240枚、10人
継承の出発点を今回は数字で書いてみたい。
帰郷を考え始めた頃の医院はどんな状態だったのか。
年計表を振り返ると、こうだった。
2019年平均はレセ239枚、初診10人
2020年平均はレセ265枚、初診13人
借金して居抜き開業するには不安な数字、無借金なら最悪やめて都市部に戻ろうかなってライン。
通ってくれている患者さんはいる。
ただ、後期高齢者の割合がすごく高い。数年たてば全員死んでいるだろう。
(実際相当の方がコロナ禍で亡くなった)
新規は月に10人ほど。
以前の記事でも書いたが、売上と経費を見たときの感想は
「非常に厳しい」
わたしは恐ろしいほどのマイナス思考なのだ。
レセプトが月240枚だから経営が成り立たない、という話ではない。
必要な売上は人件費や借入、診療の内容によって違う。
“わたしの”診療所だからこそ改善が必要なのである。
医院があるのは人口約3万人の地方の小さな市。
市全体では人口が減り高齢化も進んでいる。
ただ、市内どこも同じではない。
子育て世代が集まり、人口が少し増えている地区もある。
わたしの診療所は市と市の境目、本当に隅っこである。
これから通ってくれる人に、どうアプローチしていくか。
まずは、医院の存在と、ここで受けられる診療を知ってもらうこと。
後にホームページやGoogleの情報を見直していくのだが、
その出発点は「もっと大きくしたい」よりも
「この泥舟をなんとかしないといけない」だった。
経営改善編、こっからが俺たちのスタートだ!
