直木三十五:大阪の直木三十五記念館、文学碑、エンタメ文学賞の直木賞、弟・植村清二と甥・植村鞆音など
芸術は短く、貧乏は長し
直木三十五(なおき・さんじゅうご、1891年~1934年)…小説家、脚本家。本名は、植村宗一(うえむら・そういち)。エンタメ小説の文学賞「直木賞」の由来となる人物。



画像は、大阪府大阪市中央区谷町にある直木三十五記念館。正確には、複合文化施設「萌」の2階の一角にある。
直木三十五という人物を知らなくても、直木賞という文学賞は聞いたことがある人が多いかもしれない。エンタメ系の文学賞が直木賞である。
比較されるというか、一緒に発表される、堅苦しい感じの、いわゆる純文学の文学賞が芥川賞である。
芥川賞は、正式名称は、芥川龍之介賞であり、芥川龍之介(あくたがわ・りゅうのすけ、1892年~1927年)に由来した文学賞である。これは結構、知られていると思う。
だが、直木賞の正式名称が、直木三十五賞で、小説家の直木三十五に由来しているということは、あまり広く知られているようには感じられない。その作品があまり流通していないというのが大きいのかも。
直木賞は、芥川賞と同様に、菊池寛(きくち・かん、1888年~1948年)が1935年に創設。1927年に芥川龍之介が亡くなり、1934年に直木三十五が亡くなっている。
そのような時間軸を確認すると、菊池寛の思い入れも感じられる。
それぞれ、上半期と下半期に分けられて、受賞作が決まる。つまり、年に2回、受賞作が決まるのである。
詳しく解説すると、前年の12月から5月までを上半期として、その期間に発表されたものから候補作が挙げられて、選考会が7月中旬に実施されて、受賞作が決まる。
同様に、6月から11月までを下半期として、その期間に発表されたものから候補作が挙げられて、選考会が翌年1月中旬に実施されて、受賞作が決まる。
直木賞の受賞作は文芸誌「オール讀物」に一部掲載、芥川賞の受賞作は文芸誌「文藝春秋」に全文掲載されるという流れ。
自分で調べながら書いたけれど、時期とか掲載方法とか正確には知らなかった。何となくニュースで、候補作が挙がったのを知って、忘れた頃に受賞作が決まったということを、またニュースで知るみたいな感じだからな。


直木三十五記念館は、建物の2階にあるが、その階段の途中には、これまでの直木賞受賞作品が、壁面に飾られているのである。なかなか壮観で、この展示方法は、かなりアリだと思う。
ただ本の表紙が日焼けしてしまうから、その対策はどうしたら良いのかは分からないけれど。
当然だけれど、読んだことのない作品も沢山ある。というか、これだけあればほぼ読んでいないということになる。試しに自分が読んだことのある直木賞受賞作を調べてみた。
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