精霊流し
昨日は不可思議な日でした。
午後2時を回った頃でしょうか。
余震が熊本地方を見舞いました。
それから5分程を経過して、いきなりの雷⚡️です。
職場でも、えっという動揺が走ったあとで、いきなりの集中豪雨🌧️でした。
もう20日間以上の炎天下の続く毎日で、誰もが好天☀️を予想していたのです。町役場でMTGがありましたので出ていくと数人が、ずぶ濡れになった頭を拭いていました。私も車に雨具の準備がなかったので、ハンカチでふきふき。お互いに目で笑い合いました。
これでも多少の恵みの雨です。
小一時間程で上がったので、被災地でも多少は涼がとれたでしょう。
やっぱり同じ机を並べる同僚が、被災地に住む息子夫婦が未だに車中泊なので、ガソリンを携行缶で届ける日常を聞いていると、未だに先が見えてきませんね。

そろそろお盆となります。
今週末は天候は下り坂で。
しかしながら郷里では初盆の家が2軒あります。週末から少し早めのお盆帰省をしようと考えています。
まずは先月の帰省で確認しました。
というのも、今の任地、熊本ではお盆休みという概念がないのです。
「初盆は・・・精霊船を出すんですか?」
長崎人においては、精霊船を出すか出さないかと重大な決断があります。近親が精霊船を出すというならば、休暇申請が必要です。
精霊船は負担が大きいんですよ。
名家であれば一千万を使います。
舟の担ぎ手への飲食や、膨大な爆竹を揃えて、大工に頼んで舟をつくるのです。そうして硝煙と爆竹音の鳴り響く街路に出て、銅鑼を鳴らしながら故人に由縁のある懐かしい街並みを巡るのです。
さながら戦さ場のような姿なのです。
さだまさしさんの歌を想像してはいけません。
早逝した級友の精霊船を、程よく酔い散らかした級友と一緒に担いで、故人の行きつけの酒場を廻った想い出が忘れられません。
当然のことながら路面には爆竹の屑とか、ゴミが散乱していますが。翌朝にはそれがすっかりと綺麗に片づけられています。
なんと毎年、夜間清掃に1500万円を投じているのです。

長崎では、公官庁も銀行も企業も、13日からのお盆期間中はおろか16日もお休みになります。前夜の15日には、声を張り上げて叫んでいるので、喉が潰れてしまうのです。
ちゃんこん、ちゃんこん、ど~い、どい。
語源は全く判りませんが〜🤭
この呪文を叫びながら、精霊船が順々と居並び、流し場へと向かいます。かつては海に流したそうですが、明治4年から湾岸管理の観点から海へ流すことは禁止となりました。
流し場には火が焚かれていて、そうして業火のなかに担ぎ手総出で精霊船を投げ込むのです。
華やかで儚げな、ひと夜の幻です。
