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部活を続ける?やめる?なかなか決められない不登校の子をいつまで待つ?

お子さまが自分で決められないことがある時、待ったほうがいいと頭ではわかっていても、「いつまで待てばいいの?」と悩むことはありませんか?

こんにちは。不登校専門カウンセラーさくらです。

あるお母さまから、息子さんの部活についてご相談がありました。

息子さんは、部活で揉めたことをきっかけに、「学校に行きたくない。」と言うようになりました。

一学期はなんとかギリギリ登校できていたので、まだ不登校になっているわけではありません。

でも、お母さまには、以前、兄弟の不登校で苦労した経験があります。だから、「この子まで不登校になったらどうしよう。」という心配もありました。

息子さんは、部活を続けるのか、やめるのかを、なかなか決めません。
部活の先生から連絡が来ても、「どうしよう。どうしよう。」と悩んでいる。でも、答えを出さない。

お母さまは、そんな息子さんを見ながらも待ちました。でも、待っても待っても決めないのです。

だから、
「今回も動かないんじゃないか。」
「また同じことを繰り返すんじゃないか。」「このまま学校に行けなくなったらどうしよう。」と、気持ちが焦ってしまいます。

そして、とうとう「早く決めないと先生が困るよ」と、口を出してしまいました。

すると、息子さんはイライラして怒りはじめ、話をしなくなりました。

その段階で、お母さまからご相談がありました。

お母さまは、息子さんを困らせたくて言ったわけではありません。

これ以上、息子さんが苦しまないようにしたい。学校にも行ってほしい。部活のことも、早く何とかしたい。

待ちきれなくて、口を出したんです。

でも、親御さまが良かれと思って動いたことが、お子さまには余計なお世話に感じるときがあります。

決められない。でも、自分で決めたい性質


お母さまは、お兄さんが不登校で、カウンセリングを受けたときに、この弟さんの性質も調べていました。

この息子さんは、自分のことは自分で決めたい性質です。

でも、熟考するので答えを出すまでには時間がかかります。一見すると、優柔不断に見えるかもしれません。

部活を続けるのか、やめるのか。

「自分で決めていいよ。」とその子に任せると、ずーっと先延ばしにします。

親御さまから見れば、
「いつまで考えているの?」
「続けるの?やめるの?」
「自分で決めたいなら、早く決めればいいじゃない。」と思います。

でも、この息子さんは、自分のことを人に決められるのは嫌なんです。

そして、ジックリ考えるので、どんな時も、答えを出すまでに時間がかかる。

なかなか動こうとしない。
締め切りより自分の気持ちを優先するので、期限に間に合わず、人に迷惑をかけることもありました。

でも、人から「こうしたら?」と言われて、自分の意思を曲げられるのは嫌なんです。

時間はかかる。それでも、自分で決めたい。

この二つが一緒にあるんです。それが、この子の性質です。

すぐ動く親と、決めるまでに時間がかかる子ども

一方、お母さまは、気づいたらすぐ動く性質です。

息子さんとは、動くまでの時間がまったく違います。

問題があれば、さっさと片づけたい。今できることがあるなら、先に動いたほうがいい。

こういう親御さまに、「お子さまが自分で決めるまで待ちましょう。」と言っても、待つこと自体がとても苦しいんです。

子どもは、答えを出すまでに時間がかかる。親は、気づいたらすぐ動く。

こういう親子の組み合わせは、親御さまが先回りしやすくなります。

親御さまは、なかなか決めないお子さまを見ているとイライラする。それでも我慢して待ちます。

でも、親御さまが待てる時間よりも、お子さまが答えを出すまでの時間のほうが長い。結果的に待ち切れなくなって、親が口を出してしまうんです。

でも、お子さまは考えている。

親から「どうするの?」「そろそろ答えを出して先生に連絡しないと」と急かされると、自分で決めようとしていたことを無理に曲げられたように感じます。

親は「わが子のために言った、助けた」と思っている。
でも、子どもは「自分で決めたい。よけいなことは言うな」と思っている。

だから、ちぐはぐが起こるんです。

「また、失敗を繰り返す」と思うと親は待てない

もう一つ、この息子さんには、「同じようなことを繰り返しやすい性質」があります。

お母さまは、以前にプロファイリング分析を受けていて、その性質を知っています。

プロファイリング分析とは、生年月日から一人ひとりの性質を分析し、具体的な行動や考え方がわかるものです。

以前にも、本人に任せて待っていたけれど、結局動かず、うまくいかなくて、親も巻き込まれて大変だったことがありました。

だから今回も、部活から連絡が来て、「どうしよう。どうしよう。」と悩みながら、なかなか答えを出さない息子さんを見ていると、「また、あれが始まる。」と思うんです。

親御さまには、この先が見えています。

「また失敗するんじゃないか。」

そして、「このまま学校まで行けなくなるんじゃないか。」

そう思ったら、いてもたってもいられません。

子どもに失敗してほしくない。部活にも迷惑をかけたくない。先生にも迷惑をかけたくない。

そして、また問題が起きて、親まで巻き込まれてじたばたしたくない。

以前に大変だった経験があるからこそ、「早く白黒つけてスッキリしなさい」と言いたくなるのです。

問題が起きる前に、親が口を出してしまう。

これは、ただ「親が待てない」という話ではありません。親御さまにも、待てない性質と理由があるんです。

親には見えていても、子どもにはまだ見えていない

ここで、大事なことがあります。

お母さまは、息子さんにそういう性質があることを知っています。

でも、息子さん自身は、自分のそういう部分にはまだ気づいていません。

だから、お母さまには、「前もこうだった。」「今回もまた同じ。」とわかります。

だから、ここで親が先回りしないことが大事です。

親が、「前もそうだったでしょ。」「また同じことをしているよ。」「だから早くこうしたほうがいい。」と先に言ってしまったら、お子さまは、自分を否定されたと感じます。

そして、親から答えを教えられてしまうので、自分で「前にも同じことがあったな」と気づくところまでいきません。

ここに、大きなズレがあります。

子ども自身から言葉が出るまで待つ

親御さまから見れば、「また同じことをしているな。」「このままだと、またうまくいかないんじゃないか。」と思う。

それでも、先に止めない。

わざと失敗させるのではありません。

親から見て「また同じことをしている」と思っても、そこで先回りせず、お子さま自身が考えて、決めて、経験するところまで任せるんです。

その結果、うまくいかないこともあると思います。

そして、同じような経験を何度かするうちに、お子さま自身から、「あれ?前もこんなことあったな。」「自分、同じようなことを何回もやってるな。」そんな言葉が出てくる。

そこまで待つんです。

親から、「あなた、また同じことをしているよ。」と言われてわかるのと、自分で「またやってる」と気づくのは違います。

自分で気づけば、「どうしてなんだろう。」と、自分のことを考えられます。

そのときに初めて、

「繰り返すという性質があるんだよ。」

「でも、悪いことだけじゃないよ。いいことも繰り返すからね。」

「自分で気づいたら、繰り返したくないことは気をつけていけばいいんだよ。」

と伝えればいいんです。

親が「そろそろ気づいたかな」と判断して伝えるのではありません。

お子さま自身が、自分の繰り返しに気づいて言葉にしたときに伝える。

私は、このタイミングが大事だと思っています。

親も一緒にじたばたするくらいでいい

お子さまに任せたら、失敗するかもしれません。

なかなか決めなくて部活に迷惑をかけるかもしれない。先生から連絡が来るかもしれない。学校に行きたくないと言う日もあるかもしれない。

親御さまだって、じたばたします。

でも、それでいいんです。

お子さまがじたばたしているなら、親も一緒にじたばたするくらいの覚悟を持つ。それでも、子どものことまで親が決めない。

「これは、この子のこと。」

そう思って、お子さまが自分で考えて、自分で気づく時間を親が奪わないことです。

親御さまが先回りすれば、その場は早く片づくかもしれません。

でも、お子さまが自分で考える時間、自分で経験する時間、自分で「また同じことをしているな」と気づく時間まで取ってしまったら、また次も同じことが起きます。

すぐ動きたい親御さまと、答えを出すまでに時間がかかるお子さまでは、「待つ」の難しさも違います。親子の性質の組み合わせによって、同じ不登校でも接し方は違うんです。

親には見えていても、お子さまにはまだ見えていないことがあります。

「前にもこんなことあったな。」
「自分、同じことを何回もやってるな。」

そんな言葉がお子さま自身から出てくるまで、親は先に「また同じことをしているよ」と教えずに待ってみてくださいね。

いつもあなたを応援しています。

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