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西武・滝澤夏央選手の活躍に感じるあれこれ

書店に立ち寄ると「週刊ベースボール」最新号の表紙が目に入ってきた。
今回はライオンズ特集。表紙には渡部聖弥選手、滝澤夏央選手、髙橋光成投手、隅田知一郎投手が写る。
個人的には高校時代を知る滝澤選手の姿が、どうしても真っ先に入ってくる。持ち前の守備はもちろん、規定打席に到達し打率は現在2割9分台をキープ。理屈では分かっているがこうして雑誌の表紙に出てくると(過去にも週べの表紙には出ているが)、「今やライオンズの中心選手になったのか…」とその成長と進化を感じずにはいられない。


滝澤選手といえば4年前、「文春野球ペナントレース」にて滝澤選手について書いた。

ちょうどこの年の5月に育成から支配下に昇格し、即1軍デビューで活躍した。この記事では彼の幼馴染に取材し、滝澤選手の小学生時代のエピソードや僕が見て来た高校時代の話で構成している。
その翌年には毎年6月下旬に新潟県内で発売される「高校野球新潟大会展望号」の巻頭インタビューで滝澤選手に取材した。
「『源田さんの後のショートは自分だ』という気持ちで臨んでいる」
「身長は関係ないことを僕が証明して、小さな子どもたちの夢や目標となる選手になりたいです」
その時話していたことは今でも覚えている。
今年の新潟大会展望号では企画の一つとして、滝澤選手の専属トレーナーを務める岡崎優さん(新潟県上越市在住)を取材。滝澤選手のトレーニングの話や、昨シーズンを経て成長した話がとても興味深かった。
(詳細は「新潟大会展望号にて」)

オールスターゲームにも2年連続出場が決まった。しかも第2戦の開催地は富山アルペンスタジアム。滝澤選手の地元・上越市からも距離的には遠くない。
しかも滝澤選手にとって富山は「因縁の場所」でもある。
先日、滝澤選手の母校・関根学園の試合を取材した際、地元紙の記者さんとこんな話題になった。
「夏央と富山と言ったら、高2の秋だよね」


写真は高校3年春



滝澤選手が高校2年の秋、関根学園は北信越大会に出場。新湊(富山)、佐久長聖(長野)と勝ち、準決勝で対戦したのが敦賀気比(福井・西武関連では長谷川信哉選手の母校)だった。4対3と関根学園1点リードで9回裏に突入。滝澤選手は8回にショートからピッチャーとして登板。2死1、2塁、カウント1-2とセンバツ出場濃厚まであと1球まで迫っていた。が、ここで同点打を許し4対4。さらに延長10回にサヨナラ打を浴び、甲子園出場を逃した。
後年、高校時代に一番印象に残った試合について聞いたが、滝澤選手が選んだのがこの試合だった。
そんな悔しい思い出のある富山でオールスターゲームが行われ、出場する…。今年のオールスターゲーム第2戦、富山の試合はぜひ滝澤選手に注目だ。

雪に覆われる関根学園グラウンド

最後に、一つだけ。
この夏、滝澤選手の母校・関根学園には1年生のショートが守っていた。というよりも春もこの1年生が出場していた。
本来の正ショート・キャプテンの内田心温(うちだ・しおん)選手がケガで春、夏と出場できない中、代わりに抜擢されたのが彼だった。
167センチ、66キロで右投左打。時折見せる好守は一瞬、あの先輩を彷彿とさせる。
2年後、彼…鈴木仁選手がどんな選手になっているのか。とても楽しみだ。

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