夢は人を殺す? 夢より大切なのは…
昨日、ABEMA Primeの番組「人生に「夢」って必要?叶わず絶望する人も...バンドマンと語る!」をみました。
「あなたの夢は何ですか?」 小さいころから言われ続けてきた呪いの言葉。
夢がかなわなかった場合、メンタルを崩す。
でもね、夢がかなったあともメンタルを崩すことがあるんだよ。
「夢はかなった。さてこの先、私はどんな夢を持てばいいのだろう?」ってさ。
夢はゴールがある時点で目標でしかない。
細かく言えば、夢とは「実現性が低いもの(が多くある)」、一方、普段わたしたちが使っている目標は「実現性が高いもの(が多くある)」という違いがあるけれど、どちらも『いつか達成して終わる点(ゴール)』であることに変わりはない。
本当に大切なのは、その先にある『価値(方向性・コンパス)』なんだよ。
じゃあ、価値って何?というと、
・人を笑わせることに喜びを感じる
・文章を書いて相手に喜んでもらうことに幸せを感じる
というような、ゴールがないものが価値になる。
例えば、「私の夢は医者になることです」と言うと、医者になることがゴールになる。
でも、「人を助けることに喜びを感じます」だと、終わりがないから価値になる。
これは認知行動療法のACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)にある考え方。
価値という方向性を持っていると、目標を失ったときにも「では、次にどう進むか」を考えやすくなる。
さっきの例で言うと、「夢は医者になること」だけだと、かなわなかったときに道が閉ざされてしまう。
でも、「人を助けることに喜びを感じる」という価値があれば、もし医者になれなくても、看護師、介護士、社会福祉士など、他の「人を助ける職業」を選択肢に入れることができる。
つまり、方向性さえあれば、次を考えることが容易にできる。
だから、「夢を持つべきか、持たなくてもいいのか」を考える前に、「自分はどんな方向に生きたいのか」を言葉にしてみることをお勧めしたい。
それが、「あなたの夢は何ですか?」という呪いの言葉から自由になるための、確かな一歩になるはずだ。

