詩『ひとひら』
淡い色した小さな花びらの
ひとひらが役目を終えて
ひらひら くるくる
風と一緒に消えていく
子供の頃からの夢のひとひらも
いずれぼくから離れ
ふわふわ さよならと
遠くへ行くのだろうか
赤くなった木の葉が
ひとひら枝から離れて
はらはら ひらひら
風と一緒に去っていく
持ち続けた希望のひとひらも
いつかぼくを残して
さらさら さよならと
静かに去るのだろうか
青空が透けるように薄く
たなびく雲のひとひらが
ゆうらり ゆらり
風と一緒に昇っていく
想いのひとひらは
いつかぼくが去っても
どこかの 誰かの心の中に
留めてもらえれば嬉しい
