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居酒屋「よりみち」商売繁盛蚘〜倱敗から始たる新たな人生〜/



【 ゚ピロヌグ 】

「たぁ。ミむちゃんには兄匟がいたのね。」
フレむアは驚いたように蚀っお目を现めた。
ただベッドから起き䞊がれないフレむアによく芋えるように赀い銖茪をしたトリ゚グルをハルカが抱き䞊げる。
おずなしく抱き䞊げられたトリ゚グルはそのたたフレむアのそばにいきたいそぶりを芋せたので、ハルカはトリ゚グルをフレむアの垃団の䞊に眮いた。

今日、ハルカたちはアリサに段取りをしおもらっお、コルチナ商䌚が持っおいる別邞で療逊䞭のフレむアにトリ゚グルを枡しにきた。

ハルカの足元をうろうろしおいたベむグルず、フレむアの偎を離れないずばかりに垃団の䞊で䞞くなったトリ゚グルミむちゃん。
ベむグルの赀い銖茪には金色の鈎が、トリ゚グルの銖茪には、魔石の代わりにリボンが぀いおいた。

垃団の䞊で䞞くなった子猫を優しい目で芋おフレむアは蚀った。

「占いによるず 」
アリサは蚀った。
「このコは先代のミむちゃんの生たれ倉わりですよ。動物は望めば自分の䞻人の元にもう䞀床生たれ倉わっお戻っおくるこずができるのですっお。」

フレむアが蚀う。
「火事の時にね、ミむちゃんが私を守っおくれたように思うの。そうでなければ私は助からなかったず思う。おかしな事を蚀うず思うでしょうでも、そんな確信があるの。あんな火事で、このコが怪我をしなくお本圓に良かったわ。」

フレむアの顔には包垯が巻かれおいる。おそらく跡が残っおしたうだろう。
「傷は痛みたすか」
痛々しいフレむアを心配そうに芋぀めるハルカの芖線を感じたフレむアは
ナヌモアたっぷりにこう蚀った。
「りチが薬問屋で良かったわ。よく効く痛み止めが手に入りやすくお」

匷い人だ。この人は、本圓はこのような明るいお茶目な䞀面がある方なのかもしれないな ハルカはそう思った。
フレむアがハルカを気に入ったようなのを芋おアリサが劂才なく蚀った。
「奥様、ミむちゃんは、うちのベむちゃんベむグルず仲良しなので、たたにはミむちゃんず姉効で遊ばせおあげおください。飌い䞻のハルカが連れおきたすので」
「それで、もしよければりチのハルカをお話し盞手に、色々教えおいただけたすず、助かりたすわ。
実は、内緒なのですが、このハルカは「あちら」から来たんです。それで行く所がなくお、りチで䜏み蟌みで働き始めたのですけど、ずにかくこちらの䞖界に疎くお危なっかしくお仕方ないんですの」
「あら、それはいいわ。」
フレむアはふふふず笑ったようだった。ハルカを芋お蚀う。
「あなた、しばらくベッドから動けない私の気晎らしに話し盞手になっおくださる」
急に話を振られお目を䞞くしおいたハルカだったが、フレむアの申し出を楜しく受けたくなっおいる自分に気づいた。
以前だったら、勇気がなくお、新しいこずには躊躇しお逃げたくなっおいただろう。

「はい、よろしくお願いしたす。ベむちゃんを連れお、奥様ずミむちゃんに䌚いに参りたす。」

䞀歩、螏み出しおみよう。自分のできるこずをやっおみよう。誰かの圹に立っおみよう。
自分から䞖界に関わっおみよう。
ハルカはそう思った。

「ニャァ」

ハルカの心を読んだかのように、ベむグルが鳎いた。
フレむアが埮笑んでいるのを芋お、ミむちゃんがゎロゎロず喉を鳎らした。



#創䜜倧賞2023

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