見出し画像

まいにち易経_0116【家を正しくして天下定まる。】[37䷤風火家人:彖伝]

家人有嚴君焉。父母之謂也。父父子子兄兄弟弟夫夫婦婦。而家道正。正家而天下定矣。

彖に曰く、家人は、じょくらいを内に正し、男くらいを外に正す。男女正しきは、天地の大義なり。家人 に厳君ありとは、父母のいなり、ちちちちたり、は子たり、あにあにたり、おとうとおとうとたり、おっとおっとたり、つまつまたり、しかして家道かどう正し。家を正しくして天下定まる。

家人の卦が示す家庭のあり方とは、女性は家庭内においてその正しい役割を果たし、男性は社会においてその正しい役割を果たすことである。男女がそれぞれの役割を正しく果たすことは、天地自然の普遍的な法則なのだ。
家庭に厳格な規範の中心となる人物がいるというのは、父母のことを言うのである。
父は父としての本分を尽くし、子は子としての本分を尽くし、兄は兄としての本分を尽くし、弟は弟としての本分を尽くし、夫は夫としての本分を尽くし、妻は妻としての本分を尽くす。そうして初めて、家庭の秩序は正しく保たれる。
このように家庭が正しく治まれば、天下国家も安定するのである。

易の深淵に分け入る時、我々はしばしば宇宙と人間社会の縮図とも言える象徴に出会います。その一つが「風火家人ふうかかじん」という卦です。この卦を構成する「風」は、その柔らかな力で遍く影響を広げる様を、「火」は内から燃え上がり周囲を照らす明知と情熱を象徴します。

ここから先は

2,029字 / 1画像

当マガジン『まいにち易経』は、難解な易経の内容をわかりやすく解説。現代の混迷を生き抜くための叡智と指針を与える必読マガジン。 まいにち、易…

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 この記事が、ご自身の運命を深く見つめるための、一つの道しるべとなれば幸いです。 いただいたご支援は、さらなる東洋の叡智を探求するための古典購入費や研究費として、大切に活用させていただきます。