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50歳目前で「老後資金が足りない」と気づいたあと、最初に確認すべき3つ

前回の無料記事で、50歳が見えてきた頃から急に、

「このまま定年を迎えて、本当に生活していけるのか?」

と夜中に考え込んでしまうようになった、という話を書きました。

40代前半までは、老後と言われても、まだどこか遠い未来の話だったん
ですよね。

子どもの教育費が落ち着いてから。
住宅ローンの返済がもう少し進んでから。
給料が上がって、生活に余裕ができてから。

「老後資金は、そのときに考えればいい」

私も、そんなふうに先送りしていました。

ところが、50歳が近づいてきたある日、通帳や資産残高を改めて確認して
みると、思っていたほどお金が残っていない。

若い頃から、それなりに真面目に働いてきました。

毎月給料をもらい、住宅ローンを払い、子どもの学費を出し、家族を
養ってきた。

高級車を何台も買ったわけではない。
毎週のように海外旅行へ行ったわけでもない。
ギャンブルで大金を失ったわけでもない。

それなのに、手元に残っている金額を見ると、

「これだけしかないのか……」

と、急に怖くなる。

前回の記事では、このとき感じる恐怖は、単に「貯金が少ない」と
いうことだけではないと書きました。

本当に怖いのは、未来が見えないことなんです。

何歳まで今の会社で働けるのか。
60歳以降、給料はいくらになるのか。
年金は実際にいくら受け取れるのか。
住宅ローンは定年までに終わるのか。
病気になったら、働けなくなったらどうなるのか。
親の介護に、どれくらいお金と時間が必要になるのか。

どれも正確な答えが見えない。

だから布団に入ったあと、頭の中で悪い想像ばかりが膨らんで
いくんですよね。

「もっと早く貯めておけばよかった」
「あの車、本当に必要だったのか」
「子どもに援助しすぎたかもしれない」
「今から投資を始めても遅いんじゃないか」
「結局、死ぬまで働くしかないのか」

考えれば考えるほど眠れなくなる。

私と同じように、表面上は普通に仕事をしながら、心の中では老後への
不安を抱えている40代・50代の男性は、決して少なくないと思います。

職場では部下の相談に乗り、家では父親として振る舞っている。

けれど、自分の不安について相談できる相手はいない。

妻に話せば心配をかけそうだ。
同僚には貯金額を知られたくない。
親には今さら聞けない。
子どもには弱い姿を見せたくない。

そうやって、一人で抱え込んでしまいます。

50歳目前で、急に老後が怖くなる「あるある」

50歳前後になると、これまで見ないふりをしてきた問題が、一気に
現実味を帯びてきます。

  • 役職定年や昇進逃しが見えてきて、「これ以上、収入は上がらない」と悟った

  • ボーナス明細を見て、「これで老後どうすんだよ……」と本気で計算した

  • 再雇用後の給料を調べたら、想像以上に低くて言葉を失った

  • 「退職金があるから大丈夫」と思っていたが、見込額を確認したら全然足りなかった

  • 住宅ローンの返済予定表を見たら、定年後も支払いが残っていた

  • 子どもの教育費が終われば貯められると思ったのに、卒業後も援助が続いている

  • 子どもの結婚や住宅購入を助けたいが、自分たちの老後資金も足りない

  • 親の介護が始まり、有給は減るのに医療費や交通費は増えていく

  • 親から「迷惑はかけない」と言われていたのに、十分な貯金がないと分かった

  • 健康診断で注意され、65歳まで今の働き方を続けられるのか不安になった

  • 老後2000万円と言われても、自分の貯金は2000万円に遠く及ばない

  • 物価が上がり、普通に生活しているだけでお金が減っていく

  • 資産が減るのが怖くて、旅行や趣味を楽しめなくなった

  • 投資を始めたいが、今から損をしたら取り戻せない気がして動けない

  • 転職サイトを見ても、50代で今の年収を維持できる求人が見つからない

  • 会社に残るのも怖いが、辞めるのはもっと怖い

  • 妻と家計について話したいのに、今さら切り出しにくい

  • 何歳まで生きるのか分からないため、いくらあれば安心なのかも分からない

どれか一つでも、「これ、俺のことだ」と感じた人はいると思います。

ただ、ここで大切なのは、不安を感じた自分を責めないことです。

50歳目前で怖くなるのは、あなたが弱いからではありません。

収入が伸びにくくなり、体力の低下を感じ、親と子どもの問題が重なり、
定年までの残り時間が見えてきた。

これまで曖昧だったものが、一気に数字として迫ってくる時期だからです。

老後資金の不安を減らすために、最初に確認する3つ

老後が不安になると、すぐに、

「どの投資信託を買えばいいのか」
「NISAを始めたほうがいいのか」
「副業でいくら稼げばいいのか」

と考えたくなります。

しかし、その前に確認したいことがあります。

それは、次の3つです。

1.現在、いくら持っているのか

預金だけでなく、投資、保険、企業年金、退職金の見込額まで含めて、
一度すべて書き出します。

2.老後、毎月いくら入ってくるのか

年金額を「たぶん」で考えず、実際の見込額を確認します。

3.老後、毎月いくら必要なのか

今の生活費を基準に、老後に減る支出と増える支出を分けます。

この3つが分かれば、

毎月いくら足りなくなるのか

が見えてきます。

未来が見えないことが怖いのなら、まずは未来を数字にしてみる。

もちろん、数字を出した結果、思ったより厳しい現実が見えることも
あります。

しかし、何も分からないまま夜中に不安を膨らませるより、

「毎月5万円足りない」
「65歳までにあと800万円必要」
「固定費を2万円下げれば差が縮まる」

と分かったほうが、次に何をすべきか考えられます。

前回の記事では、老後資金が足りないと気づいたときの恐怖と
現実について書きました。

ここから先では、その恐怖を抱えたまま立ち止まるのではなく、

  • 自分の老後資金必要額を簡単に計算する方法

  • 50歳目前から何を優先すべきか

  • 収入、固定費、NISAやiDeCoをどう考えるか

  • 親や子どもへの援助をどう整理するか

  • 3つの具体的な家庭が、今からどう動けばよいか

  • 今日から使える実践チェックリスト

について、具体的に書いていきます。

厳しい数字から逃げずに、それでも今から変えられる部分を、一緒に
探していきましょう。


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