カッコよくあれ!の話
私は、カッコいい男になりたい。
いや、正確に言うと……
カッコいいと思われる男になりたい。
45歳にもなると、若い頃のように、
「まだ若いから仕方ない」
という便利な言葉が使えなくなってくる。
寝癖がついている。
「若いからね」
……いや、ただの寝癖だ。
お腹が出ている。
「年齢的にね」
……いや、ただの中年腹だ。
服装が微妙。
「個性的でしょ?」
……たぶん違う。
つまり45歳。
ごまかしが効かない。
だから私は、できるだけカッコよくありたいと思っている。

とりあえず筋トレをする
私の場合、まず始めたのが筋トレだった。
筋肉がつけば、自信もつく。
鏡を見る。
「おっ、ちょっと逆三角形になってきたんじゃない?」
もう一度見る。
「……照明かな?」
鏡の角度を変える。
「……やっぱり照明だな」
それでも筋トレは楽しい。
続けているうちに、少しずつ体も変わってくる。
そして私は思う。
筋トレを続けている男って、なんかカッコいい。
別にムキムキじゃなくてもいい。
自分の身体と向き合っている。
自分で決めたことを続けている。
それだけでも、十分カッコいいと思う。

そして走る
私はランニングもする。
朝3時半に起きて走る。
走っている姿だけを見ると、かなり爽やかそうだ。
しかし実際は違う。
汗だく。
顔は真っ赤。
髪はペッタンコ。
息はゼェゼェ。
場合によっては、
「今から誰かに事情聴取されるのかな?」
みたいな顔をしている。
それでも、走り終わった後は気持ちいい。
身体もスッキリする。
そして何より、
「今日も走ったぞ」
という小さな自信が残る。
筋トレもランニングも、誰かに褒めてもらうためにやっているわけではない。
自分が好きだからやっている。
自分がやりたいからやっている。
それで十分なのだと思う。

でも、それだけじゃない
最近は、
「カッコいいって、筋肉や体型だけじゃないよな」
と思うようになった。
どれだけ身体を鍛えていても、
人の話を聞かない。
すぐ人を否定する。
「俺はこんなに頑張っている」
と、ことあるごとに言う。
そして、
「お前もやったほうがいいよ」
と押しつける。
これでは、あまりカッコよくない。
むしろ面倒くさい。
筋トレをしている私が、
「筋トレしないなんて人生損してるよ!」
なんて言い始めたら、
相手からすれば、
「いや、あなたの人生に興味ありません」
である。
もちろん私も言わない。
たぶん。
いや、気をつけます。

人を否定しない
自分と違う意見を言われたとき、
「それは違う」
とすぐ否定するのではなく、
「そういう考え方もあるんだね」
と言える人。
私は、そんな人がカッコいいと思う。
自分と違うことは、
間違っていることではない。
走る人もいれば、走らない人もいる。
筋トレする人もいれば、しない人もいる。
朝3時半に起きる人もいれば、
朝3時半はまだ昨日の夜だと思っている人もいる。
それでいい。
「俺はこんなに頑張ってる」を言わない
これも、最近かなり意識している。
「俺は毎朝5時に走っている」
「毎日筋トレしている」
「食事もちゃんと管理している」
……まあ、私はやっている。
でも、
だから何?
なのである。
自分が好きだからやっている。
自分がやりたいから続けている。
それを他人の基準にする必要はない。
誰かが休んでいたっていい。
誰かがゆっくりしていたっていい。
私がそれを見て、
「いいなぁ……」
と思うことはあるけど。

本当にカッコいい人
私が思う本当にカッコいい人は、
人を否定しない。
自分の頑張りをひけらかさない。
間違ったら、
「ごめん」
と言える。
人の話をちゃんと聞く。
自分の生き方を、人に押しつけない。
そして、人に優しい。
もちろん、自分にも優しい。
毎日完璧じゃなくてもいい。
失敗することもある。
イライラする日もある。
そんな自分を、
「今日はダメだったな」
と笑えるくらいの余裕も持っていたい。

私はまだ修行中
偉そうに書いているけれど、
私はまだまだ修行中である。
人を否定することもある。
余計なことを言うこともある。
「俺はこんなに頑張ってるぞ」
と思うことだってある。
だから、これは誰かに向けた話ではない。
自分自身への話だ。
筋トレして、身体を鍛える。
走って、身体を整える。
そして同じくらい、
人への接し方も整えていきたい。
外側だけではなく、
内側もカッコいい男になりたい。
カッコいい人になったから語っているのではない。
カッコいい人になりたいから、書いている。
人の話を聞ける男でいたい。
違う意見を否定しない男でいたい。
「俺のほうが頑張っている」なんて言わない男でいたい。
間違ったら謝れる男でいたい。
自分の生き方を、人に押しつけない男でいたい。
そして、できれば……
鏡を見たときに、
「今日もなかなかカッコいいじゃないか」
と思える男でいたい。
まあ、その直後に、
「……照明かな?」
となる可能性は高いけれど。
カッコよくあれ。
人に優しくあれ。
自分にも優しくあれ。
そして、自分の生き方を人に押しつけない。
そんな男でいたい。
今日はそんな話。

今日も明日も明後日も
皆さんが笑顔で幸せに過ごせますように♪
いってらっしゃい♪

