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「汗を流した先にあったもの」

一週間ぶりに畑へ行ってきました。

「今日は一気にきれいにするぞ!」

そんな気合いを入れて向かったのですが、畑に着いた瞬間、思わず笑ってしまいました。

たった一週間空けただけなのに、雑草が私の背丈よりも高く伸びていたんです。

まるでジャングル(笑)。

自然の生命力って、本当にすごいです!

このままでは耕運機も入れられないので、まずは鎌でできるだけ根っこに
近いところから草を刈り、そのあと夫が耕運機で耕すことにしました。

私は草刈り担当、夫は耕運機担当です。

最初は「意外と順調かも」と思うくらい、サクサク作業が進みました。

鎌で草を刈るたびに少しずつ景色が変わっていくのが気持ちよくて、
「この調子なら今日はだいぶ進みそう!」なんて思っていました。

でも、その日はとにかく蒸し暑い日でした。

風もほとんど吹かず、じっとしているだけでも汗が流れてくるような
暑さです。

さらに草刈りは、ずっと腰を曲げたままの姿勢。

時間が経つにつれて腰がだんだん重くなり、
「あれ?なんだか様子がおかしいな…」と感じ始めました。

それと同時に、汗が止まらなくなり、喉が異様に乾いてきたんです。

水筒のお茶を飲んでも、少しするとまた喉がカラカラ。

「こんなに水分を摂っているのに、どうしてこんなに乾くんだろう。」

その瞬間、以前熱中症になったときのことが頭に浮かびました。

あのときも同じように喉が異常に乾き、体がおかしくなってしまったんです。

幸い、一緒に畑をやっている方がすぐに気づいてくれて、
「経口補水液を飲んだほうがいいよ」と持ってきてくれたおかげで、
大事には至りませんでした。

その経験があったからこそ、「これは無理をしたら危ない」と思い
すぐに気づくことができました。

私はすぐ夫に「今日はここでやめよう」と伝え、作業を切り上げることにしました。

本当は全部終わらせたかったけれど、体は一つしかありません。

無理をしてしまったら、次に畑へ来ることさえできなくなってしまうので
今日はこれで終了です。

それでも、畑の半分くらいはきれいにすることができました。

ジャングルのようだった景色が少しずつ畑らしくなっていくのを見て、
「今日はここまででも十分頑張ったね」と夫と話しながら片付けを
始めました。

帰る前、お隣の畑の方がいらっしゃったので、我が家で育てている
「辛くない唐辛子」を少しおすそ分けすることにしました。

いつも野菜をいただいてばかりなので、「ほんの気持ちですが…」という思いであげました。



辛くない唐辛子。味はピーマンの味に近いです。


我が家はまだまだ畑初心者。

思うように野菜が育たないことも多く、人に自信を持ってあげられるものは、まだあまりありません。

それでも、その方は「これ、私は育てていなかったからすごくうれしい!」と、とても喜んでくれました。

その笑顔を見られただけで、持ってきてよかったなと思いました。

ところが、それだけでは終わりませんでした。

帰ろうと鎌や道具を片付けていると、

「これはいる〜?」

「こっちも持っていく?」

と、何度も話しかけてくれて、野菜やいろいろなものを次々と
持たせてくれるのです。

「あれ? 私、おすそ分けをしに来たはずなんだけど…。」

気づけば、わらしべ長者状態(笑)。

いただいたものは、私があげたものの何倍もありました。



サニーレタス、いんげん、白いナス、
どれもこれも美味しそう



ズッキーニもいただきました。
もう感謝しかありません。


「いつもお世話になっているから。」

その言葉と一緒にいただいた優しさが、本当にうれしくて、胸がじんわり温かくなりました。

お世話になってるのはどう考えてもわたしの方なのに…

畑では野菜を育てているつもりでしたが、それだけではなかったようです。

人とのつながりや、お互いを思いやる気持ちも、一緒に育っていたんですね。

熱中症になりかけて、「今日は途中で帰ることになってしまった」と少し残念な気持ちもありました。

でも、一日の終わりには、お隣さんの優しさに触れ、心まで満たされた気がしました。

今年の夏も暑さとの戦いになりそうです。

だからこそ、「もう少し頑張ろう」と無理をするのではなく、
「今日はここまで」と体の声に耳を傾けながら、これからも夫と一緒に、
ゆっくり畑を楽しんでいきたいと思います。



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