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シラチャで安く美味しいクラフトビールを飲む

2025年12月の時点で1バーツは5円を超えた。なんてこったい!
日本から仕事で訪れる人間にとっては暗黒時代の幕開けである。物価も少しずつ上がってきてる気がする。
因みに今回2日間接待ゴルフをしてきたが、キャディーへのチップ、食事込みで日本円で合計60,000円を超えた。
こんなんじゃおいそれと飲みにもいけない。Soi6あたりじゃどれほどむしり取られている日本人がいるのか。怖くて見物にも行けやしない。

こういうときはバーに限る。いかがわしい1時間飲み放題で400バーツなどというセット料金もなく、自分で飲んだ分だけ払えば良い明朗会計である。

ということで仕事で行くたびに必ず立ち寄るVoice Barに行ってみた。

Voice Bar ?

はて?SAFARI BREWERY??なにやら看板がデカデカとあるではないか。
店変わった?と一瞬思ったがVoice Barの看板は脇の方にある。

店内に入ってみる。なんとクラフトビール醸造所が併設されていた。
以前から何か作ってるなあとは思ってたけどまさかの地ビール醸造所。
なんでまた?


バーの隣にある醸造タンク
ホップや麦の原材料が展示されている
ここからビールが注がれる


バーに入れていたボトルは前回で空になったし、せっかくなのでクラフトビールを飲んでみることにした。
ビールの種類はいくつかあるが、醸造中のものがあって飲めるのはLAGER、BLACK、IPAの3種類だけ。どうやら常にすべての種類があるわけではないらしい。好みのビールが飲めるかは運次第ということになる。

勧められたのでLAGERを飲んでみた。香りが良くて飲みやすい。いわゆる喉越しが良いビールでごくごく飲めてしまう。

こちらはIPA


店内の冷蔵庫脇にひっそりと盾が飾られていたので見せてもらったらTIBA (Thailand International Beer Awards) 2025でLAGER部門のビールがSilver Awardを受賞していたらしい。道理で勧めるわけだ。

正直、どれほどすごい賞なのかはわからない。次回はGoldを狙うと言っていた

意外に美味しかったのがBLACK(黒ビール)。カラメルのような香りと苦み、それに甘さが加わり味わい深い。一緒に飲んだ友人はこれが一番気に入っていた。
私はIPA(インディア・ペールエール)が好み。ホップの苦みがあまりなくフルーティな香りがしてとても美味しい。

このVoice Bar、個人的に気に入ってるのは店内だけではなく外のカウンターで飲めること。音楽もうるさくなくオープンエアーの開放感もあって実に落ち着いて飲める。シラチャでは珍しいと思う。

この謎のおっさんは杜氏なのか?

シラチャにはクラフトビールが飲める店はそこそこあるけど、けっこうお値段がお高め。確か1杯が200~300バーツなので日本円で1000~1500円。
ありがたいことにSafari Breweryは120バーツと手頃な価格で飲むことが出来る。店内醸造ゆえの強みなのか?あまり儲ける気がないのか?

とはいえバーで働いている女性がいるので「一緒に飲むいいですか?」攻撃は必ず来る。鉄の意志を持って断れば400~500バーツくらいで数時間楽しんでいられるが、一人で飲むのも味気ないなどと飲ませ始めると、あっという間に2000バーツを超える。それはなぜか。彼女たちの飲み代が1杯200バーツだからだ。これはどこの店に行っても同じ。そう、あなたの飲むクラフトビールより高い。まあ時には良いけどね。

何年も通っていれば親しい女性スタッフもできる。久しぶりに会ったので食事の約束を。

焼き魚の身に色々な具とソースで食べる。美味

近くのイサーン料理店に行き、そのままバーに連行されて飲んだ。この時点でいつもより酔っていた。何となく気分も良くてボトルも入れた。

「一杯いいですか?」
「お!日本祭ではありがとね、いいよいいよ」

「一杯いいですか?」
「そうなんだ、昨日、日本から帰ってきたんだ。おつかれ。いいよいいよ」

「もう一杯いいですか?」
「OK!」
「もう一杯いいですか?」
「ダーイダーイ!」

気分の良いまま言われればすべて了承した。

気がつけば自分の周りでは3人の女性が飲んでいた。まあ極悪スナックのようにハイペースで飲み続けているわけではないので問題はない。

3人娘。右手前は会計のお姉様

食事に行った隣の女性は時折接客してくれるが、基本的に3人で会話が盛り上がり楽しそうに話している。常連客の扱いなんてこんなもんだ。
元々カタコトのタイ語しか話せないので会話を楽しむわけではない。落ち着いて飲むのが好きなので接客してもらわなくても問題ない。むしろ話で盛り上がってる女性たちを眺めて飲んでいる方が会話に神経を使わないのでありがたい。
たぶんこれがいつもより飲みすぎた要因だったのだが。

トントン。膝を叩かれて耳打ちされた。
「今日は私とご飯行ったでしょ。ボトル入れたでしょ。多分、今これくらい」
スマホで見せられた数字は4300。

うげ!そんなに…。ただ座ってるだけで加算されていくシステムではない。酔ったせいで気が大きくなり飲ませすぎてしまったのだ。
こうやってこっそり教えてくれるから良いが知らなかったらえらいことになるところだった。

慌ててもう飲ませない旨を伝えた。
「それじゃ最後にみんなで一杯ずつ飲むいいね!イエーイ!」
お前、どっちの味方なんだ……。

なんか知らんが会計の女性まで入って最後の乾杯。
「カンパーイ、コップンカー!」
「チョンゲーオカー、コップンカー!」
ああ、もう勝手にしてくれ。

気になるお会計はなんと!
5170THB!!!!
チ~ン♪

こんなになるまで飲ませるとさすがに高くつく

まあ、このように正常な判断力を失うくらいに酔わなければ、楽しく時間を過ごせます。
痛い目を見るともう行きたくなくなるのでご注意ください。
私は懲りずに、また美味しいビールを飲みに行きますけど。