休めと言われても、お金の不安がつきまとってきた
「今は仕事のことを考えず、ゆっくり休んでください」
そう言われても、私には難しかったです。
ベッドに横になっていても、 「この先、お金はどうなるんだろう」 という不安がずっとずっと頭の中にありました。
はじめて抑うつ状態になってからつい最近まで、ずっとです。
身体は休んでいても、頭の中ではずっと生活費の計算をしていたと思います。
貯金があっても、不安は消えなかった
適応障害と診断された初期の頃、私には2〜3ヶ月暮らせるくらいの貯金がありました。
ですが当時は、協会けんぽの電子申請もなく、申請してから最初の支給まで2〜3ヶ月ほどかかっていました。
その頃は貯金があったにもかかわらず、将来のこと、特にお金のことをかなり悲観的に考えていました。
「この貯金は何ヶ月もつ?」
「このまま働けなかったら?」
「家賃を払い続けられる?」
と、考えて毎日ベッドで泣いていました。
傷病手当金をもらっていても、安心しきれなかった
傷病手当金を受給できるようになっても、不安が完全になくなったわけではありませんでした。
今度は、「あと何か月もらえるんだろう?」と考えるようになったからです。
不思議な話なんですが、この頃は「収入がゼロではない安心」と「いつか終わる怖さ」の両方を抱えていました。
「休むこと」にも期限があるように感じていた
収入が途切れるという怖さを抱えたままでいると、気持ちがどんどんネガティブになっていきます。
本当は休むための制度なのに、 私の中ではずっとカウントダウンが続いていました。
傷病手当金が終わるまであと○か月。
それまでに元気にならなきゃ。
働けるようにならなきゃ。
そんなふうに考えてしまうと、 「休む」ことさえ宿題みたいになっていました。
今は障害年金。でも不安はゼロにはならない
今は障害年金を受給しています。 以前より、お金に対する安心は増えました。
それでも、 「次の更新で不支給になったらどうしよう」 と考えることがあります。
制度に助けられている。
でも、制度が永遠に保証されているようには感じられないのです。
お金の不安は、休む力まで奪う
今振り返ると、 私にとってお金の不安は、 「生活が苦しい」だけではなく、 「安心して休むことができない」 という苦しさでもありました。
そして、休むためには時間だけじゃなく、「しばらく生きていける」という安心も必要だったんだと思います。
だから私は、傷病手当金や障害年金などの制度を知ることは、単に「お金をもらうため」だけではないと思っています。
「今は休んでいい」と思える時間を作るためでもある。
少なくとも、私にとってはそうでした。
今でもお金の不安が完全になくなったわけではありません。
でも昔よりは、
「今すぐ全部どうにかしなきゃ」
「この先どうにもならない」
と思い詰めることは減りました。
今日は今日の分だけ。
そんなふうに考えられる日が、少しずつ増えています。

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