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インド映画に恋してます⑨ お猿と神話とサルマン兄貴『Selfi Le Le Re』——色粉そして大人の文化祭

🎵 今日の一曲:『Selfi Le Le Re』  『バジュランギおじさんと、小さな迷子(原題Bajrangi Bhaijaan)』より

ハヌマーン神の信奉者、バジュランギは「これ!」と思ったことには脇目もふらず一生懸命。
そんな彼が、祭りの日に迷子の女の子と出会う。

「ママのもとに返してあげる」——
その決意が、思いもよらない旅の始まりになる。


年間500本近く映画を観る私の世界が、ある日 “Dard-E-Disco” でひっくり返った。
それからというもの、映画は観るものではなく——踊るものになった。

——映画に恋して、踊り出した。
シャー・ルク・カーンに惚れて、世界が回り始めた—


私のダンス経験を織り交ぜながら、インド映画の曲を語りまくるこの連載。
出てくる話の時系列は完全に無視していることをご了承ください。

さて、インドを体験できる素敵なイベントが秋の東京であると知った私。
この年、初めてその大きなイベントで踊ることになった。

2曲踊るうちの1曲が『Selfi Le Le Re』。


なぜ、お猿?????
賑やかで楽しいけど、なぜお猿???
しかも粉まみれ???謎すぎる。


調べてみると、ヒンドゥー教の神様の中には動物も多い。
その中に「お猿の神様」ハヌマーンがいらっしゃるという。

ラーマ王子を支える力持ちの猿神。
もし彼がいなければ、ラーマは悪に打ち勝てなかったのでは?と思うほどの大活躍。

そんなハヌマーンを信奉する主人公、それがバジュランギ。


映画を観ながら私は思った。
「神様って崇めるだけの存在じゃなくて、こんなに身近でいいんだ」と。

インドでは神様が、人のそばに“共にいる”。
その感覚にハッとした。


そしてイベントの衣装打ち合わせへ。
『Selfi Le Le Re』は、白いTシャツとジーンズ。

ただしTシャツは——
赤い色粉まみれ!

汚れてもいい服を探してもよかった。
でも“衣装”となれば私のテンションは不要なほど急上昇する。

スポーツ用品店でお高い白Tシャツを購入。
生地も首元も完璧。テンションMAX!


クラス全員で、赤い粉の表現方法を話し合った。
スプレー? 絵の具? 顔料???
リハ後に全員分のTシャツを回収し、
近くの画材屋へ駆け込む。

そして夜のスタジオで——
Tシャツを並べて色を付けて、ハンガーに吊るして乾かす。

静かな空間に笑い声が響いた。
あの時間、まるで学生時代の放課後みたいだった。


高校や大学で、
遅くまで小道具を作ってた日々を思い出した。

しゃべって、笑って、作って。
お菓子をつまみながら、どうでもいい話で盛り上がる。

まさか社会人になってから、
またあの感覚を味わえるとは思っていなかった。


同じ目標に向かって進む。
でも「仕事」では味わえないこのワクワク。

たぶん——
本当は人間って、“ワクワク”を感じながら何かを作るほうが、
ずっと豊かに生きられるのかもしれない。


ラーマーヤナの話のように、
この“文化祭モード”の話も今後何度も出てくるだろう。

だって、私にとってインド映画もダンスも、
ワクワクそのものだから。


みなさんがワクワクするのはどんな時ですか?

(⑩ アツイ友情と恋するハート Tune Maari Entriyaan——縫い付けたハートと前夜のテンション)

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