外国ルーツの子どもへの教育支援・猛暑対策など議論 東久留米市議会~さくるめニュース・東京・多摩~
9月4日、一般質問2日目 「多文化共生」「地域公共交通」「猛暑」などテーマに現状と市の対応を質す
【日本語教育】
東久留米市内の外国籍の児童生徒は増加傾向で、令和8年度は146人(小学生101人、中学生45人)。
議員から、多文化共生の取り組みとして日本語教育の現状について質問があった。
市によると、現在、日本語の指導を受けているのは小学生10人、中学生2人。子どもたちが普段通りの環境で学べるよう、地域ボランティアなどの指導者が学校に出向く「講師派遣型」をとり、子どもや保護者、学校が指導時間や方法などを相談しながら学習内容を決めている。
中学生に対しては、定期テストで漢字にルビを振るなどの配慮をしている学校もあり、卒業後の進路については日本語指導者とともに保護者との面談を重ねるなどの対応をしている。
このほか、外国籍の家庭へのサポートとして、音声付きの教材の貸し出しや福祉的な個別支援も行っている。
市の担当者は、こうした支援の多くをボランティアに頼っている点に課題があり、今後は学校の体制強化とともに、地域社会と緊密に連携して、包括的な支援に取り組んでいくとの考えを示した。
【コミュニティバス】
「東京都内でコミュニティバスがないのは東久留米市など2市だけ」、高台の地域など路線バスがない地域で市民の足がないとしてコミュニティバス導入について、市の見解を質した。
市側は、「東久留米市内では公共交通の空白地域が点在。これをカバーするため、コミュニティバスを市内全域をに走らせるには多大な経費がかかる。一部地域への導入は公平性に問題が出る」として導入は困難との見方を示した。
【猛暑対策】
プラスティックごみ削減と熱中症対策を目的に市役所など市内2か所に設置されている「マイボトル対応型給水器」の利用状況と増設についても質問があった。
市側は、設置から令和8年6月末までの約1年間に4860リットル(500ミリリットル入りペットボトルで9720本分)が利用され、気温が上がった7月、利用が急増したとして、追加設置の可能性をさぐる方針を示した。
夏の暑さ対策としては、住民の避難所としての役割も担う小中学校の体育館の冷房の現状と今後の進め方について質問があった。
市側は、「令和5年度までにすべての小中学校に大風量のエアコンを整備した。猛暑のため、さらにスポットクーラーを導入するよう求める声も届いているが、クーラー使用時に発生する熱の処理などの問題があり、導入は困難」とし、ほかの自治体の取り組みなどを参考に改善策を求めていく考えを示した。
【取材メモから】
この日も一般質問を通しで聞いた。
気になったのは複数の議員の間で重複した質問があったこと。
同じテーマでもチェックポイントが違っていればいいが、表題も同じ、切り口も同じ、だから、答弁も「聞いたような話」になる。
話し合って議論を高めあえばいいのにと思うが、会派が違えば知らぬ顔ということか。
もうひとつ。
傍聴して初めて「ヤジ」を聞いた。「ザイゲンはどうするんだ」
公共料金値上げにからんだ話だったと思う。
「ザイゲン」という言葉が、今後も市役所や議会の内外で「もぐら叩き」のように出てくる気がする。
