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メガソーラーだけのせいじゃないんだよ

最近、ニュースで「クマが人の住んでいる町に出てきた」とか、「大雨で土砂くずれが起きた」という話をよく聞きます。

とてもこわいですよね。

ある先生は「メガソーラーを作ったから森がなくなり、そのせいでクマも水害も増えた。

小学生でも想像できることだ」と言いました。

いかにも本当みたいに聞こえるけれど、それはただの思いこみで、ほんとうの理由ではありません。

クマが町に出てくるほんとうの理由

クマはもともと人間をこわがる動物です。山の奥でくらして、めったに人の前に出てきませんでした。

でも最近は、人里にクマが出ることが増えています。

その理由は一つではなく、いくつもあるのです。

•  山にドングリや木の実ができない年があります。えさが足りなくなると、クマはお腹をすかせて人里に食べ物を探しにきます。

•  気候が変わって、雨や気温が昔とちがうせいで、えさが育ちにくくなっています。

•  昔は山で畑をしたり草を刈ったりする人が多く、クマを見つけると追いはらいました。でも今は人が山に少なくなり、クマが安心して下りてきやすくなっています。

•  狩りをする人が減って、クマが人をこわがらなくなっているのです。

こうした理由が重なってクマは人の近くに出てくるようになっています。

だから「ぜんぶメガソーラーのせいだ」と言うのは間違いです。

水害や土砂くずれのほんとうの理由

大雨で川があふれたり、山がくずれたりするニュースも増えています。

これはメガソーラーだけが原因ではありません。

地球の気候が変わって、前よりも短い時間にたくさん雨が降ることが多くなりました。

これが大きな理由で、世界中で問題になっています。

たしかに森を切ると水がたまりにくくなり、災害が起きやすくなることはあります。

でも、メガソーラーは必ずしも森を切って作るわけではありません。

ゴルフ場や使わなくなった土地に作られることもたくさんあります。

だから「水害や土砂くずれが増えたのはぜんぶメガソーラーのせい」とは言えません。

「政府やメディアは黙っている」は本当?

その先生は「政府もメディアもこの問題に触れない」と言いました。

でも、それも事実ではありません。

国の会議や市町村の会議では、太陽光発電と自然への影響について何度も話し合われています。

その結果、ルールや許可の仕組みも見直されています。

新聞やテレビでも「土砂くずれの心配」や「動物のすみかの問題」がニュースになっています。

だから「みんな黙っている」というのは事実とちがいます。

教育者ならどうするべき?

先生は子どもに正しいことを教える立場です。

なのに、根拠のない想像を「事実」として話してしまったら、子どもたちはまちがったことを信じてしまいます。

本当に大事なのは、「これは本当かな?」「データや証拠はあるかな?」と考えることです。

うわさや妄想をそのまま信じるのではなく、事実をしっかり確かめてから話すこと。

それが教育者の責任です。

まとめ

•  クマが出るのも、水害が起きるのも、理由は一つではない。

•  「ぜんぶメガソーラーのせい」というのはただの妄想で、事実ではない。

•  国やメディアも問題をちゃんと取り上げている。

•  教育者は想像ではなく、事実をもとに話すことが大切。

小学生のみなさん、だれかが「これは全部〇〇のせいだ!」と言ったときは、「ほんとうかな?」「いろんな理由があるんじゃないかな?」と考えてみましょう。

それが「うわさ」と「事実」を見分ける力になります。

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