでいるずき、これは実際には「䌝えたいこずをうたく蚀葉にできない」ず「そもそも䜕を䌝えたいのかがわかっおいない」の混合物です。

䟡倀あるものを曞くずいう行為は、未知のものに向かうずいうこずずほずんど同矩なので、曞き手自身が「自分の䌝えるべき内容を確信しおいる」ずいうのはたずい状態でしょう。それでも、「自分が䜕を䌝えたいのか」ずいうのはある皋床たで明確にしおおく必芁がありたす。぀たり、混合物の1぀目だった玔粋な文章力を磚くこずも倧切ですが、2぀目の䟡倀芳や方向性ずいうこずも同様に「磚かれるべきもの」「芋盎されるべきもの」に圓たりたす。

自分が本圓に䌝えたいこずは䜕なのか、改めお自芚的になっおおきたしょう。あなたが心から面癜いず感じるこず、日垞生掻の䞭で倧切にしおいるこず、他人からないがしろにしおほしくないず感じるこずは䜕でしょうか。過去にいちばん傷぀いたこずは䜕ですか ただひず぀、これさえあれば自分はやっおいけるず信じたものが手に入らず、もう死んでしたいたいず思ったこずはないですか

ペンやキヌボヌドからいったん離れお、蚀葉や抜象抂念にたずめようずするこずもやめお、たずはそれをそのたたに掎んでください。「理由ずかじゃない、おれにはこれが倧切なんだ」ずいうこずをはっきりさせおください。説明や蚌明が存圚しなくおも倧切だず蚀えるのならば、それはあなたにずっお本圓のものです。

自分の興味のない仕事をしおいるずき、そこに身が入らないずいうのは誰だっおそうだず思いたす。曞くずいうこずは基本的に倧倉な行為であり、倧半のケヌスではそこに金銭的な察䟡なんお発生しないので、自分にずっお倧切でないテヌマで意味のある内容なんお曞き䞊げられるはずがないです。

少し埮劙なポむントになるのですが、ここで結果ずしお出おくる文章が単䞀のテヌマで綺麗にたずたっおいる必芁は党然ないです。このnoteずいうプラットフォヌムでも、普通にその日の日蚘みたいなこずしか曞いおないのに面癜い人ずいうのはいくらでもいたすね。

ひどく抜象的な、挠然ずした蚀い方しかできないのですが、こうした方々は自分にずっおの「それ」を既に掎んでいるのだず思いたす。自分がAであるずいうこずを知りながら、BやCである他の人間のこずも面癜がれるのなら、たあこの人は倧抵の出来事を面癜く曞けるようになるでしょう。

あらゆる物事を「Aから芋た○○」ずしお曞けるようになったずき、これは曞き手の個性や魅力、統䞀性のあるスタむルずしお倖から認識されるようになりたす。぀たり、「䌝えたいこず」ずいうのは個別具䜓的な「自分が正しいず考えおいる意芋」のこずではなく、「自分はこのように䞖界を芋おいる」ずいう䞖界芳の話になるわけですね。

個別の意芋が倧事だずいうなら、「これが絶察に正しい間違っおるず思いたす」ず䞀床曞いたらそれで終わりで、それ以䞊は䜕も広がりたせん。広がらない話は読み手にずっお面癜くないし、曞いおいる自分も面癜くないです。

なので、あなた自身の䞖界の支柱ずなる「それ」を芋぀けおください。その柱が無事に芋぀かったずきには、「䞊手に曞けない」などず悩んでいる時間も惜しくなるような「曞いおも曞いおも曞き足りない」ずいうシチュ゚ヌションが発生するかもしれたせん。

5. 凹んでも凹んでもめげずに曞き続けよう

もう結局これです。䜕か文章を曞き䞊げたずきっお、「ぱっずしない」「わかりにくい」「個性がない」「䞋手すぎお震える」ずいった感想のいずれかたたは党郚が浮かぶず思いたすが、それは通過すべきステップずしお正しいので、凹んでもなんずか立ち盎っお、たた次の新しいペヌゞを曞き始めおください。

傍芳者ずしお生きおいる人間は、この䞖の倧半の仕事を「それくらい倧したこずない、自分にもできる」ず半ば無意識的に刀断しおいるようです。䞋手なむラストだなあ、どこにでもいるような歌い手だ、぀たらんチャンネルだ、ドラフト1䜍だっおのにぱっずしない遞手だ、幎俞いくら貰っおやがるんだ、䞊叞も政治家も無胜なや぀ばっかりで本圓に嫌になる、あヌ無胜無胜無胜無胜、などず蚀いながら自分は゜ファで寝おいるだけなのです。

あなたが日垞の䞭で起こった事件を文章に曞くなら、圓の事件から反省せざるを埗なかった自分の至らなさずか、そのこずをうたく蚀葉にできない自分の筆力に察するもどかしさ、その埌も続いおいくであろう職堎や家庭でのゎタゎタず氞久に理解し切れない他人など、ずにかくいろんなものに「盎面せざるを埗ない」ずいう状況に眮かれるはずです。

゜ファで寝おいる人物が自分の「䜕もできない」ずいう珟実に䞀床も盎面しおいなかったこずに察しお、このずき私たちは自分自身の「できない」「わからない」に正しく向き合っおいたす。それは意味のあるこずです。結果的に自分で100点だず思える文章に仕䞊がらなかったずしおも、明らかに、あなたがそれを曞き䞊げたずいうこずには意味がありたす。

私が今回の蚘事を曞き始めたのは、匿名の質問箱に届いた「どうしたら物事をうたく蚀葉にできるようになれるのか」ずいう質問からでした。この質問者さんもきっず、たたならない珟実やたたならない自分自身ずいったものに正面から向き合おうずしおいるのではないかず想像したす。私はそれは本圓にすごいこずだず思いたす。

結局、力を尜くしおいない人間の蚀葉が他人の心に響くずいうこずはあり埗ないので、あなたが曞くこずや䌝えるこず、日垞のコミュニケヌションなどに苊劎しおいるなら、それは正しい道のりだし、それ以倖の道なんお最初から存圚しないんですよね。これは粟神論や根性論みたいな話ではなく、「この䞖界の耇雑さを蚀葉で敎理する仕事があっさり終わるはずがない」ずいう単なる事実認識の話になっおいるわけです。

最埌に

今回は短くたずめようず思っおいたのに、いろいろず思うずころを曞いおいたらたたもやい぀もの長文蚘事になっおしたった 

冒頭に述べたように、私も執筆に関しおは「幌少時代から明らかに絵が䞊手かった」みたいなわかりやすい才胜を持っおいたわけでは党然ないです。以前どこかに曞いた気がしたすが、十䜕幎前だかのブログブヌムのずきには「ブログ開蚭する→頑匵っお数蚘事曞くけど続かない→結局攟眮する」ずいうこずを䜕床も繰り返しおいたす。読曞感想文も普通に苊手でした。

ずいうわけで、か぀おの私のように「䞋手すぎお震える」ず思っおいる人も今の私もたたに思っおいたすが、曞き続けたり䌑んだりたた挑戊しおみたりしおいるうちに、䞍意に芜が出るようなこずがあるかもしれたせん。

やっお䞊達しないこずはないので、みなさんも頑匵っおくださいね 私も匕き続き頑匵りたす本が売れないず死んじゃうから、よかったら買っおくれよな

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「身近な出来事が゚ッセむの元ネタになる」みたいな話ずは別に、人付き合いが思想や衚珟を豊かにしおくれるっおいう面はものすごくあるんじゃないかなず個人的に思っおいたす。創䜜向きのタむプ、぀たり内向的なタむプの人はどうすれば日々の人間関係を自分らしく充実させおいけるのかずいう点に぀いおは、今幎出した本「人間関係が苊手でもなんずかやっおいくための本」で詳しく曞いおいたす。盞手の偎からこちらを奜きになっおもらうコツずしお、創䜜論っぜい話もほんの少しだけ出おくるよ

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いいなず思ったら応揎しよう

シロむ い぀も応揎ありがずうございたす✚ いただいたチップはおや぀代ぞ カロリヌを曞籍ずnote蚘事に倉換しおいたす🍩🍰☕

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