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古都トレドで夕食難民。哀愁漂う50歳はマックで泣く【女一人、世界一周】


トレド到着日はよい天気。でも、空の色が南米と違う。筋雲が浮かんでいてすっかり秋の空でした。そういえば11月。3週間ほど南半球で過ごしているうちに、北半球はすっかり秋めいていた。

旅をしているんだなあ、と実感した瞬間でした。

普通のスーパーに生ハム?の塊が売られている

町全体が世界遺産

トレドの旧市街は、小高い丘の上に広がっています。長い歴史の中で支配者が変わり、宗教も塗り替わりましたが、この土地にはそれまでの宗教を排除しない寛容さがあったとかで、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教が長い間共存し、独特の雰囲気を作り上げていきました。

観光で見るべき場所は高いところに集中。


その文化的な価値によって、町全体が世界遺産に登録されています。

宿を出たのは夕方。スーパーを冷やかしながら、坂を上って歴史的な建築物が集まる高台へ上る。

走っている人がたくさんいました。

20分ほど歩いて、歴史地区に着いたころにはもう暗くなっていました。
晩ご飯のことを考えながら、あてもなく散策します。

歴史地区から見下ろすトレドの街並み

トレドは歴史的な重みを考えると、日本で言えば京都的なエリア。でも私は改めて鎌倉を連想しました。サイズ感や、首都からのアクセスの感じが。

中心部に着いたら、ますます「鎌倉やん」と思いました。箱根湯本といってもいいかもしれない。観光客でいっぱいで、お土産屋さんや観光客向けのスイーツ屋さんがずらりと並んでいます。

それまでも観光地を旅してきたのですが、このエリアの観光地感は特に強かった…

マドリードやバルセロナから離れた場所だったら、世界遺産と言ってもこんなに人は来ていないんだろうな、やっぱりアクセスって大事。

マックは旅人の灯台

どこに入っても観光地価格だと思うと、ちょっとテンションが下がってしまいました。同じ観光地価格でも、南米のクスコやグアナファトに比べて高いし、一人で入りやすい飲食店も少なくて。

南米の物価感覚がまだ残っている中で、夕食難民メンタルに。疲れが出始めたところに飛び込んできたのが、お馴染みのマックのロゴでした。

お馴染みのロゴ

中心地の大きな広場にでででんとあるマック。マックやスタバがあるのは、年から年中観光客が来る、外国人に人気の観光地の証かもしれんけど、私はふいに心の糸が切れてしまいました。

南米では何度も見かけたのに、一度も入ろうと思わなかったマックに、よりによってここで入る。世界一周最初のマック。

フィレオフィッシュ5ユーロ。850円くらい。ぎょえーーーー

ハンバーガーとカプチーノで530円。日本の1.7倍ほどでしょうか(2024年当時)。

観光地で食べるマックのバーガーは敗北の味。考えるのもお店を探すのも面倒になった結果だから。けどお昼もあまり食べていなかったし。とにかくお腹に何か入れることを優先しました。

来た道を戻り、ホステルへ帰宅。共有リビングでは、グループ客がテレビかDVDを見て盛り上がっていました。

この日はちょっと孤独を感じつつ。明日、仕切り直そう。

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