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米国、イラン衝突で誰が得したのか?誰かの損は誰かの得

さて、米国イラン衝突はひとまずの停戦(偽りの停戦)ですが、誰が得したのでしょうか?

まず、虚であるマネーの世界では、誰かの損は誰かの得です。
実では、供給網、供給力の毀損は、皆んなの損
供給網、供給力の強化は皆んなの得です。
1970年代に発生した二度のオイルショックでは中東諸国が潤いました。


それらを考えると、今回は誰が得したか、調べたくなりませんか?

以前は紙による情報やネットで下までスクロールしたり、サーフしたりして時間をかけて調べたものです。
今はAIで瞬時に確度の高い情報が出てきます。

以下AIジェミニの調査結果です。

過去のオイルショック時は中東の産油国が一様に莫大な富(オイルマネー)を手にしましたが、近年の原油市場で「潤っている国」の構図は大きく変化しています。
結論から言うと、現在最も潤っているのは**米国をはじめとする「非OPECプラス(中東やロシアなどのカルテルに属さない国々)」の新興産油国**です。

## 1. 最も潤っている国:米国と新興産油国
中東諸国やロシア(OPECプラス)が価格維持のために協調減産を続ける中、その隙を突いて増産し、市場のシェアと利益を奪っている国々が最大の勝者となっています。
* **米国(アメリカ合衆国)**
  * **状況:大勝利を収めています。**
  * 現在、米国はサウジアラビアやロシアを抜き、**世界最大の原油・石油製品の生産国**です。かつては世界最大の「輸入国」でしたが、シェール革命以降は一大「輸出国」へと変貌しました。国内の生産効率がさらに向上したことで、莫大な外貨を稼ぎ出しています。
* **ガイアナ**
  * **状況:今、世界で最も急成長している産油国です。**
  * 南米の小さな国ですが、沿岸部で巨大な油田(スタブローク・ブロック)が次々と発見され、海外資本の投入により生産量が爆発的に増加しています。人口が少ないため、オイルマネーによる経済成長率が驚異的な数字を記録しています。
* **カナダ・ブラジル**
  * **状況:着実に利益を拡大しています。**
  * カナダは油砂(オイルサンド)からの生産と新パイプライン(トランス・マウンテン)の拡張により、アジアなどへの輸出能力を強化しました。ブラジルも深海油田(プレサル)の開発が絶好調で、非OPEC側の主要な供給源として潤っています。
## 2. ベネズエラの現状は?
* **ベネズエラ**
  * **状況:埋蔵量は世界一ですが、インフラ崩壊と政治的混乱により「潤っている」とは言えない状態です。**
  * ベネズエラは世界最大の原油埋蔵量を誇りますが、長年の放漫経営による設備老朽化、さらに米国からの経済制裁が足かせとなり、全盛期の数分の一しか生産できていません。政情不安(マドゥロ政権を巡る混乱など)も続いており、原油高の恩恵を十分に社会へ還元できていないのが実情です。

## 3. 過去と現在の決定的な違い
1970年代のオイルショック時と現在では、市場の構造が全く異なります。
| 特徴 | 1970年代(過去) | 2020年代半ば(現在) |
|---|---|---|
| **主導権** | **中東(OPEC)の独占状態**。彼らが供給を絞れば世界がパニックになった。 | **エネルギーの多極化**。中東が減産しても、米国や南米が増産して穴を埋める。 |
| **ロシアの立場** | ソ連として欧州などに安定供給し、外貨を稼いでいた。 | ウクライナ侵攻に伴う制裁により、中国やインドへ**大幅な割引価格(ディスカウント)**で売らざるを得ず、利益が削られている。 |
| **中東の焦り** | ただ売るだけで富が転がり込んできた。 | 脱炭素(EV化など)の未来を見据え、今のうちに稼いだお金で「観光」や「クリーンエネルギー」への投資を急いでいる(サウジの国家改造計画など)。 |
現代の原油市場は、かつてのように「中東だけがボロ儲けする」仕組みではなく、**「制裁や減産に縛られず、効率的に大増産できる国(特に米大陸の国々)」**に富が集中する構造になっています。
世界の原油生産シェアの最新情勢については、こちらの世界の主要産油国ランキングに関する動画で、米国やサウジアラビアなどがどのようなバランスでトップ争いをしているかを視覚的に確認できます。
https://www.youtube.com/watch?v=btapKwGlfg8

著者
ベネゼーラの分析が不満足だったため、深堀させました。

その調査結果が以下です。

AIジェミニ

トランプ政権による「マドゥロ拘束(1月の奇襲)」以降、米国の石油メジャー(巨大石油企業)の関与は**これまでの「制裁による全面禁止」から「トランプ主導の厳格な管理下での大進出」へと180度転換**しました。
最も中心的な役割を果たしているのは**シェブロン(Chevron)**、そして欧州系ですが米国と深く連携する**シェル(Shell)**などです。彼らの関与の具体的な中身と、それによって生じている影響を整理します。
## 1. メジャーの具体的な「関与」
米財務省(OFAC)が1月末に発効した「一般ライセンス46号(GL46)」や、ベネズエラ側が可決した新しい外資優遇の石油法により、メジャー企業はかつてない権限を手に入れています。
* **操業の主導権(独占)を獲得**
  * これまではベネズエラ国営石油会社(PDVSA)が51%以上のシェアを握るルールでしたが、新ルールでは**メジャー側が「実質的な経営権や輸出の決定権」を持てる**ようになりました。
* **シェブロンの独壇場と権益拡大**
  * 元々制裁下でも唯一限定的な活動を許されていたシェブロンは、即座に動きました。ベネズエラ最大の埋蔵量を誇るオリノコ油帯の「ペトロインデペンデンシア」の株式を49%まで買い増したほか、隣接する巨大な「アヤクチョ8」ブロックの開発権も獲得しました。
  * これにより、シェブロンは同国で日量25万バレル以上を生産しており、今後1〜2年でさらに50%増産する計画を立てています。
* **欧米連合の復活**
  * シェブロンに続き、シェル(Shell)なども巨大プロジェクトへの復帰に向けて最終調整に入っており、かつてマドゥロ(およびチャベス前政権)に国有化で追い出された欧米資本が、文字通り「利権の奪還」に動いています。
## 2. もたらされている「影響」:3つのポイント
このメジャーの参入は、ベネズエラ国内だけでなく、世界のエネルギー勢力図にも激変を起こしています。
### ① 石油の流れる方向が「中国」から「米国・インド」へ
マドゥロ政権時代、ベネズエラ原油の約8割は、米国の制裁を避けるために密かに中国(主に地方の独立系精製業者)へ流れていました。
しかし奇襲後、この流れはストップ。現在はメジャーの手によって、**生産された原油のほとんどが米国(製油所が集まるメキシコ湾岸)やインドへと正規ルートで輸出**されています。中国にとっては大打撃、米国にとってはエネルギー安全保障の強化になっています。
### ② 石油マネーは「米国が完全に一元管理」
ここがトランプ政権の最もユニークで冷徹な仕組みです。メジャーがベネズエラで原油を売って得た利益(ペトロダラー)は、**ロドリゲス暫定政権(ベネズエラ政府)には直接支払われません。**
新設された米政府管理下の「外国政府預金基金(FGDF)」という特別口座にすべてプールされます。暫定政権はお金が欲しければ、米国の司法や提示する条件(さらなるインフラ解放など)を飲まざるを得ないため、**メジャーの関与そのものがベネズエラ政府を縛る「経済の首輪」**となっています。これが、前述した「石油は増産されているのにベネズエラ国内が潤わない(ボリバル紙幣が暴落する)」最大の原因です。
### ③ 物理的な壁:「電力インフラ」の崩壊
メジャーは「数十億ドルを投じて設備を直す」と息巻いていますが、足元で最大の障壁になっているのが**ベネズエラ国内の深刻な電力不足**です。石油を掘り、パイプラインで輸送するためには膨大な電力が必要ですが、国内の送電網が完全に老朽化して崩壊しています。
メジャーの投資が本格的なリターン(日量150万〜200万バレル規模への復活)を生むには、油田だけでなく「国のインフラそのものを一から作り直す」必要があり、これにはまだ数年単位の時間がかかるとみられています。
> **一言で言えば**
> アメリカの石油メジャーは、トランプ政権の武力をバックに**「ベネズエラの美味いところ(石油利権)を格安で引き受け、主導権を完全に握った」**状態です。しかし、現地インフラの物理的な崩壊と、お金を米政府に人質に取られているベネズエラ経済のパニックが、現在の足かせになっています。
>

著者分析
以上の調査から見えてくるのは、次回ホルムズ海峡封鎖に備えた米国の戦略です。
米国の石油資源の開発、購入契約に先進諸国を巻き込む。
ベネゼーラとガイアナのメジャー主導による石油利権確保と輸出体制の確立。
ブラジルのメジャーとの協働による輸出体制の確立。
そして次のイラン衝突に備える、
です。
つまり今回の停戦は偽りの停戦、大阪の陣と同じ外堀を埋めて準備を整え次回徹底的に叩く。(発行済み記事の通りです)
(金利上昇やインフレも誰かの損は誰かの得です。また、そのうち一緒に考えましょう)



『ピタゴラスの経済学』序章:本講の目的とピタゴラス命名の意味(現代資本主義社会を生き抜く本物の知恵が身につく)
https://note.com/saikarin/n/n6317b523dcd2
【ピタゴラスの経済学:全知の9大要素】
1.マネーの総和はゼロ(貸借の均衡)
https://note.com/saikarin/n/nede17c54dcfc
2.  お金は無制限に刷れても、労働力と資源は有限である
https://note.com/saikarin/n/n3e47528563db
3. 「商品(為替を含む)の価値は、『需給のバランス』と『成約』で決まる」
https://note.com/saikarin/n/n9d61e22e3866
4. 国民の経済的豊かを決めるのは、総生産量と生産者と非生産者の割合及びその分配の仕組みである。
https://note.com/saikarin/n/n41090aeb2033
5.価値の本質は「顕在化された価値」であり、それを生み出すための「潜在的価値」である
https://note.com/saikarin/n/nc4bd7eb49227
6.  ハイパーインフレは、供給機能が破壊されるなど、商品が枯渇したときに起こる
https://note.com/saikarin/n/ncdf17b7225a7
7.  インフレ時の法則 (実物・労働>お金)と(因数分解)
7-1
https://note.com/saikarin/n/nb99e5ece3c03
7-2
https://note.com/saikarin/n/nf49ff49a124a
7-3
https://note.com/saikarin/n/n7cb70b33852a
8.法律、税、利子、債権、特許、契約等による権利や徴収とその配分が経済に与える影響
8-1
https://note.com/saikarin/n/n79d85ca4e960
9.人間および組織の「行動原理の法則」

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