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詩『花 揺れる』

通り過ぎる風に
花が揺れる
空を流れてゆく雲を
見送っているかのよう

蝶が飛び立ち
花が揺れる
次の花へ向かう姿を
見つめているかのよう

雨が降り
花が揺れる
しっとりと濡れ
色が甦る

雨が上がる
花びらに残るひと粒が
太陽に輝き
夕焼けに染まる

月明かりの下で
花は眠りにつく
風が揺らし
雫が落ちる

地面の雫に月が宿り
やがて夜に溶けていった

グスタフ・クリムト
『イタリアの庭園風景』