心がヒリヒリするのはいつですか?ドジャースの大谷選手が2試合連続スタメン外。常勝軍団がギアを上げるのはポストシーズン。「ミスター・オクトーバー」に向けて、しっかり休養を!
心がヒリヒリするのはいつですか?ドジャースの大谷翔平選手が2試合連続のスタメン外。野球小僧としては試合に出たい気持ちが強いだろう。ただ、常勝軍団がギアを上げるべきはポストシーズンだ。3年連続世界一となるために、スーパースターは、けがを放置せず休養してほしい。
ロサンゼルスで3日(日本時間4日)に行われたカージナルス戦。大谷選手はスタメンを外れ、そのまま欠場となった。この日、チームはサヨナラ勝ち。大谷選手も歓喜の輪に加わった。
そして、翌日の4日のナショナルズ戦。この日も大谷選手はスタメン外。左ひざ、右上腕二頭筋に加え、首周辺にも違和感が広がっているという。
8月18日のロッキーズ戦の第3打席以降、大谷選手の打棒が振るわない。49打数6安打で打率1割2分2厘。打点は0。9月2日の試合では4打数4三振だった。
スーパースターの大谷選手を見たいファンは大勢いる。地元ロサンゼルスでの試合となれば、なおさらだ。しかも大谷選手自身が「野球小僧」。試合に出たくて、うずうずしているだろう。
それでも、ケガを押してまで、9月の戦いに挑む必要はない。チームはナリーグ西地区で首位。しかも2位のダイヤモンドバックスに9.5ゲームの大差をつけている。地区優勝は時間の問題だろう。
地区優勝だけでなく、他地区の優勝チームを勝率で上回り、ポストシーズンの第1シードになるべきという考えもあるだろう。ただ、それは「ボーナス」みたいなもの。地区優勝の達成以上を狙って、今は無駄に出力を上げるべきではないだろう。
大谷選手のドジャース移籍前に、エンゼルスでプレーしていたころを思い出す。ポストシーズンとは無縁に近かった。「ヒリヒリするような9月を過ごしたい」という言葉を発したが、それはレギュラーシーズンの先へ進みたいという願いが大きかったからだ。
今、プレーしているのは常勝軍団のドジャース。2連覇中で、今季はⅤ3をめざしている。もはや、ヒリヒリすべきは9月ではない。ポストシーズンが行われる10月に照準を合わせたい。
ピークを9月に置くべきではない。ケガで不本意な成績を残しているならば、ひとまず休養を取って、来るべき10月の戦いに臨みたい。
メジャーリーグで、10月のポストシーズンで大活躍を遂げる選手は「ミスター・オクトーバー」と呼ばれる。この大舞台で、大谷選手の天下無双ぶりを見せてほしい。
ワールドシリーズ3連覇は、ニューヨーク・ヤンキースが1998年から2000年にかけて達成したのが最後。21世紀になってから成し遂げたチームはいない。ドジャースは偉業に向けてチャレンジすることになる。
大谷選手にとって、試合に出られないのは忸怩たる思いかもしれない。それでも、その悔しさを10月の戦いにぶつけてほしい。「ミスター・オクトーバー」の称号は、大谷選手にこそ、ふさわしいはずだから。
