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記念日のお供に「写ルンです」はいかがでしょうか?

私はバリバリの昭和世代です。

レコードもカセットテープも、VHSビデオもブラウン管テレビも現役で体験してきました。

そんな昭和世代のカメラと言って思い浮かべるのは「レンズ付きフィルム」、つまり「写ルンです」ではないでしょうか?高級なカメラを購入せずとも、千円とちょっと(確か)出せば手軽に撮影ができるため、学生の頃なんかは大活躍したアイテムだと思います。

現代は「手軽に撮影する」役割はデジカメからスマホへと完全移行し、普段持ち歩いているアイテムで抜群に映りの良い写真が撮れるようになりました。

そんなデジタル技術全盛の令和ですが、なんと今この「写ルンです」の売上が伸びているようなのです。

富士フィルムのレンズ付きフィルム「写ルンです」は発売から40周年を迎えました。一時は低迷しましたが(というかずっと発売はしてたのね)アナログであえて手間暇をかけて撮影する体験が、若年層や海外客の関心を掴み、販売が伸びています。こうした傾向を受け、富士フィルムは20年ぶりの新商品の投入を決め、8月から順次発売していく計画です。

新商品は防水対応と白黒写真に特化した2機種で、市場想定価格は防水モデルが4480円前後(え?高くない?)、白黒モデルが4300円前後。通常モデル2990円前後より1000円以上高いとのこと。どちらの機種も過去に国内で販売していたもので、需要の高まりをうけて再投入する運びとなったようです。新商品の投入は2006年に高速シャッターに対応した機種を発売して以来、なんと20年ぶり。

ビックカメラなどではカメラフロアに複数の場所で「写ルンです」が並べられている店舗もあるようで、新型コロナ禍前と比べて販売数は2~2.5倍になっているそうです。

20~30歳代の女性のほか、中国や台湾などの海外旅行客の購入が多く、「レトロ感がある」「デジカメやスマートフォンより立体感や奥行きがしっかり出る」と好評となっています。店舗にはコダック社の商品もあるようですが、8対2で写ルンですの方が売れているようです。安心安産な日本製品といったところでしょうか。

しかし、なぜ一時勢いを落とした写ルンですが復活したのでしょうか。富士フィルムは『体験価値』に対する評価の高まりをその理由に挙げています。

スマートフォンの普及で写真撮影が一気に身近になり、ボタン一つで撮影してすぐに出来栄えを確認できます。一方で写ルンですはフィルムを手で巻き、ファインダーをのぞく必要もある。さらに、結果は現像してみないとわからないといった不自由さが撮影の実感を求める若年層には刺さるということのようです。

一時は生産が需要に追い付かず品薄になり、富士フィルムは増産体制を整え、25年度の売上高は前年比1.5倍となっています。うち7割が海外での売上です。同じく25年にはスマホアプリ「写ルンです+」の提供も始まり、コンビニから現像を注文し、写真データを受け取ることができます。日本やカナダで展開しており、今後対象国を広げる予定としています。

写ルンですの発売は1986年7月。「フィルムにレンズを取り付ける」という発想で開発されました。手軽に撮影できると個人の間で広がり、初年度から300万本を売上げました。しかし90年代後半からデジカメや携帯電話の普及で、販売数を下げていきました。

06年以降は全社的な構造改革が本格化。写ルンですも国内では販売を段階的に1機種にまで絞り、生産拠点も海外に移転。ただ、売上高は15年ごろに下げ止まり、コロナ明け以降は若年層を中心に需要が回復しました。

一方、かつての「手軽さ」といった印象は今では無いようです。発売当時は1380円だった本体は現在2990円。そこに現像費用や写真の印刷代も加わります。実際に本機購入から現像まで考えれば、総額は余裕で5000円を超えてきます。さらに新商品は1000円ほど高い。30枚弱の写真費用と考えればかなり割高といえるかもしれません。

プラス、現像という結果が出るまでは1週間ほどと、「お金も時間もかかる」のが、現在の「写ルンです」の立ち位置になります。

昭和世代からしたら、「そんなの何の意味があるの?」なんて思ってしまうのですが…。

若い世代の方には「現像が完成するまでのワクワク感」や「画質が良いと言えないクオリティだからこそ、小さい頃の写真に近く懐かしい」といった、スマホの写真とは違った「味わい」を感じているようです。

確かに私たち昭和世代からすると「写ルンです」は「高価なカメラを使わなくても手軽に写真が撮れるアイテム」で、いわば日常品に近い存在でした。しかしながら、今は現像まで合わせれば5000円以上かかるし、完成までには日数も必要とする。つまり「写ルンです」は「非日常」を演出するアイテムとなったということでしょうか。

そう考えると、記念日や誕生日といった、何か特別な日に、「特別な記録の残し方」として「写ルンです」は適しているとも言えます。

彼女やパートナーの誕生日に、いつもはスマホの性能の高いカメラで撮っている笑顔を、わざわざアナログな映りとなる「写ルンです」で記録する。いつもとは違ったシチュエーションに、きっとお相手のテンションも上がるのではないかなと思います。出来上がってくる写真は、完成までの時間も相まって、きっとエモい演出となってくれることでしょう。わずか数千円で付けることができるイベントオプションと考えれば、コスパはイイのかもしれませんね。

是非、記念日には「写ルンです」をお試しください。

あ、我々昭和世代の方には、新商品の「白黒モデル写ルンです」がおススメかなと思います。私、学生の頃少しだけカメラをカジりまして、当時モノクロで撮った自分の横顔なんかは「尾崎豊じゃん…」と見間違うようなイケメンに記録されておりますwww。

シワなんて確実に白トビしてわからなくなる気がします!

今日はここまで。

次回は7月15日20時に投稿予定です。

引き続き、どうぞよろしくお願いします。

深夜ラヂオ系FP
沢崎 尞市

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