森のセミナー 楽しむことが、体と脳を動かす
無理なく続けるレクリエーションから考えたこと
加齢とともに、筋力や認知機能は少しずつ変化していきます。
その変化をできるだけ和らげ、今ある力を維持・向上させる方法のひとつが、レクリエーションです。
今回、三ケ根クリニック看護師の佐野律子さんから、身体や指先を動かし、脳を使うレクリエーションを教えていただきました。

ただ体を動かすだけではありません。ゲーム形式で、みんなで楽しみながら取り組むのがポイントです。
佐野さんによると、指体操には手のひらの筋力アップや運動機能の維持だけでなく、脳の活性化も期待できるそうです。
さらに、体を動かすことは運動不足の解消や認知能力への刺激になり、外出して人と交流することは、社会的な活動やメンタル面の健康にもつながります。
そして佐野さんが大切にしていたのが、
「無理をせず楽しむこと」
でした。
指体操の後には、ペットボトルとビニール袋を使った「ビニール飛ばしゲーム」や「新聞巻き巻きゲーム」、さらに脳を使う「言葉作り」にもチャレンジしました。

身近にあるものを使った、ちょっとした遊びです。
でも、やってみると手を動かし、頭を使い、周りの人と笑い合う。
ひとつのレクリエーションの中に、体、脳、そして人とのつながりが自然に入っていることに気づきました。
しがきんが今回あらためて感じたのは、「健康のために何かをしなければ」と考えると、つい難しくしてしまうということです。
毎日運動しなければ。
頭の体操をしなければ。
外に出なければ。
「しなければ」が増えるほど、続けることはしんどくなります。
でも、楽しいからやってみる。
誰かと一緒だから出かけてみる。
笑っているうちに、いつの間にか体も頭も動いている。
そんな入り口なら、少し違うのではないでしょうか。
これは、里山ウェルビーイングにも通じるように思います。
里山で体を動かすことも、人と話すことも、地域の活動に参加することも、「健康のため」と力を入れすぎる必要はありません。
面白そうだから参加する。
誰かに会いたいから出かける。
ちょっと手伝ってみる。
その小さな行動が、結果として体を動かし、頭を使い、人とのつながりを生みます。
健康は、特別なことを頑張った先だけにあるのではなく、毎日の「楽しい」の中にもあるのかもしれません。
あなたなら、無理なく楽しみながら続けられることは何でしょうか。
