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大人は簡単に「大丈夫」と言う。

先日、

『サザエさん』を見ていて、

波平がカツオに注意していた。

「冷たいものばかり飲むんじゃない」

するとカツオが、

波平のビールを指摘する。

何も言い返せない波平。

笑いながら見ていたけど、

ふと思った。

僕も、同じようなことしてるな。

目次

1.カツオへの注意

2.波平に返ってきた言葉

3.僕も「大丈夫」と言っている

4.今度は、僕が怖い番

5.大人もそんなに変わらない

1. カツオへの注意

先日、

家族で『サザエさん』を見ていた。

夏の暑い日。

カツオが、

冷たいお茶やジュースばかり飲んでいる。

そんなカツオに、

周りの大人が注意する。

冷たいものばかり飲んでいると、

体が冷える。

だから、

飲みすぎるのはよくない。

波平も、

それに便乗するようにカツオへ注意した。

言っていることは、

確かに間違っていない。

すると、

カツオが反撃した。

2. 波平に返ってきた言葉

だったら、

お父さんたちが飲んでいる、

冷たいビールはどうなのか。

そんなことを言われる。

波平、

何も言い返せない。

確かに。

冷たいジュースはダメ。

でも、

冷たいビールは飲む。

子どもから見れば、

「なんで?」

となる。

サザエさんらしい、

クスッとする場面だった。

僕も笑って見ていた。

でも、

そのあと少し考えた。

これ、

僕もやってるんじゃないか。

3. 僕も「大丈夫」と言っている

娘と公園へ行ったときのこと。

少し高い滑り台を見て、

娘が怖がることがある。

そんなとき、

僕は簡単に言う。

「大丈夫やで。」

「お父さんついてるから。」

もちろん、

安心させてあげたいから言っている。

でも、

よく考えたら、

僕にとっての「大丈夫」と、

娘にとっての「大丈夫」は違う。

僕は、

何度も滑り台を経験している。

しかも、

大人の体から見た高さだ。

一方、

娘はまだ4歳。

娘の身長から見える滑り台は、

僕が見ているものより、

ずっと高く感じるのかもしれない。

しかも、

初めてならなおさら怖い。

それなのに僕は、

自分が怖くないから、

「大丈夫」

と言っていた。


4. 今度は、僕が怖い番

そんな僕にも、

めちゃくちゃ苦手なものがある。

水泳だ。

僕は昔から、

泳ぐのが苦手。

学生時代も、

プールの授業が嫌だった。

特に、

水に潜るのが怖い。

ゴーグルなしで潜るなんて、

今でもかなり抵抗がある。

でも、

娘とプールへ行くと、

僕は言う。

「大丈夫。」

「すぐ潜れるようになるで。」

父親っぽい顔をして、

それらしいことを言う。

簡単に「大丈夫」と言うノノパパ

ところが、

いざ自分が潜ってみる。

怖い。

めちゃくちゃ怖い。

ほんの1秒くらい潜っただけで、

すぐに顔を上げたくなる。

その瞬間、

娘に言っていた、

「大丈夫」

が自分に返ってきた。

いや。

お父さん、全然大丈夫ちゃうかったわ。

5. 大人もそんなに変わらない

子どもには、

「やってみよう」

「大丈夫」

「怖くないよ」

なんて、

簡単に言える。

でも、

いざ自分が怖いものを目の前にすると、

普通に怖い。

逃げたくもなる。

できないことだって、

たくさんある。

大人になったから、

何でもできるようになったわけじゃない。

ただ、

できることが増えた分、

自分が怖かった頃を忘れているだけなのかもしれない。

波平を見て、

「矛盾してるなぁ」

と笑っていた僕。

たぶん、

娘から見た僕も、

そんなに変わらない。

次に娘が、

「怖い」

と言ったとき。

すぐに、

「大丈夫」

と言うのではなく、

一回くらい、

娘が見ている高さから、

一緒に見てみようと思う。

だって、

プールで潜るときのお父さんも、

普通に怖いから。

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