いらないものはいねぇ~がぁ~
物が多い。とにかく多い。「これ最後に使ったのいつ?」そんな物が棚を開けるたびに出てくる。長く続いている医院なので仕方がない。何十年分もの「いつか使うかもしれない」が蓄積されている。
その“いつか”は来ない。暇なわたしは掃除をしながら、使っていない物を少しずつ整理していった。
「これいる?」「いる。」
こんなゴミどうすんじゃボケェ!あほかお前は!
親子継承では断捨離にも決裁が必要である。少しずつ物が減ると医院が広く見える。新しい設備を買ったわけでも高額な改装をしたわけでもない。ただ掃除して不要な物を減らしただけ。
若い先生によくあるのが、医院を良くするのに足すことばかり考えがちだ。
足す前に、まず減らす。金のない四国boyにできる改革は少しずつ進行していく。
捨てる作業をしているとその医院が何を大事にしてきたかまで見えてくる。残す物と手放す物を確認しながら進めた。スピードは遅い。はっきり言って全部ゴミにしかみえないが親子継承ではその遅さも必要だったのだと思う。
ちなみにわたしの納得できる断捨離を行うのにかかったのは4年、軽トラックで捨てに行くこと8回。まだ捨てるものはあるが鉄壁のディフェンスを乗り越えられていない。悔しい。
「職人の美しさは、道具の少なさと手入れの行き届いた空間にある。」
わたしの好きな言葉そして人生のテーマでもある。
