親が一人で出かけて帰れなくなった日、家じゅうで探し回った | 認知症の一人歩きと見守りについて #認知症 #認知症介護 #家族介護 #在宅介護 #親の介護 #介護 #介護の悩み #見守り #ケアマネ #地域包括支援センター #仕事と介護の両立 #Dementia #DementiaCare #FamilyCaregiver #Caregiving #AgingParents #ElderCare #WorkingCaregiver #CaregiverSupport #DementiaAwareness
割引あり
「まさか一人で出かけるとは思っていなかった」
「ほんの十分、目を離しただけだった」
「見つかるまでの二時間が、いちばん長かった」
そんな日のことを、あとになって家族から聞くことがあります
「玄関の音に気づけなかった」と、自分を責めた日
あるご家族の話です
八十代のお父さんと、同居している五十代の息子さん
もともと散歩が好きな人で、近所を一周して帰ってくるのが毎日の習慣でした
認知症の診断を受けてからも、その習慣は続いていました
ただ、あるときから帰り道でとまどうことが増えてきて
近所の人に道を聞きながら戻ってくる日があったそうです
その日は夕方でした
息子さんが洗濯物を取り込んでいるあいだに、玄関が開いた音がした気がした
振り返ると、父の靴がない
近所を車で回り、公園を見て、コンビニを見て
それでも見つからない
「どこへ向かったんだろう…」
「警察に連絡したほうがいいのか?」
「大げさだと思われないか?」
迷っているあいだに、日が暮れていきました
見つかったのは二時間後
二駅先の駅前で、駅員さんが声をかけてくれていました
息子さんがあとから話してくれたのは、怖かった二時間のことよりも
「自分が見ていなかったせいだ」という思いが、そのあとまで残ったということでした
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