コマ割りで一番難しいのは横長コマかもしれない
こんにちは。一次創作でマンガを描いている、senjです。
横長コマっていつ入れたらいいんだ?
先日コマ割りの本を買ったんですが、横長コマは使うな的なことが書いてありました。甘えだ!みたいな。
たしかに描くこと少なくなるし、甘え?なのかなと思って横長コマは控えていました。
でも、よく考えるとwebマンガにおいて横長コマが無いのは致命的に読みにくいのでは??
あの「推しの子」でもほぼ全ページ横長コマ使ってるし……
商業マンガの分析
「推しの子」以外も横長コマを多用しているのか?
いろいろ好きなマンガを見てみました。
適当にポチポチしただけでも……
横長コマ、めちゃくちゃあるじゃん…!
甘えとか言わないで、横長コマも許してください。
推しの子だと、背景コマが多かった印象。
あと目を留めるポイントで使っているような?
一話だと新キャラの登場、場面が変わる瞬間…
自分の崇拝してるwebマンガだと、横長コマというかページ単位で横長のみを使っている。
四コマ漫画みたいな構成のページがちらほら。
横長コマだと、コマが変わるごとに時間が飛んでも違和感がない。
さっきまで学校だったのに、下のコマでは家が描写されていても
下校したのかな くらいで
学校のコマに「キーンコーンカーンコーン」「ばいばーい」とか書かれてたらもう説明はいらない。
共通点
横長コマの後には横長コマが来ることが多い。
単体で使われることもあるけど、違いは分かりやすいような
①目を留めるシーン
印象的にしたいシーンを横長にすることで、そこで一拍置かれる。
例:「何が生まれ変わりだよ 馬鹿なこと言ってんなよ」 「夢がないねせんせ」(生まれ変わり は推しの子において重要なので)
②場面の切り替わり
引きのコマ、いわゆるロングショットを入れる。
背景で時間、場所、位置がわかる
なにより、「場面が変わりましたよ!!」というわかりやすさ◎
③横長コマのあとの横長コマ
・引きの横長コマ⇒ドアップの横長コマ
・お互いの顔を交互に描写
・背景⇒キャラ⇒キャラの引き
どこで⇒誰が⇒何をしてるのか
横長コマを入れてみる
まず、こちらのネームを見てみましょう。

このページの問題点は、間がないことです。
とくに4コマめ⇒5コマめの、「……幼いころ」というセリフ。
ケモくんの話を聞いてないみたいじゃないですか?
急に語り出したぞ みたいな。
よし、横長コマを使うぞ
先ほどの分析から、使えそうなところは
1コマ目:場面の切り替わり
4コマ目:印象的なシーン
でしょうか…?
1コマ目を横長にしてしまうと、場所のコマなので次のコマもそのまま横長にしたくなりますね(?)
4コマ目のほうが目を留めてほしいので、今回は4コマ目にします。
修正してみた!

おお?
横長コマの「時間性」が使えているかな?
かなり小刻みなコマになってしまいましたが、
人間(ケモ耳が無いほう)がケモ君を無視して語り始めている感じは薄くなったんじゃないかなと思います!
横長コマの使いどころ
読者にどれくらい滞在してほしいかで使いどころが決まるんじゃないでしょうか!
横長コマは目が留まる、そして物語の時間もそこで少し止まる。
「時間性」が非常に顕著なコマですね!
印象的なシーンや場面の切り替わりでは、積極的に横長コマを使って行こうと心に決めたsenjでした。
こういう、漫画制作の発見をnoteにまとめるのが最近楽しくなってきています。
また発見がありましたら、書き記していきたいと思います。
それでは。
