見出し画像

▶ 山菜類

▶ ふき


ふき

【Fuki  /  Japanese butterbur】
【キク科 フキ属】

◆ 足寄町の螺湾(らわん)ぶきが有名です!

北海道産食材ハンドブック参照


「ふき」をサクっと紹介!


・全国の9割が栽培ふきである中、道内では天然ふき(自生している野生のふき)が多くを占めていましたが、近年では足寄町(十勝)などで栽培ふきの生産が増えています。

・水が豊富で風があまり強くない土地を好み繁殖・栽培します。
 採取する場合は、乾燥地ではなく水際の柔らかく太く育ったものがよいでしょう。

・品種は、秋田ふき、水ふき、愛知早生、などがあります。
 (太く長く、苦みも少なく調理しやすい)

・アイヌ語の「コロポックル」は、” ふきの葉の下の人 ” という意味といわれています。


☝️ふき、ふきのとう、どちらも食べることができます


独特な香り、ほろ苦い食味の「ふき」、早春だけの特別な味わいである「ふきのとう」、ともに抗酸化物質が含まれ栄養も豊富で、長く伸びるという特性から、古くから祝い事に欠かせない食材として用いられています。

ふきのとうは、苞が開いてないもので、
蕾がかためのものを食します
天ぷらは絶品です!


ふきは、生のまま塩漬けして保存できます。
調理する前に塩抜き(煮たあと流水で流す)してから使います。


☝️螺湾ぶきは「北海道遺産」に認定されています!


足寄町の螺湾川(らわんがわ)に沿って自生しているのが、螺湾ぶき。
北海道に分布するふきの中でも最も大型なもので、高さは2メートル以上にもなります。

また、2001年には「北海道遺産」にも認定されました。
足寄町農協が「ラワンぶき」の商標を取得しており、地域特産品として育てています。



▶ うど


うど

【Udo  /  Japanese spikenard  /  Mountain asparagus】
【ウコギ科 タラノキ属】

◆ 独特な風味が、春の食べ物として定着しています

北海道産食材ハンドブック参照


「うど」をサクっと紹介!


・道内では天然うど(自生している野生種のうど)が多くを占めていましたが、近年では北斗市(渡島)などで栽培うどの生産が7割を占めています。

・栽培うどは、暗所で育てるものや土をかぶせて軟白化させて育てるものと、上半分を緑化させ下は軟白化させる半地下方式などがあります。

・強い抗酸化性があるのをはじめ、豊富な栄養素を含んでおり、鎮痛効果もあるそうで、疲労回復や血行促進などに効果があるといわれています。


☝️” うどの大木 ” の由来


風当たりの少ない沢地で自生し、大きく育つ「うど」。
山菜の中でも高級品である「うど」ですが、茎は空洞が多く極めて折れやすいのです。
折れてしまうと食用としての用途がなくなってしまうことから、
「体ばかり大きくて何の役にもたたない人」の例えとして、” うどの大木 ”といわれています。



▶ わらび


わらび

【Bracken】
【コバノイシカグマ科 ワラビ属】

◆ 春の山菜シーズンには欠かせないものですね

北海道産食材ハンドブック参照


「わらび」をサクっと紹介!


・シダ植物の一種で、草原、谷地などの日当たりのよいところに群生していて、春に新芽が出ます。

・春から初夏にかけて採取する際は、まだ葉の開いていない若芽(葉)を、やわらかいところで折ります。

・根茎から取れるでんぷんを「ワラビ粉」として利用します。


※わらびには毒性があるため、生のままでは食用にはできません。
 食べる際は、重曹を入れた熱湯であく抜きしたり、塩漬けにすることで無毒化してから調理します。



▶ ぎょうじゃにんにく


ぎょうじゃにんにく

【Gyoja-ninniku  /  Victory onion  /  Alpine leek】
【ユリ科 ネギ属】

◆ 強い香りを楽しむ山菜で、北海道では人気があります
◆ 山中で修行する行者が食べて栄養をつけたことから「行者にんにく」の名が付いたといわれています

北海道産食材ハンドブック参照


「ぎょうじゃにんにく」をサクっと紹介!


・北海道では自生していて、4~5年以上の株で春先の茎葉を食用とします。
 北海道の山菜シーズンでは1,2位を争う人気です。
 水洗いし、根元の赤い皮(はかま)を取り除けば、あく抜きなどの必要はありません。

・強い香りと風味が特徴で、強壮作用があるといわれています。
 この香りは硫化アリルが多く含まれることによるもので、医学的にも様々な効能が期待されています。

・最近になって栽培もされれるようになってきました。
 山から野生の株を畑に持ってきて植える方法と、種から育てる方法(実生:成長が遅いので5~7年かかる)があります

・1年で葉が1枚増加し、地下部に球根を形成して越冬します。
 夏季冷涼、冬季寒冷な気候のみで生育が可能で、高温になると生育が停滞し、更に温度が上がると枯死してしまいます。


☝️採取するときは間違えないように!


北海道では毎年春になると、ぎょうじゃにんにくの季節ですね、と美味しさを伝えるニュースが多くなりますが、同時に、毒性のあるものと間違えて採取し食べてしまうニュースも少なくありません。

農林水産省HPにもありますが、正しい知識で、しっかり見極めて山菜シーズンを楽しんでもらいたいと思います。



▶ たけのこ


根曲がりたけ

たけのこ

【Bamboo shoots】
【イネ科タケ亜科 ササ属】

◆ 柔らかいネマガリタケが人気です!

北海道産食材ハンドブック参照


「たけのこ」をサクっと紹介!


・北海道では、天然物のみです。

・正式名は「チシマザサ(千島笹)」、通称「ネマガリタケ(根曲がり竹)」で、春の山菜採りシーズンの代表格として道民に親しまれています。

・融雪後の5月下旬から7月上旬が適しています。
 地上に出たばかりの若芽を根元から採ります。
(長く伸びたものはかたいので避ける)

・鮮度が落ちやすいので、採取後は早めに茹でてあく抜きをしておきます。
(縦に切れ目を入れて皮をむいて、米のとぎ汁やぬかを入れた熱湯で茹で、そのまま冷ます)


☝️遭難に注意したい山菜№1でもあります


この「ネマガリタケ」を採取する際、背丈以上の笹をこぎながら、下にあるたけのこばかりを見て進むため、気が付くと方向を見失って遭難してしまう、という事故が頻発しています。
事前準備はもちろんのこと、採ることに夢中になりすぎないよう細心の注意が必要です。
近年は熊の出没も多くなっているので、うっかり山に深く入り過ぎないよう気をつけていただきたいです。


いいなと思ったら応援しよう!