森のセミナー 森を守るって、どういうこと?
中学生のアイデアから見えた、里山との関わり方
今回は、幸田町立南部中学校の体育館を会場に「里山ウェルビーイングセミナー」を開催しました。
講師は、森林科学を専門とする人間環境大学の江口則和さんです。
中学1年生約110人を前に、江口さんはユニークな「ししょー」の扮装で登場しました。

そして始まったのは、ただ話を聞くだけの講義ではありません。
頭と体を使うクイズ形式で、しかもクラス対抗戦。
会場はすぐに盛り上がりました。

クイズを通して考えたのは、地域の森林保全や環境問題、森に暮らす生き物たちのことです。
難しそうに聞こえるテーマも、クイズになると「自分ならどう答えるだろう」と考えたくなります。
さらに、
「豊かな自然を守るには、どうすれば良いか」
という問いが投げかけられました。
中学生からは、
「森に入場料を徴収する」 「動物を飼う」
など、さまざまな楽しいアイデアが出てきました。
正解を覚えるだけではなく、自分なりの答えを考える。
その様子を見ながら、しがきんは一つのことに気づきました。
自然を守ることは、誰かが用意した「正しい答え」に従うことだけではないのかもしれません。
まず森のことを知る。
そして、
「自分だったらどうする?」
と考えてみる。
そこから自然との関わりが始まるのではないでしょうか。
里山の保全というと、草を刈ったり、木を手入れしたりする作業を思い浮かべる人も多いと思います。
もちろん、それも大切です。
でも、将来その里山に関わる人を増やしていくには、子どもたちが自然について考え、自分のアイデアを口にする機会も必要です。
今回のセミナーでは、クイズという遊びのような入口から、中学生たちが森林や環境について考えていました。
「森を守るにはどうしたらいい?」
そう聞かれたとき、皆さんならどんな答えを出しますか。
木を植える。 ごみを拾う。 森へ遊びに行く。 地域の活動に参加する。
答えは一つではないはずです。
自然を守ることを、一部の専門家やボランティアだけの仕事にしない。
子どもも大人も、それぞれの立場から「自分に何ができるだろう」と考えてみる。
そんな人が少しずつ増えていくことが、里山の未来につながっていくのだと思います。
楽しく学び、考え、そして自分の言葉でアイデアを出す。
今回の中学生たちの姿に、しがきんは「里山ウェルビーイング」の大切な入口を見た気がしました。
