わらびのあく抜きで、ちょっとした「化学」

わらびをいただいたので、さっそく「あく抜き」をした。
あくを抜くために重曹を使う、そこまでは知っている。
でも、ふと「なぜ重曹?」と疑問に思い、調べてみた。
理由は大きく3つあるらしい。
☘️1つ目は、繊維を柔らかくして「あく」を出しやすくすること。
わらびは繊維が強く、水に浸けるだけでは内部のあくが出にくい。
重曹(弱アルカリ)のアルカリ成分が細胞壁をゆるめることで、あくが外に出やすくなる。
ここで思い出したのが、葉脈標本づくり🌿。
強アルカリの水酸化ナトリウム水溶液で葉を煮ると、葉肉はドロドロに溶けて、葉脈だけが残る。
あれと仕組みは同じだなと納得。
☘️2つ目は、「あく」そのものを溶けやすくすること。
わらびのあくには、いくつかの水溶性成分が含まれている。
・プタキロサイド:発がん性が指摘される成分。水に非常に溶けやすく熱やアルカリで分解・無毒化される。
・チアミナーゼ:体内のビタミンB1を破壊してしまう酵素。加熱で失活する。
・ポリフェノール類:苦味やえぐみのもと。水に溶けやすい。
こうして見ると、ただの「えぐみ」ではなく、きちんと処理すべき理由があるとわかる。
わらびのあく、ちゃんと処理しなきゃ!
☘️3つ目は、色をきれいに保つこと。
葉の緑色のもとであるクロロフィルは、アルカリ性の環境だと安定しやすい。
熱々の重曹水に浸けた瞬間、わらびがぱっと鮮やかな緑に変わったのを見て、思わず「おおーー」
いま、わらびは重曹水の中で静かに浸かっている。
明日の朝には、しっかりあくが抜けているだろうか。
ちょっとした下ごしらえだったけど
勉強になった‼️
