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なすの煮びたしを雑につくる、おうちごはんは(雑版)であってこそな話

Netflixで「SとX」を一気に観た。ケンティ(勝手に馴れ馴れしく呼んでいる)と新木優子さんが見目麗しすぎて、ドラマというよりも芸術作品を観ているような気持ちになる。テーマ的に好みは分かれやすいと思うけれど、私はこの手の話をすることはとても大切だと思っているし、大衆への示し方としてよく練られたのだろうなと思う。個人的には好きな感じだったし、高校生のころから推している眞島秀和さんの役どころがいい感じのワルでよかった。

やっぱり好きな顔

煮びたしを雑につくる

基本的には土曜日に一週間分の食材を買いに行く。私はたまに土日まるごと不在になるので、そういう場合は夫が一人で買い出しに行ってきてくれる。自分が動けない時に動いてくれる人がいる、スーパーへ行っていないのに冷蔵庫が潤っている、そういう時に家族という存在を再認識する。

先週の土曜日がまさにそういう日だった。「野菜が安かった!」と連絡が来ていたのでわくわくしながら冷蔵庫を開いてみたら、茄子やらピーマンやらがわんさかとあり豊作じゃん~!とハイタッチ。舞茸やイチジクなど、普段ならなかなか手の届かない食材もあり、これは料理へのモチベーションが高まるぞと腕まくり。

お買い物ありがとうの気持ちを込めて夕食のリクエストを尋ねると「麻婆茄子豆腐がたべたい」とのこと。茄子と豆腐のダブル麻婆!いいじゃないのいいじゃないのということでちゃっちゃかちゃっちゃかとつくる。

夫は辛いものが得意でないので、我が家の麻婆は優しい和風。にんにく・生姜を多めの油で熱し、それを吸わせるように茄子を転がす。茄子は油を吸わせてなんぼだと思っているのでね。細かめに切った鶏もも肉をひき肉の代わりに加え、火が通ったら醤油・砂糖・味噌・気持ちばかりの豆板醤。豆腐を投入し、ふつふつしたら火を止めて水溶き片栗粉でとろみをつける。

夫がキュウリとレタスのナムルをつくってくれていた

翌日も茄子を使った食卓づくり。母がよくつくってくれていた煮びたしをこしらえる。茄子だけではなくピーマンで彩りを、舞茸で旨みをadd。ちゃんとしたレシピに則ると少々めんどうくさく感じる煮びたしだけれど、最低限のところを残せば雑につくっても充分おいしいのよ。

手順は以下の通り
  1. かなり多めの油を輪切りの茄子に絡め、火にかける

  2. 半分にしたピーマン(種はざっくり除けばよし)と手で裂いた舞茸を加えて引き続き火にかける

  3. 盛り付け用の大皿にめんつゆを注いでおく

  4. 茄子に油が回りきったら火を止め、3に移してなじませる

  5. 味が染みわたるように上下を返す

ポイントは茄子に油を吸わせること

縦に切られた茄子に丁寧な隠し包丁があったり、野菜ごとに整えて並べられていたり、煮びたしと検索すればそういう盛りつけが多く見られる。もちろん見た目の美しさがあるに越したことはないのだが、おうちごはんはすべてのレシピ画像の(雑版)でよいのではないかと思う。

こういうのとか
こういうの

お皿の縁に飛んだタレはふき取るなどのことはした方が気持ちよく食べられそうだが、料亭のような盛りつけをすることが重荷になるのなら、火を通してどかんと盛りつける潔さも悪くないように思うのだ。レシピに固執する必要は全くなく、台所はもっと自由な空間であっていい。料理への敷居をもっともっと低くしていくことができれば嬉しいかぎりである。

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