詩『来し方 行く末』
振り返れば長くもあり
短夜の夢のような時間
振り向けば長いような
束の間の幻のような道のり
来し方の記憶は
白み始めた空の雲のように
うっすらとたなびき
時とともに消えてゆく
出会いの数だけある別れ
それは道行く人達と
袖が触れ合うようなもの
ほんの些細なことかもしれない
暁の空に太陽を探せる人は
希望の灯をともすことができる
沈んだ太陽を追い続ける人は
夢をずっと持っていられる
行く末のことは分からないけど
きっと誰かが先に歩いた道
誰の目にも留まらなくていい
自分の光を放つ星になりたい

