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プラモデル製作記 タミヤ 1/72 F/A-18E スーパーホーネット


はじめに

タミヤの「1/72 F/A-18E スーパーホーネット」を作りました。型番は「60746」です。
イタレリと提携していた頃のタミヤキットです。
「作りにくい」という話を聞いていたので手を出しにくかったのですが、「箱無しジャンク」として安価に出ていたため、どれほどのものかと興味もあり購入してみました。

箱絵

「F/A-18E スーパーホーネット」について

「F/A-18 ホーネット」(A型からD型)をベースに、より大型のマルチロール機として開発されたものが「F/A-18E/F スーパーホーネット」です。
単座のE型と複座のF型があり、同じ「F/A-18」を名乗ってこそいますが、大型化された機体と大出力のエンジン、より高性能なアビオニクスと、ほぼ別物の機体となっています。
機体が大型化したことで航続距離と兵装搭載量を大幅に増やすことができ、従来の「"レガシー"ホーネット」以上に多任務に対応できるようになりました。
インテーク形状の変更やRAM(電波吸収素材)の使用など、ある程度のステルス性も考慮した設計となっています。

機体の老朽化が進んだ「A-6 イントルーダー」攻撃機、および艦隊防空を担う「F-14 トムキャット」戦闘機の後継機として、現在のアメリカ海軍の主力となっています。
アクロバットチーム「ブルーエンジェルス」の使用機としても人気のある機体です。

また、後には「EA-6B プラウラー」電子戦機の後継として、複座の「F/A-18F」の機体をベースに電子戦システムを搭載した「EA-18G グラウラー」も開発されました。

特に最近では、映画「トップガン マーヴェリック」の劇中での活躍からこの機体を知った方も多いのではないかと思います。

キットについて

キットはタミヤの「ウォーバードコレクション No.46」として販売されていたもので、前述のようにイタリアの「イタレリ」と提携してパッケージとインストを変更したキットとなっています。

初めに書いたように「作りにくい」と評判のあったキットで、パーツ分割が細かく、特にインテーク周りは合いの悪さもあってかなりの難点となっています。

出たばかりの2000年頃は「スパホ」のキットは他に選択肢も無かったのですが、この後にハセガワからも定番品が発売され、バリエーションも豊富なこちらを作る方が今ではほとんどではないでしょうか。

話を当キットに戻しますと、ベースとなったイタレリ版キットはどうやら量産型の納入よりも前に発売されたキットのようで、やはり「試作機ベース」となっているようです。
本来は存在しないはずの垂直尾翼間のエアブレーキがパーツ化されているのもこのせいで、実機では垂直尾翼のラダーとストレーキ上のスポイラーとの組み合わせでエアブレーキとして作用させています。
また、実機では機首上のコックピット前に箱型のIFFアンテナカバーがあり、「スーパーホーネット」の非公式愛称「ライノ」はここから来ていますが、このキットではパーツが付属しません。

デカールは一種類のみで、

  • アメリカ海軍 デモ機 (165164)

となっています。この機体は「スーパーホーネット」の初号機で、現在はセントルイスに展示されているそうです。

吊るし物は

  • AIM-9 サイドワインダー x2

  • AGM-88 HARM x2

  • AGM-84 ハープーン x2

  • AGM-84 SLC(?) x2

  • AN/AAS-38 FLIR

  • センタータンク x1

  • AIM-120 AMRAAM x1

と豊富に付属しますが、アムラームは取り付けない指示となっています。
ちょっと怪しい点もありまして、おそらくこの兵装は「マクドネル・ダグラスのハンガーで1995年に展示された際の搭載例」を模していると思われます。
特に「AGM-84 SLC」については、格納式の展開翼を持つ「AGM-84H SLAM-ER」の試作orモックかな(SLC=Standoff Land attack Cruise missile?)と思い、長さも異なり異様に長いのですが、実際の「展示時の写真」を見ると「AGM-84H」と記載されているようなので、これは作り直した方がいいかと思い3Dプリントで作ることに。

本来はデータリンクに「AN/AWW-13」というポッドが必要ですが、まあデモ展示ですし別の機体からのデータリンクでもいけるはずなので、今回はデータリンクポッド無しの2本搭載とします。
デモ展示写真は胴体脇のステーションに「AIM-120」と「AN/AAS-38?」とセンター無しのようですが、ここはインスト通りにすることにしました。

完成写真と改造点

完成写真はこちら。背景はいつもの「紙模型工房」様の「背景支援」よりダウンロードしたものです。

完成写真1

できあがってみると、確かに「レガホ」とは大きさもひと回り以上違います。
大型化したストレーキや、兵装ステーションの数など、随所に違いが感じられます。

完成写真2

キャノピー開、スポイラーは展開状態としました。
実機には無いエアブレーキパーツは塞いでパテ埋めしています。

完成写真3

このキット特有の「組みにくさ」を実感し、さすがにこれを再度組むのは躊躇ってしまうかと思います。
組んでいる最中はかなり不安でしたが、とりあえずそれっぽい形に落ち着いたので、一安心です。

下から

吊るし物はキット付属品を中心に、インボードのみ自作の「AGM-84H SLAM-ER」へと変更しました。
展示時の写真では、ハープーンもグレー塗装になっているので、合わせた方がよかったかもしれません。
細かい点として、実機は兵装の切り離し時の問題からラックがやや外向きになるように配置されていますが、このキットでは再現されていません。(初号機はこれでいいのかどうか不明)

箱絵と合わせて

今回はタミヤの「F/A-18E スーパーホーネット」を製作しました。
独特なパーツ割りと組みにくさがありますが、初号機が気になる方は挑戦してはいかがでしょうか。


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