58期目82歳の電気屋創業者が語る、倒れない経営哲学
私のnoteでは、経営セミナー、経営者講話の気付きもお伝えしていきます。
先日の経営者講話。強烈なパラダイムシフトが起きました。講話者は、秋葉原にて25歳で起業し、電気屋58期目を率いる82歳の現役大先輩。
社員80人を守り抜いてきた創業経営者さん。今では息子さんに事業継承されている。「自分だけ幸せになろうと思うと、幸せにはなれない。周りと一緒に幸せにならないと、絶対に続かない」という、ど直球の綺麗事。でも、もちろん説得力しかないお言葉だった。
できない理由を探すな「全てこれが良い」と腹をくくれ
80年の経営の継続の裏側は、波瀾万丈。決して順風満帆な365日はなかったと。必ず年に1度は苦難が起きたと。
でも継続できたのは『倫理経営』だと語ります。「倫理経営とは、何が起きても『これが良い』と考えること」だと解く。売上が落ちた時、トラブルが起きた時、無意識に「できない理由」のデータ集めをして言い訳を作っていないか。
講師は「一度潰れたおかげで、のちに日本一になった会社もある。だから、これが良いのだ」と断言します。打つ手は常に無限。諦めない一途さだけが、修羅場を突破する原動力になる。
会社経営の前に、まず「家庭経営」である
この言葉、耳が痛い経営者も多いはず。でも、これが不変の自然法則です。
• 妻に内緒で行うことは、100%失敗する
• 身内すら賛成できないことに、成功はない
• ビジネスがうまくいっていない時は、大抵、夫婦の協力がない時
家庭円満でない場所に、ポジティブな発想は生まれません。あの松下幸之助氏も「嫁の言うことは全てイエス」だったといいます。講師の会社には、2つの強烈な社訓があるそう。
・家族と家庭を大切にできない方は、我が社の社員にはなれない
・結婚相手のご家族を大切にしない方は、我が社の社員にはなれない
もちろんめちゃめちゃ綺麗事。それでも、貫く姿勢がすごいなと。家族すら大切にできないようでは、到底、お客様を大切にできるわけがないからだと。
イエスマンは会社を滅ぼす、考えが違う人こそ「宝」
自分に「No」を言ってくれる人を、いかに煙たがっていないか。周りをイエスマンだけで固めた瞬間、経営者の成長は止まり、組織は腐敗し始めまると語る。自分の考えと違う人が組織にいるからこそ、会社は健全に栄えるのだと言います。
なぜなら、運命が変わる瞬間とは「自分が持ち合わせていない異質な情報や価値観と出会った時」だから。自分と違う意見を排除せず、貴重な宝として受け入れる器が、経営者には求められることを痛感する。
薪(まき)は1本では燃えない
努力したから成功するとは限らない。だが、「努力したから成功できる保証はないが、成功した人は例外なく、必ず努力をしている」
講師は「薪(まき)は1本では燃えない」と言います。隣の薪の火の粉を頂くからこそ、赤々と燃え続けられる。人間も同じ。人は必ず老いるし、必ず問題にぶつかります。
心がしょげている時、1人で抱え込まずに他人の知恵を借りる。学ぶ素直な心さえあれば、万物すべてが我が師匠になるのだと。
一番恐ろしいのは、環境のせいにして学ぶ心を失うことです。

松下幸之助が遺した「幸福の5条件」
82歳のプロが教えてくれた、成功者が無意識に実践している5つの共通項。
①運が良いと思い込むこと(思考のベクトルを180度変える)
②運が良い人と付き合うこと(付き合う人間で環境が変わる)
③他人の喜ぶことをすること(ビジネスの原点)
④原理原則の師を持つこと(ブレない軸を作る)
⑤感謝の心を育てること(根底の土台)
苦難は幸福の門。どん底こそが、器を最大化する
ために講師が最後に残した、最も深いメッセージ。
それが『苦難福門(くなんふくもん)』です。会社経営も人生も、順風満帆な時ではなく、本当にどん底に落ちた時にこそ、底力が試され、真の力が発揮される。
それこそが成長の種であり、魂磨きの瞬間。襲いかかる苦難から逃げず、決して諦めないプロセスを通じて、経営者としての器は最大化されていく。苦難があるからこそ、その先に大きな幸福の門が開くのです。
稲盛和夫さんも仰る成果とは、【考え方 × 熱意 × 能力】の掛け算。人生すべてに意味がある。いまこの瞬間は、プレゼント。
できない理由を探す天才ではなく『できる理由探しの天才』として、今日も圧倒的な当事者意識を持って泥臭く積み上げていく決意。
とにもかくにも、あれだけエネルギッシュな80代に私もなりたい。読んでいただいて、ありがとうございます。
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