37 療育センター 1ヶ月、これでいいのかと思った
送迎バスに乗り込み、療育センターへ。
息子は集団療育で、みんなと一緒に手遊びをしたり、歌ったりしていた。
体を揺らしながら、楽しそうにしている。
これで言葉が増えるのだろうか。
そればかりが目的ではないとわかってはいるけれど、やっぱり願ってしまう。
会話がしたい。
今でも、何をしてほしいのかは大体わかる。
でも、療育を始めた目的ってなんだったんだろうと、ふと思ってしまった。
これでいいのか。
このまま通えば変化が見られるのか。
良い方向に進むのか、期待ばかりが大きくなっていく。
受給者証も届き、支援計画も作り、これからどうなっていくのか…。
療育センターに通うことで劇的に変わるというより、ゆっくり積み重なっていくものなのだと感じ始めていた。
最初の頃の緊張感は少しずつ薄れてきて、通うこと自体は自然になってきていた。
息子も、場所や流れには慣れてきたように見えた。
療育センターでは泣くことはなく、行くことを嫌がる様子もない。
ただ、できることが一気に増えたわけではなかった。
言葉はまだ少なく、落ち着きもその日によって違う。
うまくいく日もあれば、うまくいかない日もある。
それでも、少しずつ周りを見て動いているような場面は増えてきていた。
先生の話を完全に聞いているわけではないけれど、反応する瞬間はある。
前よりも、「全く分からない」という感じではなくなってきている気がした。
焦る気持ちは今もある。
でも、長い目で見ていくしかないのかもしれないと思うようにもなっていた。
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