映画感想文「ビューティフル・ジャーニー」過去を精算していまを生きる、そんなふたりの男女の物語
咀嚼し切れない過去がある。
それゆえか、いま、モヤモヤとした思いを抱えたまま毎日を送っている。
あの時にこうしていたら。誰にでもあるだろう。
それは、その出来事自体を塗り替えたいわけではなく。その時の自分の言動を許容できていないから。
そんなふたりの男女の物語。
友人の結婚式で出会ったデヴィット(コリン・ファレル)とサラ(マーゴット・ロビー)。不幸では無いが幸せでもない。そんなふたりがカーナビに導かれたどり着いたドア。扉を開けると「人生のやり直したい日」にたどり着いた。
戸惑いながらも再びその場面を咀嚼していく、デヴィットとサラ。
ふたりの人生は果たして変わっていくのか。
日本人の久石譲が音楽を担当。何気に素晴らしい快挙なんですが。「もののけ姫」はじめ、宮崎駿監督作品の音楽を常に手掛けてきた大ベテラン。
そんな重鎮が、75歳で初のハリウッド映画。なんてカッコいいんだ。そこにしみじみと染み入った。
