ぬい撮り歴26年・旅とパペット
こんなまとめを見たのだけど、そういえば私がやっていることもぬい撮りだな…と思ったので、私の「ぬい撮り」を振り返ってみた。
私が自分のキャラクター(自己像)のパペットを作ったのは2003年のことである。その前の2002年に個展をやった際、着ぐるみを作ったのだった。
展示をしたときに、真ん中に置く作品がないな…でも立体造形にお金かけてもその後困るな…と思って「ずっと使える自分の作品を作ろう」と思って着ぐるみを作ったのだった。


オーダーメイドのスーツ作るのと値段は対して変わらないな。きっとずっと使えるしと思って作った。
で、こいつは今でもうちの押入れに入っている。たまに被ったりしていた。
しかし…着ぐるみには欠点があった。そう着ぐるみを着ると、中に私がいるということがわからないのです…!!!!
中から話しかけるとみんなめちゃくちゃびっくりする。ワンワン方式というかサボさん方式というか、中の人がそのまま中の人パターンなんですけど、みんなすごくびっくりするんですね。

なので「びっくりされない小さい私がほしい」と思って、展示終わったあとにパペットを作った。翌年2003年のことである。

最初に連れて行ったのは友達と行ったNY旅行。
そしたら打ち合わせにもしてないのに、一緒に行った友達がカーミットのぬいぐるみを連れてきていた。サイズ感ばっちり!!
というわけで、これは我々の分身として写真に収まることになるのだった。





どう見ても楽しい。もちろん自分たちの写真もあるけど、分身の写真も大変たのしい。
で、2008年に「行くぞ! 30日間世界一周」のロケのときに連れて行った。番組から見た人は番組の小道具のように見えたらしいが、私物である。旅行に一緒に連れてって、一緒に撮るだめだけに作られた、特注のパペット。


「行くぞ! 30日間世界一周」は一周目はDVDが出たけど、二周目はソフト化はなく(何回か話はあったけど、権利関係で難しくなってしまった)、今はYouTubeで予告だけが見られます。
これももう…18年前ですってよ?? 奥さん!!
それで、世界一周の番組を2シーズンやって、世界2周した。
togetterのまとめで「死んだ赤ん坊の身代わりだと思われたことがある」と書いてあったけど、私も「あなたの赤ちゃんなの?」って聞かれたことがある。「ノー! イッツリトル・ミー!」って言ったけど、まあヤバい女だと思われているに違いない。めちゃくちゃ笑われたりしますね。
世界一周の二周目でペトラ遺跡でさるころちゃんパペットをカメラに入れて撮影しつつ、ラクダに乗っていたらめちゃくちゃ笑われた。



あとさるころちゃんパペットあるあるとしては「現地の人に攫われる」。笑われながら持っていかれてしまう。そして写真とったりとられたりする。

あと、動物にも襲われる。タイで虎にパンチされ、象に鼻で弄られた。ワオキツネザルに襲われたこともある。最近は怖いので動物には近づけないことにしている。



世界一周に連れて行ったのはとてもよくて、番組にもマンガにもフルでこのパペットは使われて、作ってよかった〜と思った。
マンガは一周目が全3巻、二周目が全5巻。
近年は子連れになったせいか、あんま気にされてないような気がする。まあ、よくみると息子のぬいぐるみではないのだ…お母さんのぬいぐるみなのだ…。でも子どもがいることでぬいぐるみの違和感が打ち消されているような気がする。実際赤ちゃんのときの息子はすごくこのパペットが好きだった。

生まれたときからこのさるころちゃんパペットにあやされてきた息子…。旅行中、ずっとパペット写真を撮っている母…。そしてマンガにされたりする家庭。そこで育った息子は一体どんな大人になるのだろうか…。
(現在小5)

というか。わたしは仕事になろうがなるまいが、ずっとこのさるこちゃんパペットを「旅行のときは連れて行く」のである。

なお、ぬい撮り26年なのにさるころちゃんパペットは2003年から。というとそのタイムラグはなにか。というと2000年、初めての海外旅行のときは別のぬいぐるみを持っていた。
ペリーヌ物語のバロンのぬいぐるみ。
仕事相手が仕事の資料として持っていたものを「かわいいい!!!」と言ったらくれた。今見てもかわいい。なんてかわいいんだ。

私のはじめての海外旅行はコロラド・デンバーだった。
姉がホームステイしていた親戚のうちに遊びに行ったのだ。おじさんは日系アメリカ人で祖母の従兄弟だった。祖母の叔母がゴールドラッシュのときに鉱山技師としてアメリカに渡った人のお嫁に行って、おじさんはそこで生まれた。



バロンちゃんがいるだけで、ただの風景写真が最高にかわいいのだ。
最高だ! 最高すぎる!
写真撮りまくっていたら、おじさんは「ぬいぐるみが好きな子」なのだと思って、おみやげに別のぬいぐるみをくれた。ぬいぐるみが好きというより、ぬいぐるみがいる旅行写真が好きなんだけど、このニュアンスは全然伝わらないんだと思う。でも自分の写真よりもぬいぐるみの写真のほうが「見て見て、かわいいでしょ」と気軽に見せられる。
(私は自分の写真を載せるのも全然平気だけど…)

で、気がついたら今もずっと同じようにやっている。
子どもが生まれようが、年とろうが、何も変わらず…というか、気がついたら時が経ってたみたいな感じ。

さるころちゃんパペットも23年使っているのだ…。
年季入ってるわりにきれいだけど大事につかっているのと、たまに洗濯したりメンテナンスはしている。

どう考えても最高なのだ。ぬいぐるみはフォトジェニックだし毎回最高の写真が撮れてると思ってる。
とはいえ、昨今の流行りは推し活の流れというか、推しのぬいぐるみと一緒に行ってるという感じなので、ここまで「自己の分身」としてのぬいぐるみを連れて回っている、というのはちょっと特殊例かもしれない。
でもこの「旅ログ」もずっとそう。仕事だろうが、仕事じゃなかろうか、私はずっと同じことをしている…。
しかもですね「仕事になるかもしれない」と思ってもやってない。ただ「やったら面白いかな」と思ってやってる。
骨髄ドナーだって結婚生活だって「マンガにしたろ」と思ってやってなかったのと同じで、基本は「面白いかな」と思ってやって、そこから仕事になりそうなものは仕事にしている。
そういえば友達に「さるころはずっと同じことをする傾向があるが、一度これをやると決めたらやりたくなくてもやってるの?」的なことを聞かれたのですが、全然「続けること」に執着しておらず、単に「楽しいからやってる」うちに気がつくと時間が経ってた…みたいな感じ。
飽きない…そう飽きないのです…。
空手初めて気がついたら24年だし、育児マンガ描いてブログ載せようと思って0歳から初めてもう息子は11歳だし、ぬいぐるみ連れて旅行の写真撮ってたら26年経ってた。みたいな。
で、本日わたくし50歳になったんですよ。
フリーランス生活も30周年。
ぬい撮りの歴史を振り返ったら、自分のフリーランス生活もちょっと振り返る感じになりました。
なんで、この先もこんな感じで「面白いかな」と思ったことをやっていくんじゃないかなと思いました。
パペット、旅、着ぐるみ活用その他諸々、といえばこんなのあったなと思ったので最後に貼ります。これも…もう…12年前だって…。
妊娠してからSaltaALやってない…。でもこれもやめているわけじゃないので、いつかまたやるかもしれない。
わたくしは80歳までは仕事するつもりなので、50歳はちょうど真ん中のつもり。これから30年も楽しく仕事だったり仕事じゃなかったり、面白そうなことをやっていきたいと思います。
よろしくお願いします!
