ハローワークで制度の壁に直面した二日間──“不可”から願書提出まで
はじめに
求職者支援訓練の受講を希望して長崎ハローワークに相談した。 しかし、わずか二日間の中で制度の趣旨と矛盾する説明や、心理的に強い圧力を感じる場面が続いた。
これは、その二日間で起きた「制度の壁」と、それをどう突破したかの記録である。
◆1日目:長年の担当職員から突然の“不可”
最初に相談したのは、10年以上担当してくれていた職員だった。 しかし、その職員からは次のように断定された。
「生活のために受けるのは不可」
「職種がバラバラだから不可」
「必要性を感じられない」
これらは求職者支援訓練の制度趣旨と明らかに矛盾している。 本来この制度は、生活が不安定な人や職種が定まらない人を支援するものだ。
職員は上司に確認したうえで「ダメ」と言ったが、私は強い違和感を覚えた。
その違和感を抱えたまま、翌日諫早ハローワークへ相談することを決めた。
◆2日目:諫早ハローワークへ相談、そして判断が覆る
翌日、私は別のハローワークに電話した。 その職員は私を否定することなく、むしろ前向きに対応してくれた。
「なるだけ管轄内で受けられるように」と、別のハローワークへ取り次いでくれた。
新しい担当職員は、私の状況を丁寧に聞いたうえで、 前日と同じ上司に確認を取ってくれた。
その結果は前日と真逆だった。
「ジョブカードを作れば願書提出できます」
この一言で、前日の“不可”判断が覆った。
◆同日:4時間半のコンサル面談と願書作成
その日のうちにジョブカード作成とコンサル面談を行うことになった。 民間委託のキャリアコンサルとの面談は、願書作成まで含めて約4時間半に及んだ。
その内容は非常に重かった。
退職理由を過度に深掘りされる
「生活費が厳しいだけでは受けられない」と繰り返される
「第三者への公開は禁止」と言われる
「その主張をすると逆ハラスメントで訴えられる」と告げられる
関係のない職種を長時間薦められる
深い個人情報を話させたうえで「内容を話すな」と言われる矛盾。 相談者として強い圧力を感じた。
それでも私は耐え、願書提出まで進んだ。
◆制度の矛盾と現場のズレ
この二日間で分かったことがある。
同じ上司に確認しても職員によって判断が違う
前日の「不可」は制度ではなく担当職員の主観
民間委託のコンサルは利用者に強い圧力をかけることがある
制度の趣旨と現場の説明が一致していない場面がある
私は制度の壁にぶつかったが、別ルートで突破できた。
◆最後に
今回の経験を通して、 「制度の正しい理解」と「担当職員の主観」は別物だと痛感した。
もし同じように困っている人がいたら、 一度別の窓口に相談することを強く勧めたい。
制度はあなたを拒むためのものではない。 ただ、現場の運用が必ずしも一貫しているわけではない。
私は今回、諦めずに動いたことで願書提出まで進むことができた。
この記録が、誰かの助けになれば幸いだ。
