【LIFE BLOG】父と母の思い出の味~神楽坂 五十番の肉まん
今回もまたプライベート話になります。家族とのエピソードになりますので、お気軽にお読み頂ければと思います
だいたい月1~2回は実家に戻り、一緒に御飯を食べています。その際、母はパン好きなので、都内で美味しい(まあ、どこでもだいたい美味しいんですが、私には)というパン屋を回ってお土産にしています。
ただ、父は昔からそれほど食べ物にこだわりがないと言いますか、近年はめっきり歯も悪くなってしまったそうで、堅いものがなかなか噛めず、これが好物!というものがなくて困っていました。
そんなある時、ふと神楽坂にある五十番という老舗中華料理店の肉まんを思い出し、「ああ、これは昔、父に連れて行ってもらったな」とか、家族で食事をした思い出などが蘇り、よし、これにしよう、と、久しぶりに買って帰りました。
私自身、子どもの頃と、社会人になってから一度、父が入院した際のお見舞い後に母と行った以来ですから、10数年ぶり、といった状態でした。特に幼心に記憶に残っているのが「超巨大な肉まん」。
そして今回、久しぶりに再会しましたが、やっぱり「超巨大」でした(笑)。
そして実家に戻り、かくかくしかじか・・・と、事の顛末を話すと、二人とも大喜び。特に食にはさして興味が無い(と思っていただけかも)父が懐かしそうに昔話をし始めました。
父は仕事でバリバリ現役時代に、よく神楽坂の本店で食事をしたそうで、母とも一緒に行っていたそうです(初耳。もしかしたら、聞いたことがあったかもしれませんが)。そして子どもたちが生まれると、時々連れて行ってくれていたようです。
めっきり食の細くなった二人ですから、超巨大な「元祖肉まん」と彼らにちょうどいいかな、と思って「ミニ肉まん」を買って帰ったのですが、なんと父は「元祖肉まん」をペロリと平らげてしまいました。
おいしい、おいしい、と懐かしそうに、そしてとても嬉しそうだったのがい印象的でした。もちろん、いつも以上に食が進む父を見て、母も嬉しそうでした。
もちろん私もご相伴にあずかり、というか、まあ、単に美味しく頂いた、という話なんですが、今回、こうして本当に久しぶりにふたりが「思い出の肉まん」を美味しそうに食べるだけでなく、きっと昔の懐かしい思い出も一緒に味わっているんだろうな、ということが伝わり、私も嬉しくなりました。
しかも父によると味も当時と変わっていない、と語っていました。
こうして次回以降、母にはパン、そして父には「五十番の肉まん」がお土産の定番になりそうです。とにかくいつまでも好きなもの、美味しいものを食べて元気でいて欲しいですからね。嬉しそうな二人の笑顔を見て、またちょくちょく顔を見に帰ろう、と思った次第です。
ちなみに、ふと思ったのが、では「私の思い出の味、品って何だろう」と。私の場合、基本、なんでも美味しいと思ってしまうタイプでして、コレが特に大好き、というものがあんまりないんですよね。
かつてのTV番組「とんねるずのみなさんのおかげでした」の人気コーナーに「食わず嫌い王決定戦」というものがあり、これが大好きで毎回欠かさず見ていました。
芸能人の方々が、ご自身の好きな食べ物4,5品の内、1品だけが実は「苦手な食べ物」で、それをお互いに当てる、というシンプルな企画、でもこれが面白かったんですよね。
そしていつも思ったのが、あり得ないですが「もし自分だったら、何にするだろう?」ということ。嫌いなモノは割とすぐに思いつく(数少ないので)のですが、好きな物といわれると・・・汗。
でも、もしかしたら、私の両親のように、味そのものよりも「記憶」や「思い出」の方が勝るのかもしれませんね。皆さんには「思い出の一品」、ありますか?
